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週4日時短勤務でも、やりがいのある仕事をしたい 【ユーザーインタビュー*ガラピコさん前編】

平日休みの夫に合わせ、企業で週4日勤務のパート社員として働いていたガラピコさん(=写真はイメージ)。育休復帰を経て正社員登用の希望も見えていたのに、突然、経営方針が変わって白紙に…。契約が更新されるかどうかも分からない状況に陥り、コロナ禍の4月頃から思いがけない形で転職活動を始めることになります。

失職のピンチに「人生終わった」と悲観していたガラピコさんが少しずつ行動をすることで、理想の「週4日時短勤務×手ごたえのある仕事」に出会い、転職を決めるまで。「ダメ元」発想からどう脱したのか、定期的なキャリアカウンセリングをどう使い、どんな効果があったのかお聞きしました。

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突然訪れた雇止めの危機 自分の本音に気づく

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――ご結婚後は週 4 日勤務のパート社員という働き方をされていたとのこと。仕事のやりがいや働く時間、待遇のバランスには満足されていましたか?

週4日勤務をしたい、だけど手ごたえを感じられる仕事がしたいと感じている私にとっては、働く環境や求められている役割は大満足な職場でした。
パート社員にも正社員と同様の評価制度があり、半年ごとに仕事のフィードバックがもらえ昇給もあったので、働く上での目標も持てており、やりがいを感じていました。上司からの助言もあり、「子どもがもう少し大きくなったら正社員になろう」と漠然と考えていました。

ただ、契約はいつも「次も宜しくね~」という感じで更新されていたので、「いつか週4日正社員になれたらいいな」以上に自分のキャリアについて深く考えたことはありませんでした。

――それが突然の会社の経営方針変更で不安を感じる事態に。この頃、ミートキャリアのカウンセリングを初めて受けられました。利用しようと思われたきっかけは何でしたか?

社内では私と同じ非正社員で雇止めとなった方も一定数いたため、当時はものすごく不安の中にいました。これまで正社員を目指して頑張ってきたのに会社の事情でこんな状況になってしまい、モヤモヤを越して苛立ちを覚えるほどでした。

その中で「私は今後もキャリアを継続していきたい」「週4日時短勤務で正社員になれる余地を探りたい」という本音があることを意識したのがきっかけです。相談内容が内容だけに外部に相談したいと思い、ミートキャリアを利用しました。

最初のカウンセリングでは私のこれまでの経歴やそれを選んだ経緯などから私の志向や合いそうな会社のカラーなどをアドバイスしていただきました。まだまだできることはあるなと思い、絶望感はだいぶ払拭されました。

転職活動の書類落ちで、心が折れそうになる

――コロナ禍で不安も大きい中、転職活動はどんな事から始められましたか?

私はいつ雇いやめになるか分からない状況にあり、もし退職となれば子どもは保育園を退所せざるを得ず、数年間仕事ができないかもという心配がありました。そこで現職で正社員になれるよう交渉もしつつ、転職活動を始めました。

まずは、ワーママや女性向けを中心に転職エージェントに登録しました。他にも「週4 正社員」「ユニークな働き方 制度」というようなワードでGoogle検索をして、応募できそうな求人があれば企業のサイトへ直接応募していました。また、これは「ダメ元」発想ですが、出かけた際に車や電車の窓から見える小~中規模の会社の看板で気になる企業があればGoogle検索して、応募できる余地はあるか調べたりしていました。

しかし、この頃の選考はボロボロでした。書類を送ってはダメ、送ってはダメの繰り返し。1社だけ面接に呼ばれたものの、わけの分からないうちに終わって「採用見送り」となりました。

最初は経験の長かった人事の仕事を探していましたが、次第になりふり構わず応募するように。時期的にも緊急事態宣言中の厳しい状況だったので、本当に仕事がないなら何でもする!その後再び転職活動をすることも考え、雇用形態には全くこだわらない!という気持ちでした。

