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白井屋ホテルというアート

例えば美術館で、
例えば博物館で、
一枚の作品の前で呆然と立ち尽くしたことはありますか。

コロナ以前、都内でひらかれる展覧会へよく訪れ、想像力を刺激してくれる出会いを楽しんでいました。

そういう場所へ訪れることは多かったにもかかわらず、それぞれの作品を観るのは長くても数分、、

何せ田舎から日帰りで行くわけですから、すかさず作品の脇に添えられたタイトルや解説をふむふむと読み込んで、限られた時間でできるだけのインプットを試み、なんなく納得したような気分になるのです。

いま振り返ると、それはほんものの鑑賞というより、作品そのものと作者の背景を照らし合わせるマニュアル的な鑑賞のような気がしてなりません。

しかし、そうしたアートとの初歩的な第一段階の接触を積み上げてきたからこそ、私の内側にある見えないアート思考はどんどん根を張り続け、いつのまにか五感と直感をフル稼働させて「表現」の魔法に浸れるようになってきたのかもなんて思います。

そして今、
このご時世に「白井屋ホテル」という作品に触れることができ、感動と感謝で心の中で拍手喝采です。

自宅から徒歩数十分の未知なるアートの世界に驚愕しました。

以下、これは写真として切り取らなければと感動した私の視覚です。

ロビーを抜けてまず目に入る光景。ここは本当に私の住む群馬県前橋市ですか
調理場内部が客用のカウンターと一体化している。美しや。
これはアサコイワヤナギの魔法と同類だ 行ったことないですが
絡み合うも決して溶け合わないすべての「軌道」
この作品のレアンドロ・エルリッヒが前橋に実際に来たときいて興奮
窓の外には見慣れた前橋の景色が広がっているのに、
カーテンをひとたび閉めればそこはもう異世界。
それにしても、朝陽ってなんでこんなにも神々しいのだろう
ここからみえるこの空間が私の理想の部屋


写真は一瞬。

一瞬は瞬く間に過ぎます。

でも、一瞬は永遠なのです。

まだまだ書きたいことがあり、食事編へ続きます。

   To Be Continued…


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