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変革の速度にやきもきしないように、「時間を圧縮する」という考え方を持つということ


変化は期待より遅れてくるものだ
Change always comes later than we think it should. 

by Jean Luc Picard - PICARD Season 2 Episode 4 "Watcher".

デジタルや組織改革や事業改革の仕事に携わっていたりすると、よく話に出てくる不満として変化のスピードの話がある。

 多くの場合、その不満を漏らしている人物が考えるより遅いということであったり、またそこで期待されてるスピードがその企業の実態と合わないレベルだったりすることがある。

 自分もそういう経験(「うちの会社はなんでもっと早く変わらないのか」)をしたことがある。組織が大きくなればなるほどその変化のスピードは遅くなる傾向は、まるで相対性理論のようだ。質量が大きくなればなるほど、前に進めなくなる。

 しかし、いつからかそうした「とにかく早く変えよう」という考え方は止めてしまっている。その代わりに、

 「何もしなければ10年かかる変化を3年に縮めるためにはどうすればいいか?」

のような、【時間の圧縮】という短縮化に考え方を変ている。

 クライアント企業に入り込むときにこの考え方を使っているのだが、特に大きな企業や老舗企業に勤める、なんらかの変革担当者には、

 「自分が何もしなければ、○年かかるところを、●年に縮めるのだ」

という考え方を持ってもらい、業務の設定をすることをすすめている。

 この考え方をすると、適切な時間感覚でのプロジェクト設計もできるし、無駄に焦ることが無くなる。

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