
【リケジョのお悩み相談】子持ち転勤族ミニマリストのお片づけ
今日は、リケジョ3名が集まって、ゆうさんの片付けの悩みに答えました。ゆうさんは、2人のお子さんがおり、旦那さんは仕事が多忙で不在がち。ご両親の手助けもあまりない状態です。そんな子育て真っ最中ママ・ゆうさんが断捨離をする方法を、きいろさん、めぐの二人がアドバイスさせてもらいました。
メンバーは3名です。
「シンプルライフで楽に楽しく」星野きいろさん
「理系女子のシンプルライフ〜時々アロマ〜」ゆうさん
「ミニマリストは世界を変える!」本多めぐ
ゆうさんの今の状況はこちら。
2人の子ども(3歳と0歳)の育児中
・旦那さんは仕事が忙しい
・遠方のため両親に頼れない
・賃貸マンション暮らし
== 目 次 ==
第1章 ミニマリストになり、息子がのびのび遊べる家に
1-1 ミニマリストになったきっかけ(きいろさんの場合)
1-2 おもちゃ整理はこうやって
1-3 モノを減らす4つのメリット
1-4 きっかけは本とミニマリストのブログ(めぐの場合)
1-5 片付けをスムーズにするポイント
第2章 ワンオペ育児で多忙。片付けが進まない
2−1「時間がない」の解決法は?細切れ時間にできること
2−2 ネットスーパーの活用
2−3 事前に献立を決めておく
2−4 有料サービスを使う、プロに頼むという選択も
2−5 大きなものはレンタルスペースを使う
2−6 大物の購入は慎重に
第3章 子供の物がどんどん増える!!
3-1 大きな物はレンタルを検討
3-2 小さなサイズを選ぶ・欲しい物をリクエストする
まとめ
=======
第一章 ミニマリストになり、息子がのびのび遊べる家に
1−1 ミニマリストになったきっかけ
ゆう:きいろさんがミニマリストになったきっかけを教えてください。
きいろ:ミニマリストを目指した一番のきっかけは息子です。余分な物が家の中にあると、子供が触って危なくって・・家の中で自由に遊べるようにスペースが欲しいと思いました。男の子なので、プラレールを廊下まで広げたり、小さい車を乗り回したりするんです。
めぐ:なるほど、息子さんが大きな理由だったのですね。きいろさんは転勤族ですから、転勤があるのも理由になりましたか?
きいろ:そうですね。度重なる引っ越しが捨てるきっかけになりました。転勤があるのは結婚した時からわかっていたので、大きな家具はなるべく買わないようにしてきました。とはいえ衣装ケースが増えていて、子どもが遊べる場所が減っていたんです。
ゆう:大型家具を増やさないのはいいですね。転勤族は、移動先の間取りがわからないですし、荷造りも大変。
きいろ:そうです。なので、プラスチックケースやカラーボックスといった、自由が効くものを選んでいました。
めぐ:転勤族のかたは、スチールラックなど活用されて、どんな場所に転勤しても対応できるようにしてますよね。
きいろ:実際、ミニマリストになって色々な物を処分しました。パソコン用デスクと椅子、ダブルのマットレスと布団、子供用棚、本棚です。
めぐ:パソコン用デスクも処分されたんですね!
きいろ:はい。ノートPCに買い替えて、机以外の場所でも作業できるようにしました。
ゆう:旦那さん、本は多くないんでしょうか?うちの旦那はマンガ好きで大量にあるんですよ。
きいろ:夫の本は、沢山ありましたが、話し合ってだいぶ処分しました。ホコリをかぶっていたのが理由です(読んでもいないし手入れもしていなかった証拠)。現在は、本棚を処分したので、洋服の断捨離で空いた衣装ケースへ入れています^^
1−2 おもちゃ整理はこうやって
めぐ:きいろさんは、おもちゃの断捨離が難しいそうですね。
きいろ:そうなんです。本人が手放したがらなくて。さすがにベビー用のぬいぐるみなどは処分しましたが、幼児用のレゴ(デュプロ)を9歳になっても遊んでいます。本人が遊んでいる物は捨てられません。
ゆう:まだ楽しく使えているなんて、いいおもちゃなんですね!お子さんは、おもちゃを処分することに対してどんな反応ですか?
