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【妻のターン】40代の川上弘美作品

みなさん、こんにちはー。
残暑厳しい毎日、ハウアユ?

本来は夫のターンですが「ぐぬぬ」と言っていて
更新が難しいご様子なので、代打・妻。

吉祥寺・ブックマンションに
今、並べている選書について書きます。

今回の選書は私担当。
題して『40代の川上弘美作品特集』

川上さんは三鷹にお住まいらしく
吉祥寺での目撃情報多し。

一度お見かけしたときはストレートの黒い長髪が印象的でした。
スラっとされていて、髪をなびかせて歩いていった横顔も。

今日紹介する3作品はどれも
川上さんが40代で書いたもの。
物語は軽やかだけど、心に残る場面やセリフや登場人物の数々。
ものがなしかったり、奇妙だったり、にやりとしたり。
晩夏にぴったり。


それでは1冊ずつ、帯に書かれた文章と私の感想ほんの少し紹介します。

「古道具 中野商店」
帯の文言はこちら。

役に立つ皿
役に立つ棚
役に立つおとこー


これは店主・中野さんが「妙な節まわし」で突然歌い出した歌です。
行ってみたいな、このお店。


「ニシノユキヒコの恋と冒険」
帯の文言はこちら。

どうして僕は
きちんと女のひとを
愛せないんだろう。

「きちんと」って、どういうことだろね。
会ってみたいな、ニシノくん。


「ざらざら」
帯の文言はこちら。

この瞬間も
いろんな人が
いろんな場所で
いろんな相手と
恋をしている


2002年から2006年に「クウネル」で連載していたものをまとめた23の掌編小説。
どの物語もよみたくなる書き始め。

川上さんの作品は、衝撃!どんでん返し!とかではないけれど、展開の中で密やかにええーとなったりして、返って長い間記憶に残ります。
近年の作品は読んでないけれど、また手を伸ばしてみましょうか。


今日ご紹介した本(と私たち夫婦が作った英語本)を置いている吉祥寺のブックマンションですが、今は水・金・土・日の13時-17時OPEN。
私たちの棚はNo.84です。

いろんな棚が個性を放ってます。眺めていると時間を忘れます。
お近くにお越しの際はぜひ覗いてみてくださいまし。

https://www.facebook.com/%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-435292657063807/

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