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マレーシア1部のクラブからのオファー

去年の話。シンガポールリーグ真っ最中の8月頃。

練習後、知らない連絡先からのメッセージが入っていた。

後で聞くとシンガポールでの元チームメイトの知り合いからだった。

マレーシアスーパーリーグに興味があるか?

これが最初のメッセージだった。

マレーシアのチームとは何回か試合したことあったし熱狂的なファンが多いことも知っていたので興味はあった。

あるチームが君に興味を持っているみたいだよ。そんな感じで言われた。

最初は、『興味だけかい』と少しだけがっかりしたのを覚えている。

その時の自分の成績はリーグ戦、AFCカップ合わせて28試合8ゴール10アシストだった。この時アシストランキングはリーグトップだった。

アシストじゃなくて得点もっと取らないと。足りない。そんな感じで少し焦っていた。

AFCカップとはアジアサッカー連盟(AFC)が主催する、アジアのクラブチームによるサッカーの国際大会で主にアジアの各国リーグの優勝、準優勝チームに出場資格が与えられる。この上の大会がアジアチャンピオンズリーグ(ACL)

突然の連絡から約1ヶ月後、マレーシアのクラブのGMからメッセージが届いた。

「残りの試合頑張ってね。観に行くから。注目してるよ。」

これは活躍次第では正式に話が進みそうだなと感じた。

この時自分のチームはリーグ準優勝を決めていて残りは国内カップ戦のみだった。

そのカップ戦でのグループリーグ、準決勝でそれぞれゴールを決めた。

実際に観に来ていたかどうかは分からなかったが、

その後、今年から加入することになるFELDA UNITEDというマレーシア1部のチームから正式なオファーレターが届いた。

このFELDA UNITEDというチームは2018年にAFCカップで対戦したことがあって、当時のスタッフは現在も数人所属している。

最終的にカップ戦は優勝することができて3年間で一番良いシーズンとなった。

2019年度は全試合合わせて10ゴール10アシストという結果で終わった。

後にそのチームとクラブハウスで契約締結したのだが

そこでそのチームの幹部やスタッフに

10ゴール10アシストしてたねー。アシストはリーグトップだったよね?

AFCカップのあのゴール素晴らしいねー。

など言われたのを覚えている。

しっかり観てるなー。そう感じた。と同時に

結果のことばっかり話してくるなーとも思った。

どんな試合でも誰が観ているか分からないし、簡単ではないけど

結果を出し続ければ誰かしら評価してくれる。

だからこそ結果を出し続けるための準備は必須だし、私生活の部分から24時間意識しないといけない。

1日の中で練習時間はほんの僅か。それ以外の時間をどのように使うか。

これは本当に大事だと思うし、これはプロになってより意識してる。

東南アジアのチームで外国人選手として入団して結果を出し続けられなければすぐクビ。

来年チームが無くなるかもしれないし、

シーズン途中で見切りをつけられて解雇なんてことは当たり前の世界。

正直チームが勝っても自分が活躍していなければほとんど嬉しくない。

チームが勝ってその場では喜んでいるが家帰って落ち込んでいるとか頻繁にある。笑

毎試合活躍することが求められるから

毎日危機感持って行動していく。

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