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モヤモヤから自分らしい働き方を見つけるまで~アワード受賞者3人に聞く

自分らしい働き方に一歩踏み出し、大きな変化を見せたユーザーさんを表彰する「ミートキャリアアワード2020」。ついに先週末、受賞者3名を招いたトークイベントを開催しました!

アワードイベント

受賞者の皆さんにどんな悩みがあり、どんな葛藤や気持ちの変化を経て一歩や変化を実現したのか、リアルな話にオンライン上の会場(?)は白熱。チャットで盛り上がった参加者からの感想コメントも交えてイベントレポートをお届けします。

身近なロールモデルの話は、きっと、共感することや勇気をもらえることがあるはず!

<登壇者プロフィル>

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「小1の壁」や副業との両立をフルリモート転職で叶えた
木下結さん(滋賀県、人事職、31歳)
twitter 
4歳の息子がいるシンママ。
20代は3回の転職で広く経験を積んだが、「自分のやりたいこと」を見つけて次こそ長く働きたい。「小1の壁」に備えて場所を選ばず働けるスキルを身に着けたい。
そんな”なりたい理想の姿”と長年モヤモヤしていた自分とのギャップに自信をなくしていたが、カウンセリングを通じて「やりたいこと呪縛」や固定観念から解放される。納得がいくまで半年間仕事探しを続け、フルリモート転職で育児や副業との両立を叶えた。

イナバさん(白)

時短延長を会社に交渉しながらスキルアップも目指す
イナバナエコさん twitter名(関西、企画職、33歳)
twitter 
2歳の息子がいるワーママ。新卒から勤める会社で現場から志願して企画職に転じ、仕事の幅を広げてきた。しかし産後は両立が難しく評価もされない職場環境に、「時短が切れる前に辞めるしかないのか」と悩む。
カウンセリングで自分の気持ちや理想を整理して今後のキャリアを考えたところ、辞める一択からたくさんの選択肢があることに気づく。社内で時短延長の制度作りに動きながら、市場価値を知るために転職活動も行い、2社内定中。

サオリさん (白)

大手企業からスタートアップに転身を決意
サオリさん 仮名(神奈川県、データサイエンティスト、26歳)

新卒で入った大手企業で希望の部署に配属されたものの、違和感を持ち、つらい日々を過ごす。結婚を経て「過去に縛られない」価値観に変わり、自分の個性や能力を最大限発揮できると感じたスタートアップへの転職を決意。
仕事探しの過程では自分に合った仕事って何?という迷いもあり、1年以上かかったが、カウンセリングで内省を続けたことで納得のいく決断ができた。結婚生活や趣味も楽しみたいが、ワークの充実あってこそライフが充実すると感じている。

◆◆◆

Q:ミートキャリアを利用する前、どういう状況でしたか?何に悩んでいましたか?

木下さん:これまで転職を3回していますが、前職で自分がキャリアアップできるイメージがわかず、再び転職を決意しました。でも、「好きを仕事にしなければ」という固定観念に縛られ、自分をがんじがらめにしていました。

また、「4社目となる次こそは長く働かなきゃ」という焦りも絡み合って、ぐちゃぐちゃの状態が続いていました。

イナバさん:復職してからマミートラック的になってモヤモヤしていたこと。息子が6歳になったら時短が切れるけど、通勤に片道1時間かかる中、児童館(学童)終わりまでに帰れるのか不安になったこと。でも今の仕事は好きだから続けるかと思ったこと。私もぐちゃぐちゃになっていました。

職場に時短勤務の人は自分しかいない状況だったので、メンタルもボロボロ。どこから手を付けて解決したらいいのか分からない感じでした。

(👧参加者のチャットコメント)
・現職が好きだけど子育てをプラスした将来を描けない…わかります

サオリさん:私は何に悩んでいるのか分からない。でも、自分で紐解いていくことが難しい状態でした。

通勤電車に乗りながら、この仕事ずっと続けるのかな?自分に合わないんじゃないかな?でも、先輩や同期と比べて仕事ができる訳でもないのに、私に転職なんてできないじゃない?と、何でも人と比べて、どんどんネガティブになっていました。

(👧参加者のチャットコメント)
・人と比べて迷子になりがちです
・自分ができていない感わかります…人と比べてしまいますよね


Q:モヤモヤした状態からどういう行動をしましたか?