キャリアカウンセリングを受けて苦しい中でも行動を

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――そんな中現職での契約更新が決まり、カウンセリングを定期的に受けながら現職か転職かをじっくり検討されるようになられたんですね。

契約更新が決まり気持ちに余裕が出てきたので、週4日勤務の求人をじっくり見ていこうと思い、5月までの「なりふり構わず感」を少し緩めました。とは言え、サイトの求人数もそこまで増えず、既に登録していたエージェントからも新たな求人はないと言われていたため、可能性が少しでもありそうなら手あたり次第登録していました。

この頃2回目のキャリアカウンセリングで、経歴書のブラッシュアップをしてもらいました。キャリアサポーターさんに経歴書を見ていただき、経歴には客観的事実と主観的事実があるという気づきを得ました。私は客観的事実のみ書かなければいけないと思い込んでいたのですが、同じ経験でもそれをどう感じているか、どう自身のキャリアに活かしているか等の主観的事実を盛り込むことで、企業に読んでもらえる経歴書が書けるのではと思いました。

まだ何をやっても上手くいかない苦しい時期でしたが、少しずつ行動するようになりました。

――「週4日勤務」「手ごたえのある仕事」と仕事探しの軸は決まっていたかと思います。どんな風に探していきましたか?

週4日勤務の求人は世の中にはほとんど出ていませんでした。なので、交渉をするか、在宅勤務ができるなら週5日でも構わないと条件を緩めていました。ただ、6月以降に登録したエージェントでは比較的「週4日勤務」と伝えた際の担当者の感触が良く、初めから週4日勤務OKの求人を紹介していただける機会が増えていました。

これは、私が「できれば週4で…」という言い方ではなく、週4日を希望する理由やこれまで週4日の時短勤務でも成果を出すことにこだわってきた実績をしっかり伝えられたこともあるのではないかと思います。

その結果、エージェントからの紹介で「ここで働きたい」と強く思えるようなベンチャー企業に出会い、希望の週4日時短勤務で内定を得ることができました。職種は人事ではなく、結果的には未経験職種での転職となりました。職種に強いこだわりを持ったというよりは、働き方とやりがい優先だったのかもしれません。

コロナ禍のボロボロのスタートだった私の転職活動でしたが、潮目が変わってきたなと感じたのは、あの時、ミートキャリアで受けた面接対策です。(後編に続く)

<ガラピコさんの転職活動>
2020年4月 情報収集のためTwitterにワーママアカウントを開設、焦って転職活動を始めるが、書類選考に通らず落ち込む
2020年4月  キャリアカウンセリングを受ける(モヤモヤ相談)
2020年5月  転職活動を本格的に開始、キャリアカウンセリングを受ける(経歴書ブラッシュアップ)
2020年6月  現職で契約更新が決まりじっくり求人を検討することに、 エージェントから紹介された企業を複数社受ける
2020年7月  キャリアカウンセリングを2回受ける(企業の一次面接対策、最終面接対策、現職での交渉)、転職活動と並行して、現職で正社員化の交渉を行う
2020年8月  1社から内定、キャリアカウンセリングを受ける(内定受諾前の相談、現職との退職交渉)

<ガラピコさんが登録したサービス>
・リアルミーキャリア
・ママリブラ
・キャリーミー
・テンプスタッフ
・wantedly
・コーナー
・MAP
・Waris
・ミートキャリア

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<後編>では転職活動の転機となったカウンセリングを振り返り、気持ちの変化を伺います。また、「今回初めて考えた」というご自身のキャリアや今後についてお聞きします。

時短勤務の働き方、仕事と家庭の両立にお悩みの方へ

ミートキャリアには会社員として育休復職や時短勤務、転職活動を経て自分らしい働き方を模索したキャリアサポーターが多数在籍しています。キャリアの悩みやモヤモヤをお気軽にご相談ください。現状の課題や不安を整理し、解決まで伴走します。


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