きいろ:息子は処分に対してイヤだといいますが…最近は、年下のいとこにあげると言うと比較的スムーズに手放してくれます。
めぐ:もらってくれる人がいれば、お子さんでも気持ちの整理がつきそうですね。
1−3 モノを減らす4つのメリット
きいろ:モノを減らしたメリット4つはこちら。
・掃除がしやすい
・探し物が減った
・子供が広く遊べる
・狭い家で暮らせる(賃貸なら家賃が下げられる)
めぐ:家賃が下げられるのは現実的に大きなメリットと思います。転勤族だと引っ越しの度に家賃を下げるチャンスがありますね。そして掃除しやすいと主婦の負担が減る^^
ゆう:これを見てまた断捨離を頑張りたい、ちゃんと終わらせたいって思いました!
1−4 きっかけは本とミニマリストのブログ
ゆう:メグさんがミニマリストになったきっかけはなんでしょう?
めぐ:本です。カレン・キングストンさんの「ガラクタ捨てれば自分が見える」という海外の断捨離本で、部屋を片付けないと色んな弊害があることを知りました。体と部屋は繋がっているので健康にも影響があるというのが驚きで。その後はいっきに捨て始めました。
めぐ:数年後、ミニマリストのブログを見つけた時が2度めのきっかけです。物が極端に少ない部屋を見て衝撃を受けて自分もまだ減らせると気づき、さらに減らしました。ミニマムにすると掃除もラクで管理の手間が不要になるので、ミニマリストにハマりました。
ゆう:ガラクタ本はかなり昔に出版されていますよね。私もその本を読んで、片付けしました。
めぐ:あの本はバイブル的存在だと思っています。こんまりさんの「人生がときめく片付けの魔法」のような。
きいろ:私もガラクタ本を読みました。確かに衝撃を受けましたが、あまりにも生活がかけ離れている気がして、その時は行動は起こせませんでした。
めぐ:そうですか。細かい内容はともかく説得力があり、危機感から捨てましたね。たぶん私は怖がりなんだと思います・・。あとは子供がいないので、比較的家の中は自分の自由にできました。
1−5 片付けをスムーズにするポイント
ゆう:じゃあホントに、ミニマリストらしいガラーンとした部屋に?
めぐ:旦那さんの部屋以外のスペースは私が管理しているので、家の中にモノは少ないです。ただ、新婚時代に購入した大物家具が場所を取っています。ダブルベッド、背の高い食器棚、ソファも今なら絶対買わないですが・・現在もあります。
ゆう:旦那さんの部屋以外は管理、というのは境界がはっきりしていていいですね!
めぐ:そうそう、ハッキリしてるので、旦那さんの部屋以外のものは、自分でさっさと決めて断捨離できる。これがスムーズに片づけられた理由かもしれません。
第2章 ワンオペ育児で多忙。片付けが進まない
ゆう:独身時代は物は少なく快適な暮らしをしていたのですが、結婚出産で家族が増えると同時に物も増えました。いま、自分の管理できる量を完全に超えています。探し物にかかる時間や、掃除の手間を省くために物を減らしたいのです。
めぐ:もともとは、ミニマムな暮らしをしていたのですね。でもお子さんが二人できたら、コントロールできなくなったと。
ゆう:そうなんです。夫は残業が多く親も頼れないため、できる限りやってはいるのですが・・。
で、自分なりに、うまくいかない理由を考えてみました。
・片付け時間が細切れにしかとれない
・持ち主が自分以外の物がある
・子供の成長に合わせて新しい物がどんどん増える
・入ってくる物のコントロールができない(子供へのプレゼントなど)
地道にやるしかないかな、と思っているのですが、終わりが見えません。既にミニマリストな生活を続けているお二人に、アドバイスやコツを教えていただきたいです。
2−1「時間がない」の解決法は?細切れ時間にできること
ゆう:子供が小さいので、片付けのためにまとまった時間を取るのが難しいです。細切れ時間で、なんとかしたいのですが思ったように進みません。
きいろ:細切れ時間は、子どもが小さい時はしょうがないかなぁという感じがします。実際、私は当時、片付けできませんでした。ただ、「今は引き出し1つ分だけ」など小さな範囲を決めると区切りがつきやすいのではと思います。
ゆう:そうですね。小さな範囲なら進めやすいです。こんまりさん流の全部出す、というのはちょっと難しいなと思ってます。
きいろ:全出しはハードルが高いと思います。まとまった時間が必要ですし、子どもが触りますしね(苦笑)
きいろ:あと、よくTwitterで見かける捨てたものを写真で撮るのは、達成感があっていいなと思います。
ゆう:私、いくつかツイッターの片付けタグに参加してます!お蔭で「意地でも何か捨てよう」という気になるんです。
メグ:できる方法を探して行動するのはえらい!ツイッターというツールの活用も賢いです。他人がやっている工夫を取り入れるのも上手。
ゆう:ありがとうございます。お悩み相談なのに褒められた^^
きいろ:私は息子が小さい時はあきらめていたので、すごいと思います。
ゆう:ブログをやっているから完全に諦めずにいれるのかもしれません。周りの影響が大きいのかも。
きいろ:周りの影響は大きいですよね。モノが多い家にずっといたら、それが当たり前と思ってしまうと思います。
ゆう:ミニマリストのブログを読むだけでもモチベーション上がります。
メグ:ブロガーは情報に敏感ですからね。必然的にそうなるかも!ブログの効用1つ見つけました。
2−2 ネットスーパーの活用で買い物の手間を減らす
きいろ:子供が小さいうちはネットスーパーの活用はいかがでしょうか?重たい物を、子連れで買い物するのは大変でしょう?