イナバさん:今の会社でリモートワークでできる仕事を作ればいいんじゃないかと思って、プロジェクトを2つ立ち上げました。

あとはtwitterでワーママ界隈の人とつながって、ストレングスファインダーを受けてみたのをきかっけにミートキャリアを知りました。

サオリさん:自分の感情をそのまま言葉にして「仕事つらい 人と比べちゃう」等とGoogle検索していました。すると、意外と同じ悩みを持っている人がいるんです。

そこで皆さんがモヤモヤからどう解決したのかを学習していました。
ちなみに、検索ワードは検索するたび消し、検索しては消し…でした笑。

(👧参加者のチャットコメント)
・わかります!「仕事 辛い 辞めたい」で検索しますよね

木下さん:私も「ワーママ 転職」「シンママ 転職」で検索したり、半年くらいはtwitterで情報集めをしました。同じ気持ちの人を見つけては勝手に仲間感を抱いて、心の安定を保っていました。

私の周りは子持ちで働いている人がおらず、みんな専業主婦。リアルの世界では相談できる人がいなかったんです。

(👧参加者のチャットコメント)
・転職で検索しまくって、noteを通してミートキャリアさんに行きつきました
・今日の3人さん、勝手にお仲間だと思っています

Q:自分が一番大切にしたいもの(自分軸)は何ですか?

サオリさん:職場で上司と面談するとき、よく「どうキャリアアップしていきたい?」と聞かれましたが、私はチームに貢献ができればいいと思っていてうまく返答することができませんでした。
役職つきたいか、専門職になりたいか、といった縦横に区切られた型にはめていくことができず、上司との会話のミスマッチを感じてモヤモヤしていました。

カウンセリングでは感情だけで話し、そこからキーワードを拾っていくことで自分軸が見えてきました。
その結果、私は「何の仕事をやっているか」より「自分がどういう状態で働いていたいか」「自分の強みを発揮できている状態で働けているか」を大事にしたいんだと気づけました。

(👧参加者のチャットコメント)
・会社が求める軸と自分がなりたい軸のステージが違うんですよね
・会社の指定した枠外の気持ちの中に、自分の大切なものがあると気づきにいくですよね

木下さん:私は仲間を見つけてしまったがゆえに、人の意見に影響されやすかったんです。だから固定概念にはまってしまったのかもしれません。

カウンセリングを受けて「家族の近くに居たい」という私の軸を確認しました。この軸を踏まえた上で、自分ができる仕事を積み上げていく。これが転職の軸になりました。

イナバさん:私もカウンセリングを通して自分軸に気づけました。自分軸って「自分で選ぶこと」と思っていたけど、「自分で選択肢を作ること」なんだなと気づきました。

私が大切にしたいのは、①自分で選択肢を作ること、②言いたいことは言うことです。

②はリモートでもできそうな仕事を作ったものの、コロナが一定収まったら出社に戻ってしまいました。その時「ああ、この会社やる気ないのかな」と思って、私は引き続きリモートワークをしたいという希望を言いませんでした。

ところが、キャリアサポーターのアドバイスを受けて上司に言ってみたら、週に1-2回リモートワークが認められました。その上司は私の復職当初「時短で帰れていいね」と言ってくるような人で、苦手だった方。だから、この人に言っても無駄!おじさんにわからん!と思っていました。でも、話してみると、意外と聞いてもらえたんです。

(👧参加者のチャットコメント)
・この人に言ってもどうせ通じないなって気持ちになることは多々ありますよね
・自分で選択肢を作るってステキですね!

Q:これが難しかった、苦しかった…。カウンセリングを受けながら、どんな事がありましたか?

イナバさん:社内の時短制度を伸ばす交渉をしようと決めて、時短勤務についてのアンケート回答を60人超から集めたり、労働組合にも話を通しに行ったりしました。それをやりながら自分の市場価値を知るために転職活動も始めたので、そこが大変でした。

でも、時短制度を変えていきたい人が実はこんなにいたと気づけました。自分の課題は1人で解決する方が早いかもしれませんが、人を巻き込んだ方が遠くに行けると思います。

(👧参加者のチャットコメント)
・行動が本当に素敵です!

木下さん:転職活動は今年5月と8月に2回しました。実は5月に内定2社頂いたんですが、2社とも辞退しました。この時、決めるのが苦しくて…。

カウンセリングを受けて優先順位を可視化してもらいました。年収、キャリアアップ、時間、雇用形態、休みと1項目ずつ、会社を見比べた結果、どっちも違うなと。これはやって良かったです。

(👧参加者のチャットコメント)
・どちらも違うという決断、すごい勇気だと思います

サオリさん:転職すると決めるまでが大変でした。やりたい事に向かうまでの色んな声に惑わされて苦しかった。雑念を取り払って、食べて寝て元気で過ごそうと意識することで段々ポジティブになっていけました。

(👧参加者のチャットコメント)
・周囲の雑念を取り払って、自分の内にある声を聴くようにするってなかなか難しいですもんね

Q:ここに転職しよう!と結論付けられたポイントは?

