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先生も教えられない数学の使い方:一文字固定法がこの仕事に役立つ件!

「数学、まじ使えまくるじゃん! こういう使い方をすればいいのか」

今から語る内容は勉強がどんな形で生活に役立つか。
身近なレベルで語っている。一つが「一文字固定法」だ。

僕は「まさかここに活用できるとは!」わかって、びっくりしたよ。


◇一文字固定法(予選決勝法)

今から一つの問題を出そう。

x,yは整数だ。1<x<10、3<y<8において、xy+2y-2の最大値を求めよ。

二つの変数(変わる数、例えば1にも5にもなる)x,yがある。
二つとも変わるので、最大値をすぐ出すのが厄介だ。

例えばxの範囲は1.0……1から9.999…ではない。
最初に条件を書いてあるね。x,yは整数だと。

整数とは何ですか?
すぐ答えられなければ、この時点でドツボにはまる。

整数は文字通り「整った数」で、
-1,0,1,2……といった小数点や分数、
ルートといった整ってない数を省いた数を示す。

もしあなたが数学の勉強をしていて、
「問題を解けばいいんだ」思ってすぐ取り組む場合、
きちんと言葉の定義はもちろん、意味と役割を抑えておこう。

ドツボにはまって、回答者が求める情報を与え間違えるからね。

整数の意味と役割を抑えたところで、
xの範囲で当てはまる数は2,3,4,5,6,7,8,9で、
yの範囲は4,5,6,7でしかない。

二つを同時に動かしながら最大値を求めると、これまたドツボにはまる。
二ついっぺんに動かすんだよ、よほど手馴れていないと、できない技だ。

例えるなら3歳の双子の男の子がいて、
少年たちを自由にさせないまま、手をつないで歩くようなものだ。

時間だけが刻々と過ぎていく。
そこでいったんxかyのどちらかを定数扱いしよう。

xを定数(ある一定の値、例えば5と定めたら、何があっても5)と置いたとき、
変数はyのみになるから、yについてまとめると、

f(y)=(x+2)y-2となり、ただの一次関数に変わる。

xは固定なので、yの範囲(3<y<8)に沿って動かしていく。

4,5,6,7のどれかを入れたとき、xは0より大きいので、
yの値が大きいほど最大値になりそうだ!

y=7が最大値とわかる。
y=7と固定した状態で、今度は先ほど固定したxを変数に戻そう。

変数に戻すとは、2,3,4,5,6,7,8,9の値を入れて、

f(x)=7(x+2)-2

最大値を求めていくと、x=9(,y=7)の時、75になる

「予選決勝法or一文字固定法」という解き方といわれ、
元々は東京出版が名前を付けたそうだ。

線分の通過領域をはじめ、難しい大学では頻出問題の一つといわれている。

一文字固定法について触れた。
ここからは遊びだ。

解法の一つ、一文字固定法を数学以外の部分--
企画作りに当てはめてみよう。


◇僕が行う企画作りの基本と注意点

先月おなくなりになったすぎやまこういちさん。
音楽を作る際におっしゃった。

出典:すぎやまこういちさんの名言
https://meigen.keiziban-jp.com/sugiyama
・自分の感情を音楽を通じて人々の前に発表してみたいという心がなければ、作曲しないほうがいい
・音楽は、常に論理と感性、車の両輪で出来る
・曲のコンセプトを考えるとき、これはやはり論理が主
・最終的な完成形を頭の中でイメージしないで闇雲にキーボードを叩いても良い作品は生まれない
・芸術家になるためには、まず自分の目や耳でよいものを感じて選びとる「審美眼」が大切
・音楽家は勉強が好きじゃないと務まらない仕事
・苦労しないでフッと浮かんだ曲が結果的にいい曲になる
・どんな時に曲が思い浮かぶ?→ほっといて、浮かんでくるのを待つ

おっと、あまりにもいい名言だったので取り入れすぎてしまった。
企画作りにおいて僕とつながる部分として

・フッと浮かんだ曲が結果的にいい曲になる
・曲のコンセプトを考えるとき、これはやはり論理が主
・最終的な完成形を頭の中でイメージしないで闇雲にキーボードを叩いても良い作品は生まれない

