見出し画像

noteに入社した。面接から入社まですべてリモートだったので感想を書く

タイトルの通り5月1日にnoteにエンジニアとして入社した。やったぜ!

自分が今使っているサービスを開発していることに喜びが止まらない。少しでも良いサービスにしていけるようにがんばります。

-----------

転職できたのはうれしいことなんだけれど、残念なことにコロナの影響で面接→入社→現在までリモートで仕事をしており誰にも直接会えていない。それどころかオフィスに行ったことすらないのである。

「俺って本当に入社したの…?」とたまに不安になることがある。本当は無職なのに会社に入ってるフリだけして5月が過ぎていたとしたら地獄でしかない。

僕は面接からすべてリモートだったのは今回が初めての経験だったのだけれど、これからはリモートですべてを済ますのは一般的なことになっていくんだろうなとも感じた。現に今普通に働けているわけだし。


ということで今回の記事では「面接」「入社前」「入社後」という3点についてリモートを通して感じたメリットとデメリットをざっくりと書いていきたいと思う。もともとリモートやっている人からしたら「当たり前じゃん」みたいな内容は多いかもしれない。

これからリモートで面接を受ける人や、面接する企業の方々に0.003mmくらいでも役に立てってくれればうれしい限りである。

(以下はあくまで個人の感想です)


面接

リモート面接は超ラクでよかった。というか新卒で地方から面接のためだけに来るの辛いだろうし、全部の企業がリモートになってほしいという気持ちが強くなった。


メリット

家とか会社で面接を受けられるの最高

なによりも良かったのは「自分の会社から面接ができる」という点だった。面接のために午前休にしたり、有給をとって会社休んだりする必要がなく、昼休憩に会議室とかでちょろっと面接ができるのだ。

転職する人にとってはこれは最高。(現職の職場からしたら最低)

対面ほど緊張しないので気持ち的に楽

リラックスして面接ができるという点は大きい。

何社かリモートで面接を受けたけれど変に緊張して「いつもの通りの感じでしゃべれなかった…」ということは一切なかった。

あと面接する側が自宅からとかだと「自宅からですいませんw」と、ひと笑いがあってから始まるので和む。

カジュアル面接に応募しやすい

リモートだとカジュアル面接の心理的なハードルが低くて応募がしやすかった。

応募欄で「カジュアルに一緒に食事しましょう」っていうのを見るたびに「全然カジュアルじゃねーよ!!!!!!!」って毎回思ってた。


デメリット

「もう一回言ってもらっていいですか?」と言いづらい

zoomなどで面接するので音声が途切れたり、聞こえづらいことがよくある。そのときにこっちから「もう一回言ってもらえますか?」というのが申告しづらい。

これに関しては面接あるあるだと思うけど、リモートだと途切れることが多いから難しい点だ。

好感触なのかどうか分かりづらい

面接していると雰囲気で「あ、これはいけそうだな」とか肌で感じるときがあるけれど、リモートでやっているとそれが全然わからない。合否のメールが来るまで本当にどっちか読めなかった。

初対面の人間かつリモートだと相手の気持ちを読むのって相当な修行積まないと難しい。ナメック星で気配を消したクリリンと悟飯の気を探るベジータくらいの集中力が必要。

ズルいことが色々とできそう

やろうと思えばズルがいくらでもできそうだな思った。

例えばどんな質問がされるのかの予測ができればカンニングペーパーが作り放題だ。相手からはこっちの画面は見れないので、聞かれるであろうこととかをPCに書いておけばよさそう。音声にさえ気をつけてればググることもできそうだし。

ただ↑に関しては技術職だとそんなカンニングペーパーは役に立たなさそうではある。カンニングペーパー作っているレベルだと質問を深く突っ込まれた時点で終わりだし。

家のネット環境が整ってないと辛い

この点に関してはこのあとにも当てはまってくるのだけれど、家のネット環境が貧弱だとその時点で終わる。ポケットwifiだと弱くて音声がとぎれとぎれになりそうで辛い。

この先、どんな職業だとしても自宅のネット環境を整備するのは求められそう。


入社前

Macも郵送で送られてきたし、手続きもSmartHRで完了だったので特に困ることはなかった。VPSにつなぐ設定とかも資料化されてて楽だった。

これからリモート面接とかで対応をしていく企業は、

資料揃えたり、
VPSの設備整えたり、
今までの会社のルールを変えたり、
使ってるサービスのアカウント関連を洗い出したり、
経理面どうするのか決めたり……

とか死ぬほど大変だと思う。ありがとうございます、こちらは本当に楽でした。


メリット

手続きがとにかく楽

リモートで入社するような会社だと、おそらく紙で資料を書くことがほぼないと思う。Web上ですべてが基本的に完結する。

副業とかで契約するときにクラウドサインとか何回か使ったことあるけど本当に簡単でありがたい。

連絡はチャット & ビデオチャットがあれば基本的におk

エンジニアからすると紀元前からの文化なのだけれど一応記載しておく。基本的にこの2つが揃っていれば連絡で困ることはない。メールについてはサービスの登録用くらいにしか使わない。

