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【Baby】赤ちゃんにおすすめの絵本Vol.3〜触って楽しい仕掛け絵本〜

こんにちは。
PonoLipo Club Workshop and Library スタッフの糸永です。

今日は0〜1歳頃の赤ちゃんにおすすめの仕掛け絵本をご紹介します。
海外の赤ちゃん向けの絵本は、赤ちゃんの発達に基づいてデザインされているものが多く、カラフルで赤ちゃんの興味を引く楽しい仕掛けが盛りだくさん。
特にイギリスの児童書出版社Usbornが出版している赤ちゃん向けの絵本'Baby's very first'シリーズや、'touchy-feely books'シリーズは、どれも赤ちゃんが「触ってみたい!」と手を伸ばしたくなる工夫や「どうなっているのかな?」と興味を引く工夫が随所にあり、一緒に読む大人も楽しくておすすめのシリーズです。

ちなみに…今回ご紹介する2冊は、出産祝いのプレゼントにもおすすめです!!
私も親しい友人の出産祝いとして何度かプレゼントしていますが、ママにも赤ちゃんにもとっても喜んでもらえて大好評です。



Slide and See Animals

著:Fiona Watt
絵:Stella Baggott
出版社:Usborn

カラフルな表紙が目を惹くこの仕掛け絵本は、各ページにスライドの仕掛けがあり、スライドを動かすとカメレオンの体の色が変わったり、ミーアキャットが土の中から飛び出したり、猿がターザンをしたりします。
それだけでなく、花びらや葉っぱ猿の尻尾に凹凸があったり、ミーアキャットの巣穴が迷路のようにくりぬかれていたりと、どのページを開いても指でなぞったり触ってみたくなるような仕掛けがたくさん!!

「しゅっ!」
「ぱくぱく」
「もぐもぐ」
「ぐーぐー」
「ぴょーん」

などの擬音をたくさんつかって赤ちゃんへの声かけもしやすく

「あ、きりんさんご飯食べてるね」
「カメレオンの色が変わったね」
「誰が隠れてるのかな?」「わぁ、クモが出てきた!」

など、まだおしゃべりできない赤ちゃんにどんな風に声をかけていいのかわからないという方でも、スライドを動かしながら赤ちゃんに実況中継するようなスタイルで一緒に楽しめる絵本です。

PonoLipoが店舗で絵本やおもちゃを扱っていた時にも、とても人気のあった赤ちゃん絵本の一つ。何を隠そう私自身もベビーシッターの仕事で赤ちゃんのおうちに伺う時には必ず持参しているおすすめの一冊です!!

厚手のボードブックなので多少舐めたり噛んだりしても大丈夫ですが、表紙、背表紙、裏表紙をテープなどであらかじめ保護しておくと、赤ちゃんが好きなだけ舐めたり噛んだりしてもボロボロにならず安心です。

「あれ色がかわった!」
「不思議!」
「なんでだろう?」
と言わんばかりに、カメレオンの体の穴ぼこを
指で触って確かめていました。
おすわりができるようになると
ますます手がよく動くようになり、
指先がどんどん器用に!
とはいえまだ手や腕を左右、上下、斜めなど
複雑に動かすのが難しく、
頑張って手をグーパーさせながら
スライドを動かそうと日々奮闘。


息子はこの絵本が大好きで、低月齢の頃は「誰が隠れてるのかな?」「こんにちはー!」「おさるさんだよ。ウッキッキー」など絵に合わせて声をかけながらスライド動かして見せてあげると、興味津々で見つめながら「あー」「うー」と声をあげて楽しむ姿がありました。

寝返りができるようになって、うつぶせで遊ぶ時間が増えてくると、自ら手を伸ばして触ったり、噛んだり舐めたり。おすわりができるようになると、ひとりでページをめくったりと意欲的に絵本に触れることが増えてきました。

指差しができるようになったころ、人差し指をありとあらゆる穴に入れるブームが到来。この絵本の各ページにある凹凸を発見すると、指でなぞって楽しむように♪腕、手、指先の動きがスムーズになり、繰り返し遊んでいるうちに、スライドの仕組みを理解して、器用に動かして遊べるようになっていきました。