ふっと浮かんだとしても、コンセプトは必要だ。
コンセプトとは「テーマがあって、誰に何を強く伝えたいor表したいか」だ。

誰に伝えたいか。
何も考えていないと、自分が勝手に語りたいことだけを語る。

誰を意識するから、特定の人に向けて強い理念を届けられる。

ここで僕が詰まる。

「誰に伝えたらいいんだろう。そんなの考えられないよ」

一番届けたい人が自分の中でわかっておらず、
時間だけが過ぎていき、企画倒れになるときもある。

そこで「一文字固定法」だ。

誰に伝えたいかをいったん固定する。

僕の場合

・数学好きな人
・仕事に悩む人
・勉強がつまらない人

いくつか候補を上げたうち、誰に最も伝えたいか。
裏を返すと、それ以外は無視でも構わないか。

ここでnoteをリサーチしていくとドツボにはまり、
「誰に伝えても意味ないな、そもそもうちのところに……」

負の視点での思考に固まり、ついに企画倒れとなってしまう。

だから市場無視、ニーズも何もかも無視で勝手に定める

「勉強がつまらない人」

一つ定めたら、仮にあれこれ考えても無視を決め込む。

「勉強がつまらないなら、こんなサイトにこないよ」

内側からツッコミがきても、いったん無視を決め込む。

「勉強が面白くないと感じる人が、この記事を読んだ結果、
あ、なんか数学の面白さ、使い道がわかったかも!」

一つの道が定まる。
後は読んだ人が自分の目的になるよう、記事を書いていくだけ。

先に固定して、後の意見をいったん無視してしまえば、
たとえ脳内から横やりが入っても無視できる

もちろん、第三者(僕から見るあなた)が僕の書いたターゲットにそってやってきたのかどうかわからない。たまたま訪れただけかもしれない。自分が勝手に定めたのだから。

完成した後(ここでは記事を書いた後)、固定部分を外して
「誰に一番このメッセージを伝えたいか」

改めて検討していけばいいわけだ。
(ここでは記事タイトルと冒頭部分にあたる)

数学の解法は仕事に応用できる。というよりさせる。

うんうんうなった結果、なにもできない時間をつぶして、
サクサクと仕事できるようになるはず。


◇ぶれる要因

今回の記事を書く際、大きくぶれて1日あけた。
なぜぶれてしまったのか?

「自分だけの得」を考えてしまったからだ。

「自分が避けたい損失」にあれこれ考えすぎてしまい、
結果として何もできないか、できたとしても大した成果が出ないか。

ふと一つの視点に気づいた。覚悟だ。

「別に読まなくていい。読まれなくていい、去っても構わない。
それでも書きたい記事なんだ、書きたい情熱があるんだ。
でも、どうしても読んでほしい。特にこの人には読んでほしい」

マイナスを引き入れたくない姿勢が迷いを作る。

だからこそ書くなら最初にマイナスを受け入れる覚悟が一番大事で、
マイナスを引き入れたくないなら、企画は倒れるだけだ。

一文字固定法に沿って企画を作る場合、
必ず「自分が得をしたい」を考えると、ぶれて何もできない。
いや、企画倒れ(仕事できない)になって時間の無駄を産む。


◇聞くべき意見vs無視すべき意見

企画作りを行うと、脳内ではいろんな言葉が飛び交う。

「聞くべき意見」と「無視しなければならな意見」がある。

聞くべき意見は、自分がやりたいことに対してきちんと言葉を発した時(声に出す)、思わず丹田(へそ下三センチ)がむくむくっと温かさを感じる状態だ。

反対に無視すべき意見は口に出さず脳内から一方的に流れる声、
「こうしなきゃいけない」という、驚きや楽しさのかけらもない義務、
そして「お前破滅するぞ」といった脅しに近い大きな声。

無視すべき意見は基本、口に出さず一方的に生じる言葉全般だ。
僕も過去に一方的に生じる言葉でいくつか企画を立てたけど、
全て思うような成果が出ていないし、むしろ反応すらなかった。

