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コンセプトからプロトタイプまでのシンプル思考

行動パターンや集中点、優先順位づけ、どんなデザイン立案が可能か?を考えながら、自分の思考の癖を観察したり、デザイン思考の文献やデザイン関連書籍を読んでいると、依頼された時やアイデア出しの初段階で、「興味を持ち、共感することがとても大切」に改めて、そこがないと何も始まらないかも。。となりまして、その辺りのことを今回は、書いていこうかと思っています。

アイデアから改善提案で、聞き手の立場になる共感を

聞き手の立場になりながら「何をゴールとしたいのか?、どのようなことが不安で、どのようにしてみたいのか?、どれくらいの深度で考えていて、どんな予算感なのか?それから担当者の印象など」を寄り添いながら、穏やかに分解、解析、提案をしていきます。

共感を惹き出す「視覚情報のプロセス」

→コンセプト設定+プロトタイプ
1:
市場リサーチをして与件整理後、企業ブランディングの改変を提案
2:デザインとしての戦略を提案(ストーリー設定、グルーピング、ターゲティング、スケジューリング、予算など)
3:プロトタイプ設計(ユーザー心理+市場、使いやすさとブランディングに適した導線設計と適正な視覚情報

かつてレクチャーで使用していた図表:改善サイクルとリニューアル初段階

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リブランディングによるイノベーション

デザインといわれる領域の対応範囲は実は広いです。
かつて私は、グラフィックデザイナーでした。そこからデザインの企画制作会社を起業して紙媒体、エディトリアル、CI, LOGOTYPE、プロダクト、建築関連、ウェブなどアートディレクターとして関わらせていただき、コムデギャルソンのデザインルームやトランスコスモスのクリエイティブディレクターに転職するなど、紙からプロダクト、デジタル施策までデイレクターやプロデューサーとして、時々入るデジタルイベントも含めて時々棚ぼたの幸いのように賞までいただきながら、時々作品なども発表させていただき、小さいながら、少しずつ学びを深め、楽しみながら続けてきました。

企業の中長期的なビジネス戦略の中心にデザインは大きく関わることがあります。それがブランド構築とイノベーションのためのデザインになります。

成功事例、失敗事例、滞りなく行われた事例をヒアリングして、企業ブランディングをリサーチ、ヒアリングすることから始めます。

イノベーション提案

社会状況、ユーザーが求めている方向性、企業内で面倒だと思い置き去りにされている取り組みなどをリサーチすることから始めていきます。
これは結構楽しい取り組みです。寄り添わなくては成立できません。私たちのコミュニケーションは、楽しむことで笑顔の本質へ向かう。そんな面白さがあります。

●最近、読んだオススメの一冊
最果タヒ「恋人たちはせーので光る」
初期はネットで発表をしていましたが、映画になったり、書評がされたりインスタレーションがおこなわれたり、一見デザインとはあまり関連がないように見えるかもしれませんが、言葉と時代性を見るとき、共感する層や情景を思い描くとき、時々、私は最果タヒさんの詩集を読みます。

トップ画像は、普段おこなうことをワードとして抽出して、撮影していた写真と合わせたデザインです。デザインだけでは世界は変わりませんが、少し良くなるかも、面白くできるかもしれない。そんなことを思っています。


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