赤ちゃんの発達とともに遊び方や楽しみ方も変わり、赤ちゃんの成長を感じられる1冊です。

PonoLipoの公式YouTubeでも遊び方を詳しくご紹介しています。
ぜひこちらもご覧になってください♪


That's not my bunny

文: Fiona Watt
絵: Rachel Wells
出版社: Usborn

この絵本は、'That's not my...' シリーズのひとつで、他にも'That's not my puppy…'  'That's not my elephant …' など身近な動物から、消防自動車、飛行機、車などの乗り物、クマのぬいぐるみ、ユニコーン、さらにはサンタさん、トナカイ、かぼちゃなど季節のものなど幅広くいろいろなテーマの絵本があります。

That's not my bunny. It's tail is too fluffy.
(これはわたしのうさぎじゃない。しっぽがふわふわだもの。)

から始まり

'rough'(ざらざら)
'woolly'(もこもこ)
'shiny'(ぴかぴか)
'fuzzy' (けばけば)
'soft'(柔らかい・すべすべ・ふわふわ)

と、ページを開くとうさぎの肉球、しっぽ、目、鼻、耳などにいろいろな素材が埋め込まれていて、実際に手で触って感触を確かめながら身近な形容詞に触れることができる仕掛けになっています。

'That's not my bunny. It's 〇〇 is too △△.'

の簡単なフレーズの繰り返しなので、赤ちゃんに英語の絵本を読んであげたいけど英語が苦手…という方でも読みやすいかなと思います。

もちろん日本語でも「ふわふわだね」「ざらざら〜」「もこもこ」など擬音を使って赤ちゃんとお話しながら楽しめ、実際に触れている感触とオノマトペの音の響きを五感を通して楽しく体感できる一冊です。

それぞれのパーツは黒く縁取りされていて、見るからに描かれた絵とは素材が異なるため、「ん?なんだろう?」「触ってみたい!」と赤ちゃんは本能的に思わず触ってみたくなる仕掛けになっています。
ベストセラーなのも納得です!!

「あ、(てんとうむし)いたー!」
おしゃべりも弾みます♪

どのページにも必ず白いねずみが登場したり、ハチ、てんとう虫、ちょうちょなど
身近な生き物も登場するので、低月齢の赤ちゃんとは「あ、ねずみさんがいたね!」「あ、ここにもねずみさんいた!」と大人が楽しそうに指をさしながら一緒に楽しんだり、月齢が上がるにつれて「ねずみさんはどこ?」「てんとう虫はどこかな?」など、声をかけながら動物・生き物探しをしたりと、成長とともにいろんな楽しみ方ができますよ。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
赤ちゃんとのコミュニケーションツールのひとつとして仕掛け絵本を一緒に楽しんでみてくださいね♪

この記事でご紹介した絵本はこちら↓↓

他にも同じシリーズでUnder the Sea、Dinosaurs、Unicornsなどがあります。


糸永めぐみ

PonoLipo Club Workshop&Libraryスタッフ
保育士|英語保育士|ベビーシッター
英語指導CELTA・TECSOL講師
ベビーマッサージ・ベビーヨガインストラクター

中学・高校時代をタイのバンコクで過ごす。帰国後大学にて幼児教育を専攻し、保育士、幼稚園教諭一種免許取得。横浜の私立幼稚園で働いたのち、海外で保育の経験を積むためにニュージーランドへ渡る。現地の保育施設、高校などで働き、多様な国籍・文化的背景を持つ子どもたちとの関わりの中で、英語を母国語としない子の背中を後押ししたいと思い、ニュージーランド在住中にケンブリッジ大学認定の英語指導資格CELTA・TECSOLを取得。帰国後はNPO法人にて小学生や幼稚園児のアフタースクール事業に携わり、2020年よりフリーランスの保育士として英語保育をメインとしたベビーシッターとして活動。
2023年に男児を出産。育休中にベビーマッサージとベビーヨガインストラクターの資格を取得。好奇心旺盛で元気いっぱいのパワフルな男の子の子育てに奮闘中のママ。


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