あとnoteの場合はMacが郵送できたので、入社する前に会社のSlackグループに入れてもらえていた。先になんとなくの会社の雰囲気を覗くことができたのはよかった。


デメリット

前日になっても入社する実感が沸かない

入社日の前日とかは「明日本当に転職するんだよね?誰かと間違って採用されてないよね?ドッキリじゃないよね?」と心底不安になった。水曜日のダウンタウンという言葉が頭の中でリフレインした。

あと、これから行くであろう自社のオフィスの写真を見ても実感がまったくわかない。楽器屋の外からトランペットを眺める少年と同じ気持ちだ。入社というのもすべては憧れ、幻、そして夢なのかもしれない……(世にも奇妙な物語の音楽が流れる)


入社後(現在)

メリットに関しては入社前とほぼ同じ。チャット&ビデオチャットがあれば仕事ができる。もともと僕は家で仕事することも多かったから生活もあんまり変わってない。

noteだと全員が参加する全社会議があり、そこで業績の報告やら社長である加藤さんの話を聞くことができる。また「新入社員向けの〇〇機能の説明」というような説明会も開催してくれるし、リモートでのWelcomランチも何度かあった。

リモートだとこういった会議のあるなしで会社への気持ちの入り方が段違いなことが今回体験してみてわかった。「あー、入社したんだな」という気持ちがここで初めて湧いてくる。


メリット

オフィスに行かなくていい

入社後のメリットはこれに尽きると思う。

というか入社後のメリットがあんまり思いつかなかった。さっきも書いたけど以前からリモートで仕事しているから生活に変わりがない。


デメリット

入社した実感がやっぱりわかない

今回のこの記事に関してはこれが言いたいことのすべて。

僕は仕事って全部リモートでもいいんじゃないか派だったのだけれど、やっぱり対面で会わないと気持ちが入りづらい部分があるんだなと体感してわかった。

最近少しずつ入社した気持ちも湧いてきてはいるけれど、それでも「よっしゃ!入社したぜ!!」という気持ちは薄い。副業で仕事を受けたときの感覚に近いのかもしれない。

社員がどんな人なのかまったくわからない

これも一つ前とほぼ同じ感じ。

本人に会う→チャットだと相手がどんな人なのかわかっているので気軽にやりとりができるが、チャットから始まると相手の空気感が読めない部分が多々ある。

というかどの部署のなにをやっている人なのかもわからないこともけっこうある。(社員紹介があるのでそれで調べることはできる)

イラストアイコンの人とチャットでやりとりしていると、バーチャルユーチューバーと仕事しているような感覚になってくる。それはそれで想像が広がって楽しいのだけれど。

本人に直接会ったときに緊張して関係値が0からになりそうという懸念もある。チャットでは何回もやりとしているのに「あ、はじめまして」的な。オフ会みたいだ。



結論:身体的には楽だけれど、気持ち的には微妙な部分もある

当たり前だけれどリモートにも良し悪しがある。特に「入社した実感が湧かない」というのは同時期に入社した人も言っていたことなので、僕だけの感情論ではないようだ。

ディレクター職の人だと対面で会ってコミュニケーションとるの大事だし、エンジニアより辛いだろうなーというのも感じる。

それでもnote社の場合はSlackでなんでもない雑談が業種に関係なく盛り上がったり、全社会議で自己紹介をすると「megaya!!」「megaya!!」と僕の名前をチャットに入れて盛り上げてくれたり、わからないことを聞けば1分以内でほぼ誰かが答えてくれたりと、対面はしてないけど温かさは感じられる。

他の会社がどうやっているかはわからないけれど、少なくとも「誰もかまってくれないし、誰も見てくれない!あたしの生きてる意味ってなんなの!!」みたいなリモートメンヘラになることはなさそうだ。

------------------

ということでリモートの感想は以上。

改めてこれからがんばっていきますのでよろしくお願いいたします。

エンジニア、コーポレートIT担当など様々な職種を募集しているみたいなのでこちらもよろしくお願いいたします。


ちなみに本当に心からリモートでよかったと思った瞬間は、全社会議で自己紹介をしたときだ。リモートと言っても大勢の前で自己紹介するので緊張して口の中がカラカラになっていた。おそらく口が臭くなっていただろう。それがバレなくてよかった。リモートで心底よかったと安心した。

最大のメリット:臭いを気にしなくていい


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?