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南インド、チェンナイ旅行

成田⇔チェンナイANA就航記念のハーフマイルキャンペーンで、往復なんと17500マイル、「地元福岡に帰るのと変わらんやーん」ってことで、2020年2月に3泊5日のショートトリップをして参りました。

チェンナイって都市をご存じですか?
タイのチェンマイは聞いたことがあっても、チェンナイは初めて耳にする人も多いのではないでしょうか。インドで4番目に大きな人口は1千万人ほどの大都市で、南インドの玄関口として注目されています。税の優遇をしている産業地域があり(現地で聞いた話ではその地区では10年間無税とのことでした)、日本を含む海外からの企業がたくさん参入しています。日産自動車や、韓国のヒュンダイ、米フォード、仏ルノーなどあり、新たなデトロイトのような側面もあるようです。だからANAも直行便を飛ばすのでしょうね。

コメント 2020-02-13 215212


1600年頃にイギリス東インド会社の進出により発展した都市で、この支配を受けてからはヒンドゥー教の寺院建設がストップするなど抑圧された時代も感じました。

直行便はやっぱり良かった
成田ーチェンナイは、往路11:10発、17:45着(9.5時間)、復路20:30発、7:25着(8時間)、直行便は楽ちんで安心で、現地3泊という短い旅でも充実でした。VISA:2017年からarrival visaも可能になり、現地到着時に取得。以前はパキスタン入国歴が6か月以内(1年だったかも)ある場合はVISAの申請に記載が必要でしたが今回はありませんでした。大丈夫になったのかな。

Uberタクシーって便利!
チェンナイでもUberタクシーは浸透していて今回初めて利用しました。アプリで行く先を指定すると近くにいるドライバーとマッチングし、10分程度で指定の場所にお迎えにきてくれました。行く先と料金はあらかじめ合意されているので交渉も必要なくリスクも低くなります。ただしネット環境がないと使えないこと、お店のWifiはインドの電話番号をもっていないとつながらない難点があります。

Hot、Hotter、Hottest
南インドの気候は、Hot、 Hotter、Hottest(笑)。昼間は30度超えましたが2月はベストシーズンで、過ごしやすかった。暑い5-7月は40度近くなり昨年熱波に襲われインド北西部は50度超えた地域もあるらしい。

インド人同士なのに英語で話しするの?
インドは多言語国家で第一公用語は、ヒンディー語、準公用語は英語ですが、その他、公式なものだけでも20もの公用語があります。それぞれの言語は全く違うため、違う地域にいくと英語でコミュニケーションをとるそうです。例えば、チェンナイではタミル語が話されていますが、北インドの人と話すときは英語じゃないと通じないいそうです。いやー、、知らなかった。

南インドはお米、北インドは小麦
南インドはお米文化で、小麦はあまり食べないそうです。日本でインド料理というと主食はナンのイメージですが南インドではお米。蒸した細長いインド米はカレーによく合いました。私の好物のマサラドーサ(クレープのように丸く薄く焼いた生地にカレー味のジャガイモをくるっと巻いたもの)も米粉で作られていると知ってびっくりです。ココナッツの効いたダル(豆)カレー、ケララのスパイスの効いたチキンカレー、バターの効いたパーラータ、乳製品はチーズにヨーグルトに全般的に新鮮でおいしいです。日本では現地ほどおいしく食べられないのは、香辛料や材料が十分に揃わないためかなあ。あと、ミントやコリアンダーのソースがまたおいしくて、10日くらい朝昼晩食べても私は飽きないかも。

コメント 2020-02-16 171815

コーヒーと紅茶
インドは紅茶(チャイ)のイメージがありますが、コーヒーの歴史は紅茶よりも長いそうです。インド産コーヒーは主に南部エリアで生産されていて、日本ではあまり知られていませんが世界的にも生産量が多く、コーヒー豆の生産における国別のランキングで常にトップ10に入っているようです。インド南部の人々は特にコーヒーを愛するようです。スーパーで買ったSouth Indian Coffee 200 gで94ルピーだったので150円くらいですね、これ濃くて美味しいです。特にミルク入れて飲むと合います。もう1つ買ってくればよかったかな。ホテルでコーヒーはこんな感じで出てきました。

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宗教
ヒンドゥー教82%、イスラム教11.6%、キリスト教2.6%、スィク教1.8%、仏教0.8%、その他 の割合だそうです(地球の歩き方)。ヒンドゥ教はインド土着の宗教で多神教。宇宙を創造したブラスマーと宇宙を維持するヴィシュヌ、破壊の神シヴァの三神は一体。
現地で聞いた話によると、3つの基本があって、1)三代(父、祖父、曽祖父)を敬うこと、2)住んでいる土地の神様を敬うこと、この2つは選べないが、3つ目は好きな神様を選んで新興できるそうです。ガネーシャを自分の神様にしている人もいれば、ムルガン(シヴァの次男)を信仰している人もいるといった具合のようです。ヒンドゥー教Easy to understandだからインドで信仰する人が多くなったとのことでしたが。

観光
チェンナイから車で行けるマハーバリプラム(世界遺産)&カーンチープラム1日 プライベートツアーはすばらしかった、おすすめです。1日で8か所もの7-16世紀にかけて建築されたヒンドウ寺院等を回りヒンドウに浸る濃い充実した観光が楽しめました。なお、寺院では土足禁止でソックスで歩きました。中心部にはヒンドゥー教徒でないと入れません。

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南インドの人は北よりも背は低くころっと太っていて色は黒く北インドとお顔も違います。女性は基本みんなサリーを着て長い黒髪を後ろで束ね生花で飾り華やかです。結婚式のカップル、新婚のカップル、お嫁さんは若くて愛らしいしかった。今でもホロスコープにより結婚相手や結婚時期を決めているようです。お見合いが多く恋愛は少ない。最近は女性も働く人が増えてきて大体50%くらいは働いているそうで、子供も少し前は7-8人産んでいたが、今は教育費の問題もあり通常2人だそうです。

インドライオン
ヒンドゥーの寺院にライオンの像があちこちいました。虎はいるでしょうがライオンも??。かつてはインドから中東まで広く分布し、現在はインド北西部の保護区にのみ生息するインドライオンがいるそうで、狩猟や森林開発などに、1913年に20頭まで激減し、その後の取り組みで、500頭に以上に回復しているようです(ネット記事より)。

お買い物
ナッツ類(カシュナッツなど)、香辛料、シルク、布地 生地、コーヒー、紅茶。。などでしょうか。
Anokhiのお洋服は品質がよく日本で着れそうなデザインもたくさんありました。(↓↓ 姉に頼まれて購入したスパイス達、どんな料理になるのやら)

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最後に
3日間でしたが、多言語、多民族、多文化のたくさんの魅力がつまったインドを垣間見ることができました。人がおちゃめでかわいくて、お食事もおいしくて少し惚れてしまった南インド。その裏で車の中からしか見ていませんが、スラム街もありましたし、タクシードライバーは英語を話せなかったし、貧富の差、十分な教育が受けられない問題、カーストの問題など、多くの問題を抱えているのだと思います。
次はいつ行けるかわからないけれど、もう少しヒンドゥーのことも学んだ上で南のどこか違う場所を訪れてみたい。





#一度は行きたいあの場所  南インド

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