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広島旅。 |人生初の聖地巡礼は、厳島神社

先日投稿した、雨の岡山旅。

このとき、せっかく中国地方まで足を伸ばしたのだからと、新幹線に乗って、広島県を訪れていた。


実は広島にも、大学時代の友人が暮らしていた。岡山住みの友人と3人で、日帰り弾丸旅行を決行。

広島の友人は、大学時代に、イタリアのオリーヴ農家にホームステイしていた経歴を持つ。

その経験を活かし、日清オイリオに就職するかと思いきや全くそんなことはなかったのだが、私たちの中で「あいつは日清オイリオで働いている」と冗談を言うのが慣例になっている。

そんな日清オイリオで働いている友人の車で、雨の降る中、厳島神社へ。



「平家物語」の聖地巡礼へ


岡山同様、広島も今回が初上陸である。

広島に来たら、絶対に訪れると決めていた場所がある。日本三景のひとつにも数えられる名所、厳島(宮島)だ。


1ヶ所目 〜厳島神社〜

私が愛してやまないアニメ「平家物語」の中に、厳島神社が登場する。

なかなか子供を授からない徳子のため、重盛やびわたちが厳島神社を訪れ、舞と音楽を捧げるのだ。

アニメ「平家物語」より
アニメ「平家物語」より

「平家物語」が好きすぎるあまり、以前noteを書いたこともある。

1168年頃、平清盛によって建立された厳島神社。平家にゆかりのあるこの場所が、私にとって人生初の聖地巡礼スポットになった。


フェリーに乗って、本土から厳島へ。

「平家物語」では、移動中びわが船酔いで苦しんでいたことを思い出す。

そして遂に、海に浮かぶ朱塗りの神社が、眼前に!

「朱丹の大鳥居」と称される、あの真っ赤な鳥居も本当に海の上に建っている!

私が訪れた時間帯はほぼ満潮で、海上を漂うように建立された神殿が、非常に神秘的だった。

既に複数回訪れたことのある友人2人はそっちのけで、ひたすら感動と興奮に浸る。

悪天候なんて関係ない。嬉しさのあまり、平家の人々のように、能舞台で舞を踊りたい心境だった。


2ヶ所目 〜原爆ドーム・平和記念公園〜

厳島から広島駅に帰る途中、原爆ドームと平和記念公園に寄り道。


原爆ドームは、日本史の授業で知識としては知っていたものの、いざ実物を目の前にすると、足がすくんでしまうような畏怖を感じた。

言葉を発することができなかった。同じく無言になった友人と3人、ドームの周りをゆっくりと一周する。

あのとき、それまで体感したことのない種類の時間が、私たちの周りを流れていたように思う。ドームの周囲だけ、他とは違う種類の時間が流れているようだった。

広島県物産陳列館として賑わっていた頃の映像がふと重なり、過去と現実が混在しているような、不思議な時間の流れだった。

そのまま平和記念公園を歩き、原爆資料館へ。

資料館を訪れたのは良かったのだが、入館した時点で、なんと閉館1時間前。館内は意外に広く、後半は終始駆け足。残念ながら、じっくり見て回ることはできなかった。

過去の人類の非道な行為に、ひどく精神がすり減った1時間。でも、原爆資料館で駆け抜けるように過ごした1時間は、私の人生において、なくてはならない時間だったと思う。


おまけ 〜広島で食べた美味いもん〜

岡山旅に続き、今回の広島旅で食べた、美味しいものたちをご紹介。


お好み焼き。
揚げもみじ。
焼き牡蠣。
牡蠣飯。
穴子。



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