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ねこ好きのみなさんへ


こんにちは!Yellow編集部のシベリア雪爺です。
今回は皆さんもだいすきな生き物「ネコ」についての記事になります。

突然ですが、「ネコ」と言われたとき、みなさんはどんな猫を思い浮かべますか?

私は、友人が飼っている猫を思い出します。
皆さんも私と同じように、ご自身や知り合いが飼っている猫を思い浮かべるのではないでしょうか。最近は猫カフェなども増えてきていますし、通っている猫カフェで暮らす猫ちゃんを思い浮かべた方もいらっしゃるかもしれません。

今日紹介するのは、例に挙げたどの猫とも違う「地域猫」です。

「地域猫」ってどんな猫?

「地域猫」とは、飼い主のいない猫を指します。一般的には野良猫と呼ばれることが多い猫たちです。とても可愛らしく、見かけるとなんだか嬉しくなってしまいます。
しかし、近年、地域猫が増えすぎてしまっていることが問題視されているのです。

なぜ地域猫が増えすぎてはいけないのか

一見、愛くるしい姿に目が行きがちな猫ですが、実は猫は繁殖率がとても高い生き物です。一回の妊娠で平均6匹程度の子猫を生みます。その子猫が成長し子猫を生み、鼠算式に地域猫は増えてしまいます。また、安心して定住できる住処や食料の確保が難しいことから人家のごみを漁る可能性も考えられます。
そうなれば、地域住民から嫌悪の対象になってしまうでしょう。
このように、数が増えすぎてしまうことは猫・人間両者の問題に発展してしまうのです。

私たちは、地域猫について詳しく知るべく、市川市で地域猫活動を自治体に所属する「地域猫・catシェルター行徳」に取材を行いました。
今回の記事では、地域猫catシェルター行徳の主な活動について紹介していきます。

地域猫catシェルター・行徳の活動

①相談対応
「地域猫を保護したけど、飼えないので里親を見つけて欲しい」「動物病院を紹介してほしい」「餌やりさん(野良猫の)に注意をしてほしい」など、ネコ関連の様々な相談を受けているそうです。

②捕獲機のレンタル・捕獲の依頼
地域猫の繁殖を止めるためには、地域に住む猫に不妊・去勢手術をすることが必要です。
手術を受けさせるためにも、猫たちを捕獲し、地域猫であることの登録を行います。
(手術を受けた猫は耳に切り込みを入れて不妊手術をしたサインを入れている)

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捕獲機のレンタルをする方には捕獲機の使い方も教えていただけるそうです!


③里親会
様々な事情により猫を手放さなければいけなくなることもあると思います。しかし、それ自体が人間側の勝手な行動で、猫たちに非はありません。
飼い手は失った猫にも、新しい家族を見つける権利はあるはずです。
そんな猫たちを保護して新たな家族とつなぐのが里親会です。

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現在は新型コロナウイルスの影響でお休みしていますが、常設したシェルターで猫たちとの面会を行います。 (予約制・一組ずつ)
シェルターにいる猫たち一匹一匹で性格は異なります。どんな猫なのか、飼ったときの悩み相談などゆっくり時間をかけて話しながら決めることが出来ます。

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新型コロナが収束し、里親会が出来たときには、以前から行っていた子供たちとシェルターの猫たちのふれあい会も再開したいそうです。
このほかにも、訪問餌やりや一時預かりを行っています。

以上が地域猫・catシェルター行徳の活動です。

記事冒頭でも紹介した通り、地域猫は飼い主のいない地域に生息する猫です。
避妊手術の為に捕獲した猫で里仔に出すのが難しい猫(人慣れが難しい猫)は手術の傷が治ったら外の生活に戻し、地域猫と地域住民の良好な関係を気づくことや将来的に地域猫を減らすことを目的として地域活動が行われています。

市川だけに限らず、自分の住む地域に住む地域猫について理解を深めてほしいというのが願いだそうです。
あなたの地域に住む猫や、ネコを取り巻く問題にぜひ意識を向けてほしいです。

【お知らせ】

コミュニティーラジオ市川うららFMで、シェルターに隣接されたスタジオをオープンし情報発信を行います。近日リニューアル予定のため、気になる方はぜひチェックを!!

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次回の記事はこちらから!

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