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劇場版 定期試験

配属先の学校は今まさに期末試験真っ盛り。
生徒を見ながら私が高校生の頃の定期試験のことを思い出してみる。

英語と生物は好きでまとめノートを作った
そのノートにお茶をこぼしてふにゃふにゃにしたこと
最終日は恋人と遊んでいたこと(青春!)

配属校の学校のテストで一風変わったものがありました。教科はスペイン語。私達で言うところの国語。

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劇してました。

テスト開始時刻が近づくにつれて、高校1.2年のクラスが講堂に集まってきます。

朝8時 スペイン語期末試験開演

クラスによって出し物の内容は異なります。
劇、歌、そしてダンス(スペイン語どこいった)。生徒は舞台セット、衣装、音響等まで準備して向かいます。

司会者(スペイン語教員)も各クラスが終わるごとに
”エクセレントだ” ”むっちゃ良かったよ”とマイク越しの激励する。
観客(他クラスの生徒)は歓声や拍手、太鼓を鳴らして激励する。なんとも不思議な空間でした。

そこで私は思ったわけです。
“どうやって評価してるんやろう”
生徒によってセリフの数も違うし、セリフがない生徒だっていました。

2日後、よく話すスペイン語の教員(女性)に聞いてみました。そして評価項目を見せてくれました。

責任感•衣装・道具・貢献度・語彙など、8項目ほどありました。

スペイン語とは一体...

続けて彼女は言いました。
暗記だけの授業にしたくないのよ
生徒に言葉を考えさせて、話させたいのよ

評価項目はさておき(置いていいのか)、パナマ人教員がこういう考え方をしていたことに驚きました。
理科でもまさに目指しているのはここです。それは日本の教育現場も同じ。

定期テストとして実施することで生徒に一定の強制力を持たせつつ、創意工夫を促す評価項目を設ける。

私が高校生だったら、、
やっぱり定期テストとして劇はちょっとつらいかなぁ笑
でも、普段の授業でこんな活動があればもう少し英語を好きになってたかもしれない。

でも、もう一度受験勉強はご勘弁

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