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出産か昇進か?どちらかと決めつけていた私

こんにちは~!法人担当兼キャリアサポーターの横尾です。
メンバーリレーnote、ラストは私が担当させていただきます!

私からは、これまでのキャリアを振り返ったときに1番の転機となった「出産か昇進か」についてのエピソードをお伝えします。キャリアカウンセリングをしていても、これについて漠然と悩まれる方がとても多いです。当時の私は二者択一しか考えになく、選択肢は一つと、あたり前のように自分のキャリアを決めつけて考えていました
しかし‥‥。

結婚2年目、妊活モードに切り替わった瞬間やる気ダウン

新卒で大手人材ビジネス会社に入社し、3年目の春にその後長きに渡り勤めることになるIT系上場企業に未経験人事として転職しました。4月1日の入社初日に任された仕事は、新卒採用説明会のリマインドコール!お昼の歓迎ランチは後日にお預けだったのが、懐かしい思い出です。

組織の成長とともに任せてもらえる領域も増え、新卒採用、中途採用、人材育成、労務、制度企画といった感じで、新しいことにチャレンジできることを楽しく感じていました。同僚とデリバリーを頼み、食べながら夜な夜な残業していたこともありました。デリバリーのメニューを選ぶことも(笑)、人が少ないフロアで残業することも全部ひっくるめて純粋に仕事を楽しんでいました!

リーダーとして少し任される範囲が広くなってきた頃、結婚しました。結婚は家事を誰が担うかという点で、女性にとって1つの転機になる場合もあります。しかし、私たち夫婦は平日はお互い飲みの予定がなければ残業後待ち合わせて外食、洗濯や掃除などは週末まとめて一緒にしており、仕事に何か影響があったかというと、特に思いつきません。

でも結婚2年目くらいに入った頃から、自分の年齢も考え、5年以内には出産したいなと思うようになりました。始めるなら早い方が良いのかなと、そろそろ妊活したいと思うようになりました。妊活がうまくいったら妊娠、出産、産休、育休とイベントだらけです。これまで時間を気にせず働ける環境から、どうしても時間の制限がある働き方に変わります。そういう未来を想像したからなのか、妊活を意識するようになった途端、仕事に対するモチベーションが一気に低下してしまいました…。

仕事で長期のプロジェクトの話が出ると、妊娠している訳ではないのに、なぜか他人事のように感じてしまったり、これまでなら積極的に拾いにいくような仕事を見て見ぬフリをするようになったり…、明らかに自分の中で仕事の優先順位が下がったことを感じました
今振り返ると、私は仕事で役割を広げていくことと、出産して働くことの両立イメージが全く持てていなかったのだと思います。出産にはどうしても年齢がつきもの。私は5年以内に妊娠し、出産することしか考えられなくなっていました。

でも当時の私はそれにモヤモヤ悩んでいたかというと、そうではなかったのです。それが自分の中のベストアンサーと思い込んでいましたし、悩んでいないので誰かに相談することもなく、それで良いと思っていました。

出産か昇進かの二択じゃなくてよいの?という衝撃

そんな時、組織規模も大きくなってきたこともあり、人事制度を新しく作り変えるというプロジェクトが立ち上がりました。そして部長から、「このプロジェクトをやりきったらマネージャーに推薦したいと思っているが、プロジェクトリーダーをやらないか?」と打診されました。コンサル出身の部長とプロジェクトリーダー、アシスタントの3名体制で、人事制度のコンセプトづくりから携われるというなかなか経験できない仕事。
 
これまでの私だったら、”ありがたい~!とても面白そう!いろいろ学べるチャンス!やりたい!”と思ったと思うのですが、その頃の私は”プロジェクトの途中で出産したら迷惑かけるし無理だな~っ”と考えていました。おそらくもっともらしい理由を並べて、やらない自分を納得させようとしていたのではないかなと思います。そして部長に「今は妊活に集中したいのでやりたくない」と伝えました。とりあえず部長は「もう少し考えてみてね」と言ってくれましたが、私は特に悩んでいたわけではないし、妊活優先で良いのだ!と思い込んでいたので、特に答えを変えるつもりはありませんでした。

そして数週間後に再度部長から話がありました。その時も同じ回答をしたのですが、部長から一言、「仕事か妊活かの二択ではなく、どちらも目指してみたら?マネージャーになってから育休取得した方がきっとキャリアにプラスだと思うよ」と言われ、衝撃を受けました。両立の可能性があるの?二択じゃなくても良いんだ!!と。
でもまだ私は考えていました。本当に両方を目指せるのか、もし目指せなかったら…時間を戻すことはできないし後悔するのではないか…。やってみたいけど、役割が大きすぎて私に務まるのかな(これは妊活を理由にして不安なだけなのか?)…などなど。

しかし、最終的には出産したいという目標のために、今から5年間このモチベーションで仕事をし続けるのはツライしイヤだなと考えるようになり、こんな風に納得することにしました。

  • 妊娠するための努力はできるが、結果についてはコントロールできないこと

  • 妊娠や出産がいつ起きるかわからないならば、起きたときにどんな状態であれば自分が気持ちよく出産・産休育休に臨めるかを考えること

そしてプロジェクトリーダーをやる決意をしました。その決意をしてからは、ダウンしていたやる気ももとに戻り、前向きにキャリアや仕事について考えるようになりました。その後無事にマネージャーにもなり、数年後第一子を出産し、育休中に第二子を出産し、3年ぶりにマネージャーとして復職し、第三子出産を機に退職、フリーランスになりました。(そのあたりは過去のnoteもご覧ください^^)

3人の子どもに恵まれ、育児も仕事も楽しんでいます!

人に話すことで見つかる選択肢がある

私は昔から人の相談を聞く機会はとても多かったのですが、自分の考え(仕事以外の)を他人に話すことがあまりなく、自分で考えたことが回答と思うタイプでした。でもこの時、人に話したことで新たな選択肢が増え、おかげで意欲も向上し、結果的にキャリアの可能性が広がりました。自分で考えて納得して動いていても、自分が気が付かないより良い選択肢があるかもしれないということを知りました。

この経験から、私はもっと多くの方に
「人に話すことで得られる気づき」を知ってもらいたい
キャリアや目の前の仕事にポジティブになってもらいたい
選択肢や可能性を知らずに、諦めてしまうことがないように・・・
そう思って、今の仕事をしています。

今モヤモヤしている方はもちろん、自分なりにこれで良いんだと思っている方も、一度、ミートキャリアにお話にいらしてください。

子育てにマネージャー経験が活きることも?!

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ミートキャリアの運営メンバーが、1人ひとりの実体験を元にキャリアへの想いを綴るメンバーnote。10人のリレーでお届けした本連載は、この記事で終了です。

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