美容と健康は裏切らない
美容と健康は裏切らない。
某有名ジムGの垂れ幕のように、
一時期私の頭の中に掲げられていた、
20代後半頃の座右の銘である。
マーガリン、飽和脂肪酸を使用した加工肉、
精製されたお砂糖、ラクトアイス
メイクを必ず落として寝る、
日焼けは出来る限りしない、
睡眠時間は6−8時間をキープする、
保湿は絶対、夜はアイクリームを塗る
今パッと思いついく
私の食べないリストと
守っているルールである。
(もちろん出来る限り!
であることは小さい声で言っておこう。)
9歳の頃、
こっそり使った母親の高級ピーリング洗顔、
それが私が美容に目覚める転機だった。
初めて使った感想を今の私の言葉を借りて言うと
え!やばい!肌色がワントーン上がって、
ざらざら感無くなって、肌ももっちりしてる!!
毛穴も目立たなくなってて、きめ細やかさ倍増!控えめに言って感動!笑
恐らくこうだ。
それから子供ながらに色白をキープしたいと日焼け止めを塗り、
週に1回はこっそり洗顔を拝借。
高校生になるとメイクにも目覚め、
細い眉毛に黒いアイラインで眼力マシマシの
若き日の私が出来上がっていく。
さて、題名に立ち戻ろう。
美容と健康は裏切らない。
そう、裏切らない。
極端な性格も災いして、
自分の根幹が揺らぐ出来事が起きた28歳の私の
最終的な心の拠り所になったのが美容と健康だった。
やったらやった分だけ帰ってくる。
そんな安心感が美容と健康にはあった。
今は昔ほど見た目に固執していないが、
それでも肌の調子が良かったり、
上手にメイクが出来た日はなんだか気分がいい。
あの頃、
メイクは着慣れた戦闘服だった。
仕事の時はこれ。
デートの時はこれ。
飲みに行く時はこれ。
今思えば、アニマル浜口さんばりの
気合いだ気合いだ気合いだ
で突っ走っていた。
日常の物足りなさや、承認欲求を満たすために。
しかしながら、
がむしゃらに突っ走る20代の私は
目標が自分でも分かっていないのだ。
それはそれはもう溺れるのである。
溺れに溺れて、もがいてもがいて、
人生最大のどんぞこは
自己変革だけでなく、
承認欲求のための美容を
遂に自分のためのものとして取り戻させてくれた。
美容を気にしているのは少しミーハーかな、
外見ばかり気にして中身空っぽって思われそうだな、
なんてひねくれ天邪鬼が脳内を占拠した時期もあったけれど、
今は美容を大切にしたい自分も私の大事な一部分だと思える。
なんだったら継続は力なり、
よくやったと褒めてあげたいくらいだ。
美容と健康は裏切らない。
脳内垂れ幕の大きさは少し小さくなったけれど、
私の永遠のテーマその1であることは間違いない。
健康(筋肉)についてはまた近日中に。