じゃあ声に出したとき丹田がむくむくっとなる情報をやったら、
成功したかというとね…これが成功してないんだな(笑)

「じゃあ無駄じゃん!」ってツッコミを入れたくなるけど、
丹田がむくむくっと来る情報を実行すると、
確実に自分がやりたくてもできなかった「何か」が外れる。

結果、やりたくてもできなかったことが、やれるようになる。
やれるようになった積み重ねが、次の企画や生きる意味を生み出す。

無視すべき意見に従っていると、
次の企画も「苦しい・つまらない・堂々巡り」であり、冒険すらない。

冒険は怖いよ。自分が一皮むけるだけでなく、
今までの生き方・考え方ができなくなるからね。

場合によっては大きな別れもあるだろう。
別れるのが怖いから、新しい企画に見えて常に堂々巡り、
「無視すべき声」に耳を傾けて、面白みのない企画を創り上げる。

今、ここまで読んでいるなら、
あなたの脳みそはたくさんの声に満ち溢れているはずだ。

脳から生じる声は「あなたの別人格」である事実をつかんでほしい。

どうしても大切な脳の働きを書いてしまった。


◇なぜ一文字固定法という「言葉」が大事なのか?

企画作りにおいて「一文字固定法」という言葉を用いてみた。
正直、一文字固定法なんて言葉を知らなくてもいい……違う

「言葉がある」自体が大切なんだ。
言葉から人は考え、そして行動へと至るから。

言葉を知らないまま動く状態は「無意識」だが、
言葉の意味や役割をつかんだうえで動く状態は「意識」だ。

無意識にやるのと、意識してやるのとでは、
今後の活動に大きな結果が現れる。

意識してやると、間違った場合はどこを直すべきか?
無意識にやるより、直す場所がわかりやすい。

すると自分の在り方はもちろん、仕事に対する観方も変わり、
己の人生を見つめなおすにもいい機会となる。

数学は数式及び文字や数字で見ると、
多くの人には役に立たない分野だと、今でも思っている。

少し形を変えて「数学の思考(問題の解き方)」でみたら、
数学ほど役に立つ科目はないと改めて思うのだ。

ここまで読んで、あなたはどう思っただろう?


◇内なるスイッチ

今回、一文字固定法という言葉を出して、
数学の解法が仕事を行う上で活用できると書いた。

中身が難しかったかもしれない。

一文字固定法だけでなく、ほかのあらゆる解法も仕事を行う際、
何らかの解決手段として役に立てる。

数学と仕事の結びつきを伝える人がそばにいないから、
「数学をやっても社会で役に立たない」
と思ってしまう。

いや、いるにはいるけど「論理的思考に役立つ」と抽象表現しか使わない。

「実例、実際にどう考えれば使えるのか、体験や実例をほしい。ただ論理的思考といえば、聞き手がわかった気になるし、語り手(先生)だって、それ以上説明しなくてもいい」

実際の結びつきを提供してあげればいいのになあ~と思うのだ。

とはいえ、国語や数学をはじめ、理科や社会、経済学に芸術分野を勉強している僕でも、今している勉強が世の中の役に立つとは思えない……

現在勉強している僕ですら、
「この勉強は何も役に立たないよなあ……」思う時がある。

記事を書いて「役に立つんだよ」と書いているにもかかわらず!

それだけ僕の中にある「今までの常識=思い込み」は強い

今回の記事は自分が自分に対し、
新しい価値観を植え付ける意味が狙いの一つにある。

同じくあなたの中にある「勉強は面白くないよなあ。でもしないとなあ」
ある種の義務感から「お、これはしたほうがいいな」
喜びにかえて、あなたの中にある「楽しいスイッチ」を入れるために書いた。

楽しいスイッチを入れた時点で、
自分がどこを目指して生きるべきかがわかる。

どれだけ内なる言葉や周りが邪魔を使用とも、
たとえ損失やリスクが多くても、やりたい道は曲げられない。

記事を通し「内側にいる、心から喜ぶ自分」に出会って、
自分をあさってすぎる方向へ飛ばしてほしい。

後、ここまで読んでいただき、

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