ゆう:片付け時間を作るためにすぐにやりたいと思います!今は生協だけ使っていますが、さらにネットスーパーも使ってみますね。
メグ:重たいものはネットスーパー便利ですよね。私、車無いので活用しています。お米とか、トイレットペーパーなどかさばるものも。
▷メグのネットスーパーまとめ記事はこちら
有料サービスを使う、プロに頼むという選択も
メグ:例えば家事代行サービスを頼むのはどうでしょうか?掃除を一部お願いしたり、料理作ってもらうとか。または、短時間の外出してリフレッシュするために、子供を預けるとか。
ゆう:全然考えつきませんでした。母親なら、家事を全部やらなくてはいけないという思いこみで、選択肢になくって。
きいろ:私も母親が家事を全部やるという思い込んでいました。専業主婦の母をずっと見てきたからかもしれません。同じように考える読者も多そうなので、少しでもラクになってもらえたらいいですね。
きいろ:便利家電(食洗機、乾燥機、ルンバなど)を活用する、というのは?
ゆう:家電はわりと取り入れているほうです。ルンバ以外すでに使っています。
メグ:おおー、さすが。その辺はリケジョなのでぬかりないですね^^
ゆう:自分の時間を作るための、ネットスーパー、家事代行、便利家電への投資は必要経費だと割り切るのもありですね。
2−3 事前に献立を決めておく
きいろ:家事の時短についてはどうでしょう。献立を固定する、洗濯物をたたまないなどの工夫などもできると思います。
ゆう:はい、2週間分の献立を決めてしまったのは大成功でした。料理が苦手なので日々のメニューを考えるのが苦痛で・・お蔭で、かなり精神的にラクになりました。
参考:【料理克服作戦】もう今日の夜ごはんに迷わない!2週間分の献立を決めました。
きいろ:良かったですね。献立について旦那様の反応はどうですか?
ゆう:旦那は気づいてません。2週間に1度出て来たところで「またこれ?」とはならないようです。あとは、ちょくちょくスーパーの総菜や、宅配も使っているので、変化がつけられていると思われます。週末は外食もしますし。
メグ:スーパーのお惣菜は私も使いますが、目先が変わって喜ばれます^^最近のお惣菜は、種類も多いしリーズナブル。
ゆう:管理栄養士のメグさんに、惣菜でもいいと言ってもらえると安心。
2−4 大きなものはレンタルスペースを使う
メグ:レンタルスペースなど、外に場所を作って保管するのはどうでしょうか。
ゆう:レンタルスペース!悔しいですがそれもアリですね。しばらく家の中から無くしてみて、それでやっていけるとわかれば処分する決心がつくかも。
メグ:大物は家の中に持っておくのが難しくないですか?例えばお雛様、五月人形、クリスマスツリーとか。ご両親は、孫にあれこれ贈りたいだろうと思うんですけど・・。
ゆう:そうなんです・・・初孫フィーバーの気持ちはわからなくもないので。
きいろ:旦那様にレンタルスペースの話をすると、「じゃあモノを減らそうか」という方向になるかも?私の夫に話したら、きっと「もったいない」と言うと思います。
メグ:モノが多いとストレスが溜まるので、ストレスをお金で解決するのはアリだと思います。子供だって、広いスペースで遊びたいと思いますし。
ゆう:貸しスペースを夫に相談するのはいいですね。OK出たら使う、NGなら減らす。どっちになってもいいです。
きいろ:レンタルスペースのことをご両親にも話すと、置き場所がないのがわかってもらえるかもしれません。
メグ:そう思います。物を持つのにお金がかかる、ということも具体的に説明すれば、負担だというのが伝わりやすいのでは。
〜後日談〜
早速、夫に相談しました。「レンタルスペースなんてもったいない、使っていない部屋においておけば」とのことでした。私はそのスペースをカラにしたいのにな。笑
2−5 大物の購入は慎重に
きいろ:あとは、そもそも物を買わないで、レンタルの活用はどうですか?ベビーベッド、チャイルドシートなどはどうでしょう?
