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【トロントの冬】どんな服装で乗り切る?

2018年~2019年をトロントで過ごしましたが、特に寒い年というわけではなかったにも関わらず、確か5月もウルトラライトダウンを着ていました。
そんなトロント生活を振り返って冬の服装について書き留めてみます。

冬の気候

トロントの冬というと、まさに極寒。最高気温が0℃に達しない日も多く、「寒さ対策」は留学における一つの課題になりえます。北側のエリアになるともっと寒いですね。

コート編

コートだけは、現地調達をオススメします。
カナダで売っているコートは、暖かさが段違い。値段も段違い。(そんなコートがあってもなお寒くてたまらないと言うのが恐ろしいですが。)
昨今日本でもカナダグースのコートが人気ですが、日本で販売されているカナダグースは日本の気候に合わせて暖かさを軽減させた(なんていえばいいんでしょう?薄くした?)ものだという話も聞きました。つまり、従来のカナダグースを日本で着ると“暖かすぎる”のだと推測できますね。

結論から言うと、コートの中に着込めば日本のコートでもカナダの冬は乗り切れます。ただ、間違いなく辛いと思います。

価格帯

2018年冬当時の物価感覚にはなってしまいますが、私が購入した『TNA』のコートは、300ドル程でした。それがベストセラー商品だったようで、街中で同じコートを見かけない日はないほど。大人気のコートが300ドルぐらいということは、それが一般的な相場といってもいいかもしれません。(しかしながら、一度の冬を越したい留学生には辛い出費ですけどね…。)
私の意見では、
ハイブランドのコートが欲しい人は、800ドル以上
売れ筋アイテムでOKな人は、200〜300ドル
安さを優先させたい人は、150ドル前後(or 買わない)
を目安としていいのではないかと思います。

Myコートのお気に入りポイント

私の買ったコートを例にご紹介します。

  • とにかくあったかい(東京で着たら暑い)

  • 洗濯機で洗える(乾かすのだけちょっと大変)

  • 丈が長い(お尻まですっぽり隠れる)

  • フード内側のファー(帽子・耳当ていらず)

  • ウォータープルーフ(10時間土砂降りの中にいたら流石に浸水しました。真似しないでね。)

  • 大き目ジッパー/マグネット

ジッパーの目が大きめなのと、フロントのジッパーをカバーする部分・袖の部分(説明できない)・ポケットのカバーなどにマグネットが内蔵されており、手袋を外さなくても着脱しやすい!
値段以外のデメリットとしては、非常に重いことです。細いプラスチックのハンガーは折れちゃいました。着たら関係ないので平気です。

その他防寒具編

ヒートテック

渡航前にカナダ人に「室内が暖かいからヒートテックはいらないよ!着たら暑いよ!」と言われたのであまり持っていかなかったのですが、いります。めっちゃいります。
たしかに新しいショッピングモールなど、建物によっては暖房が強いです。家屋にもセントラルヒーティング(暖房システム)があります。ですが、1日の大半をどこで過ごすでしょうか?
私の場合、語学学校は古い建物でしたし(暖房の効きが甘い部屋もある)、バイト先①も古い建物でしたし、バイト先②も通り沿いがガラス張りの古い建物でしたし、そして当然移動するためにお外に出ますし、交通機関の車内はたいして暖かくないうえに滞在時間は短いということで、十分暖かい場所にはあまり縁がありませんでした。住んでいたのも地下のお部屋でしたので、暖房つけても寒かったです。(お部屋を探すなら冬は2階/夏は地下のお部屋がおすすめ!)
毎日のようにヒートテックを重ね着していました。ぜひ極暖いっぱい持って行ってください。※現地で買うと日本より高いです。

カイロ

カナダでは売っていません。がんばれば入手できるかもしれませんが。どうして普及しないんだろうと不思議で仕方ないのですが、よーく見ると、みなさん手にコーヒーを持って歩いているんです。ティムホートンでもスタバでもなんでもいいんですが、ホットドリンクがカイロの代わりをなしている説が有力です。(私調べ)
持っていくと活躍するとは思いますが、"一冬分"となると嵩張るのでカナダスタイルでホットドリンクで凌いでみてもいいのでは。日本土産としてはユニークですので、ウケはいいと思います。

マフラー

マフラーが絶対に必要なのは、息をするためです。マイナス10度を下回ると、息を吸うたびに鼻の中や喉の奥が凍り付く感覚になります。(冷凍庫に頭を突っ込んで勢いよく息を吸うと疑似体験できるかもしれません。)
そんな日は、マフラーで鼻と口を覆うと快適に呼吸ができますので、お忘れなく。

スノーブーツ

トロントは積雪量が多いわけではないのですが、一度降るとなかなか融けません。暖かさとウォータープルーフが必須です。というのも、雪が積もっている時期ではなく、大量の雪が融け始めた時期が一番大変です。雪が融けてもびっくりするぐらい水気が捌けません。町中が水溜まりだらけになります。(絶対にまたげない・避けられない場所にたくさん出現します。氷に見えても、実は水に等しいシャーベットだったという罠もあります。)ウォータープルーフの靴でないと水没しますし、汚れますし、冷たいです。
私の場合は、現地で200ドルのスノーブーツを購入しました。もっと安いお値段でも十分と思われますので、雪の水たまり対策をおすすめします。ブーツでも滑るは滑るので、そこはただただ気を付けてください。

防寒具とは少し違いますが、傘はほとんど使いませんでした。霧雨のような雨が降るので、フードを被って凌ぐ人が多いようです。長傘は必要なく、小さめの折り畳み傘があれば問題なさそうです。

番外編(仕事探し)

服装と関係ありませんが、冬のお仕事について書きます。
冬は残念ながら求人が減る傾向にあります。飲食店であれば、夏はテラス席(パティオ)があるお店が賑わいます。つまり席数が増えるので、人手が必要になります。そしてチップも稼げます。一方冬は、お外の席は一切使えないうえに、夏と比べたら出歩く人の数が段違いです。
業種によっては季節に左右されることはありませんが、滞在期間が限られるワーホリでは「働きはじめる時期」を考慮のうえ渡航時期を決めるのもいいかもしれません。

まとめ

大変な冬ですが、楽しい思い出もたくさんできますので、ぜひあったかくして楽しんでください!

アメリカのスポーツリーグが好きすぎてワーキングホリデーで留学。(2019年秋に帰国) 英語を学び、スポーツ観戦に明け暮れ、そんな経験をシェアしていきます。 英語学習についてと野球観戦記を中心に更新しています。