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自分軸で大企業からスタートアップへ転職を決意*アワード受賞者サオリさんインタビュー

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ミートキャリアアワード2020受賞者インタビュー⑤

ミートキャリアではサービスリリース1周年を記念して、自分らしい働き方に一歩踏み出し、大きな変化を見せた方を表彰する「ミートキャリアアワード」を初開催! 1年間の利用者の中から、キャリアサポーターの推薦で選ばれた5名を発表しました。

受賞者がどんな悩みや葛藤を経てどんな一歩や変化を実現したのか、5名のSTORYSをホームページでご紹介。さらにインタビューをnoteで随時公開してきました。
最後にご紹介するのは、大手企業からスタートアップに転身を決意したサオリさんです。

プロフィル

大手企業からスタートアップに転身を決意

サオリさん 仮名(神奈川県、データサイエンティスト、26歳)
オンラインキャリアカウンセリング4回利用

サオリさん (白)
ビフォアフター

■Before 他人軸で比較してばかり

・自己肯定感が低く、職場では言いたいこともいえない
・他人と比較してばかり
・転職活動を始めたものの、職種や業種ベースで仕事を考えられずに悩む

■After 自分軸を大事にできるように

・上司に話す、興味のある部署と関わる仕事するなど行動を起こした
・自分がどう思うか?を重視できるようになった
・自分の内なるキーワードに沿って仕事探し

ストーリー

新卒で入った大手企業で希望の部署に配属されたものの、データ分析より活用に近い方に関心があったことに気づく。結婚を経て「過去に縛られない」価値観に変わり、自分の個性や能力を最大限発揮できると感じたスタートアップへの転職を決意。

仕事探しの過程では自分に合った仕事って何?という迷いもあり、1年以上かかったが、カウンセリングで内省を続けたことで納得のいく決断ができた。結婚生活や趣味のダンスも楽しみたいが、ワークの充実あってこそライフが充実すると感じている。

インタビュー

Q:カウンセリングを受ける前と後では、自分の行動にどんな変化がありましたか?

大学の専門を活かした仕事にこだわって入社しましたが、働いてみると自分は分析だけではなくその先に関わりたいのだと分かりました。ただ、大企業では自分がやりたいことを実現するには数年単位でかかるなと思いました。

そんな中、職場の優秀な先輩たちと比較してスキル面でも自信を失い、やりがいも失い、会社に行くのがつらくてたまりませんでした。

カウンセリングを通して変わったのは、それまでは「他人がどう思うか?」ばかりだったのが、「自分がどう思うか?」を重視できるようになったことです。

そこで自分ベースでやれるところまでやろうという気持ちになり、上司に業務内容の調整を相談したり、自分なりに希望部署の仕事をとってきて試してみたりしました。

結果的に私は社外でのキャリアを選びましたが、今の自分ができることはやり切ったと区切りをつけることができました。

自分軸で仕事を探した

Q:カウンセリングを振り返り、一番の気づきは何でしたか?

職種や業種ベースで仕事を考えられずに悩んでいましたが、カウンセリングで取り留めもなく話すことで私の内面にあるキーワードが見えてきました。それに沿って業界や仕事を考えていくと、自分が求めているものかなと気づきました。

例えば、私は小さい頃からダンスをやってきたのでエンタメ業界やチーム感のある職場。現職ではもう少しビジネス寄りの上位レイヤーに関わりたいという思いがあるので、コンサル業界や経営に近い職務。自分自身が職場で悩んだ経験から組織開発にも関心があるので、人事や人の成長に関わる仕事という風に…。

一度、枠を取っ払って、自分ベースで考えられたのは良かったです。

だから、今回は「業務内容や待遇にとらわれず納得感がある選び方をしたい」と活動を続け、自分で納得のいく選択ができたと思っています。
就活のときも自分で選択したつもりでしたが、過去のものに縛られていたんだなと思います。

「過去に縛られない」というのは、プライベートで結婚という変化があって価値観が変わったことも影響しています。また、現職でも自分なりに区切りをつけることができ、変わっていく価値観を受け入れることができました。以前の私は「学生時代の経験を活かしながら生計を立てないといけない」と自分を縛っていたところがありました。

Q:一歩を踏み出すために、やってみて良かったこと、使ったサイトや本は?
「科学的な適職」は業務内容やスキルにとらわれない職業選択の切り口を示してくれ、新しい気づきがありました。ぜひカウンセリング後に読んでみて欲しいです。

<本>
「科学的な適職」鈴木祐
「天職の見つけ方」中越 裕史

<YouTube>
中田敦彦のYouTube大学

Q:サオリさんにとっての「自分らしい働き方」とは?

自分にしかないポジションで能力を最大限発揮できること、かもしれません。だから、大企業からスタートアップに転身することに不安は全くなく、今、すごく楽しみです。

私は結婚生活も趣味のダンスも楽しみたい。ワークライフバランスと言うと、いかにホワイト企業に勤めて休日や休暇を勝ち取るかというイメージで語られることもあります。
でも私はホワイト企業に勤めていても「明日は仕事だ」と思うと休みの日も外出する気力がなくなっていました。
私はワークが充実していないとライフも充実させらないないと気づきました。

納得感のある理想の転職ができた

Q:受賞にあたってのお気持ちや、これを読んでいる方へのメッセージをお願いします!

ミートキャリアのおかげで納得感のある理想の転職ができました。キャリアサポーターさんの存在は精神的にもかなり支えになったので、本当にありがたかったです。

こういった賞は全く想定していませんでしたが、いただけるということはそれだけ同じ悩みを抱えている人が多いということだと思うので、悩んでいる人の心が軽くなるような言葉をかけられたら嬉しいです。

私がやっておいた方がいいなと思ったのは、入社1-2年目であっても、仕事に違和感を持ったら思考停止せずに考えること。転職するためだけに考えるのではなく、なぜ違和感を持ってるのか、その違和感はどうすれば解消されるのか、自分がどうなりたいか、どうしたいかを考えることです。
すると、自社の事にも興味が沸いてきます。

そして、決断するまでは今のところで頑張ってみること。その経験を元により良い選択ができるようになるのではないかと思います。

メッセージ

担当キャリアサポーター川西 彩からサオリさんへのメッセージ

あやさん

サオリさんは一般的には恵まれた環境・条件と言われるような大手企業に新卒で入社されましたが、違和感を持ちながら働かれていました。ご自身は何に違和感を持っているのか、本当はどういう環境に身を置いてどんな仕事をしたいのか、カウンセリングの回数を重ねるごとに解像度が上がり、結果、憧れていた企業への転職を叶えられました。

最初は相手に合わせるようなコミュニケーションを取られていましたが、複数回のカウンセリングを経てご自身がどう思っているか、何がしたいかを人に伝えられるようになったのが印象的でした。新天地でのご活躍を願うとともに、新しい職場でのキャリアについても一緒に考えていけたらなと思っています。


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※2022.2 キャリアサポーターあや(川西 彩)はミートキャリアでのカウンセリング業務を終了しています。記事は在籍当時のものです。

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