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自己紹介と番組づくりって、そっくりなんです

こんにちは。放送作家の板橋めぐみです。
テレビやラジオの企画・構成の仕事を始めて、かれこれ20年以上経ちます。
去年まで5年ほど大学講師として、メディア関連の授業を担当していました。
最近、一般の方々の自己紹介をお作りする
「自己紹介オーダーメイド」というサービスを始めたところです。


「放送作家の目」とは

前回は「日本人のほとんどの人は自己紹介が苦手、自分の魅力を自分でなかなか
見つけられない」「なぜ見つけられないかというと、みなさん『放送作家の目』で自分を見ないから」というお話を書きました。

では、この「放送作家の目」とはいったいどんなものなのか?
「放送作家」・・・本当に人それぞれ働き方は様々なのですが、
一般には、番組の企画を立ち上げ、
その内容をディレクターなどのスタッフと一緒に考え、ロケ台本をつくり、
ナレーションを書く、というのが主な仕事。
基本的には番組の企画から仕上げまですべてにわたってかかわります。

これら一連の番組制作の中で、特に放送作家が求められているのは、
(あくまで私見ですが)
予備知識なしに番組を初めて見る「視聴者の目線」。
ロケや編集を行うのがディレクターですが、
彼らにとっては苦労して撮影し編集した映像は我が子同然。
必死に撮影してきた素材はなるべく多く使いたいですし、
編集した映像は極力カットしたくありません。(もちろん、人によりますよ)
しかし放送時間には限りがありますので整理が必要…
そんなときに放送作家は(というか私は)、
「プロの目」と共に、番組を初めて見る「視聴者目線」で映像を見て
「視聴者にその情報は必要ないのでは」「視聴者は興味がないのでは」という
立場で意見するケースがとても多いです。

とにかくキビシイ「視聴者」の目線

で、この視聴者のみなさんですが、まあ、とにかく厳しいのです。
「面白くない」「つまらない」と思ったら瞬時にチャンネルoff
番組を見続けてもらう、さらには来週も見てもらう、
これは至難の技なんですね。

これって、何かに似ていませんか?
そう、自己紹介!!
自己紹介も最初の段階でつまづいたら、二度と振り向いてもらえません!
ましてや「次」につながるチャンスはゼロ。

どうやったら番組を見通してもらうことができ、
次の回も見よう、と思ってもらえるのか。
この番組づくりのワザ、
実は自己紹介にそのまま応用できるのです。


この続きはまた次回。


皆さんの魅力が開花することを願って、毎回、お花の写真をアップします。


 放送作家の「自己紹介オーダーメイド」にご興味のある方は、
こちらまでお願いします!  
https://www.megumi-itabashi.com/self-introduction

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