ゆう:ベビーベッドなどはレンタルしました。処分の手間がないのが一番良かった。
きいろ:その他に小さなコツですが、物を買う時に「サイズを小さくすると同じ予算でもいいものが買える」というのを覚えておくと良いと思います。
ゆう:いいですねそれ。小さな方が保管しやすいし、良い物ならなおさらいい。
きいろ:目安の大きさを決めて、メジャーを持って買物に行くといいですよ。複数の店舗で見比べる時もメジャーがあるとサイズを正確に測れます。
ゆう:メジャー持って行きます!笑
第3章 子供の物がどんどん増える!!
3−1 捨てづらい物その1・子供の手作り作品
メグ:旦那さんは断捨離に協力的ですか?
ゆう:んー、夫は物欲がなくて自分で物を増やすことは少ないのですが、一方で捨てられないタイプなんです。子供の手作りの作品は特に思い入れがあるようで・・私が一生懸命に説得して処分しています。
きいろ:私も同じです。子どもの作品は夫が捨てたがりませんが、強引に減らしています。似たようなものがあると「この中から1番を決めよう」と声をかけるのは効果があります。
ゆう:きいろさんのお宅もですか。どこも一緒ですね。収納するスペースの大きさを決めて、こまめに夫や子供と相談しながら見直していきます
3−2 捨てづらい物その2・プレゼントで頂いたもの
メグ:子供へのプレゼントは、自分から欲しい物をリクエストするのはどうでしょう?図書券など場所を取らない物ならコントロールしやすいのでは。
ゆう:図書券は義両親が自分たちで絵本選びたいようなので、私からは怖くて言えません。子供たちがもう少し大きくなったら、その案使います!自分たちでドリル選ばせます、とかなら納得してもらえそう。
きいろ:お孫さんのことがとても可愛いのだろうなぁと感じます。子どもが大きくなると本の好みも出てくるので、一緒に選んだりできると思います(^ ^)
まとめ
片付けの時間を作る案
・ネットスーパーを活用して買い物を時短
・家事代行サービスなどを利用する
・献立を事前に決めて悩む時間をカット
増える子供のモノを減らす方法
・物を所有することにはお金がかかることを意識する
・大物はレンタルも検討
・同じ予算なら小さいものの方が良いものが買える
・子供の作品はこまめに見直し
・(関係性によるが)プレゼントはリクエストする
アドバイスを終えて、ゆうさんの感想
メグさんもきいろさんも共通していた「物を所有するにはお金がかかる」という考え方が、大事だなと感じました。
また、新しいものを購入するときには「同じ予算なら小さいものの方が良いものが買える」という考え方を忘れずにメジャーを持って行くことにします。
自分たちの毎日の暮らしを快適にすることと、これからも付き合いのある親戚との人間関係を壊さないこと、ちょうどいいバランスを探ろうと思います。
〜以上終わり〜
リケジョ3名のトーク、カバンの中身公開編はこちら。
その1 【リケジョのバッグを公開!前編】2人育児中でもスッキリ!ミニマリストゆうさんのこだわりアイテムと工夫。
その2 【リケジョのバッグを公開!中編】モノ選びの基準は「長く使える・軽い・価格」星野きいろさんのこだわりグッズ紹介。
その3 【リケジョのバッグを公開!後編】ミニマリスト歴の長いメグさんの持ち物をご紹介
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!