サオリさん:私の場合、転職サイトで「プレエントリー」ボタンを押したら、応募されていて自動的に転職活動が始まりました。うじうじ悩んでいても行動にうつせなかったので、感情より先に行動するきっかけを与えられたのは、良かったです。

木下さん:2社断った理由ですが、1社は出社型で片道40分という条件。でも、社内見学したときに働く人の雰囲気が違うかもと思いました。
もう1社はフルリモートで、副業NGでした。副業をやめても仕方ないかなと思っていたけど、収入面を考えて辞退しました。

カウンセリングの中で「やりたいこと呪縛」は払拭されていたので、自分が大事なのは何かを重視しました。社会人の中で一番経験が長いのが人事だったので、好き嫌いは置いておいて、この仕事なら積み上げていけそう、今後の選択肢が広がりそうと思い、決断しました。

(👧参加者のチャットコメント)
・人事担当としてもめっちゃ勉強になる。。

イナバさん:自分が積み上げていけそうなこと、その後の選択肢を広げられそうなことで考えると、私は転職した方がいいのかもしれない。でも、子育てと両立できるかが大事なところなので、そこに不安もあり…。今めちゃくちゃ迷っています。

(👧参加者のチャットコメント)
・応援します!後悔しない選択をしてください!

◆◆◆

トークの後は、時間いっぱいまで質疑応答を行い、盛況のうちに終了しました!

「3人がすらすらと言語化されているのはカウンセリングの影響?」という質問もありましたが、3人とも最初にカウンセリングを受けたときはモヤモヤの渦中だったそうです。

キャリアカウンセリングではモヤモヤの状態でも、悩みや課題を言語化するところからキャリアサポーターがお手伝いします。

キャリアカウンセリングを受けたい方はこちら

カウンセリングは1回75分。キャリアサポーターと1対1でオンラインで行います。3回のカウンセリングを標準としてお勧めしています。

通常のご相談のほか、「HELLO2021 振り返り&目標キャンペーン」と題して2021年1月11日(祝)ご予約完了分までの期間限定でキャンペーンも行っています。詳しくはこちら

受賞者のインタビューをまだ読んでいない方はこちら!


▼木下さんのインタビュー

▼イナバさんのインタビュー

▼サオリさんのインタビュー

アワード受賞者5名で記念撮影(上列中央はミートキャリア代表のきたむら)。イベントはご欠席の2名からは近況コメントをいただいています!

集合写真


脱東京!地元転職で理想の働き方とゆとりを得たスズキさん(栃木県、企画職、42歳)

スズキさん丸

2020年は私にとって、たくさんの芽吹きを迎えた1年でした。
1月はミートキャリアの応援で新しいキャリアに走り出し、締めの12月は、こんなご時世なのに、転職して早々なのに、第二子を出産しました!
産後はトホホな毎日ですが、予想外の環境変化は楽しんじゃおっと、という前向きな気持ちで来年も駆け抜けていきたいと思います。

▼スズキさんのインタビュー

40代を前に長期的なキャリアと働き方を考えたごっささん(twitter名)(東京都、CS職、38歳)

ごっささん(白)

新しいポジションで働き始めて、2ヶ月が経ちました。ITスタートアップの物事の流れの速さに、必死でついていくという毎日です。1ヶ月目でマネージャーからアドバイスがあり、現在はより広い領域を担当するための社内選考を受けています。
振り返ってみると、シビアに条件面やキャリアのメリット・デメリットを見る冷静な目と、面接で「このチームで働いたら成長できる、この人たちと働きたい」と感じた直感、両輪で判断したことは、結果よかったなと思っています。「一緒に働く人たちや企業のカルチャーが合っていること」も自分軸のひとつだったんだと、働き始めてからより納得しました。
ミートキャリアのサービスを通して自分の心の動きや経験と向き合うことで、多くの方が納得できる自分軸を発見することを願っています!

▼ごっささんのインタビュー

最後に、ミートキャリア代表喜多村の起業の経緯を知りたい方はこちらもぜひご覧ください!

喜多村若菜(丸)







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