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【写真家のアドバイスでこんなに変わる!】 写真家 伊藤智通さん 後編

こんにちは!スーパーカメラマン(仮)小池です!
スーパーカメラマン(仮)小池って誰だ?って方はこちらをご覧ください!

こちらの記事には前編がありますので、まだ見ていない方は前編からご覧ください!

 前編では、まちメモ市川駅版でも有名な写真家の伊藤さんにお話を聞き、伊藤さんの人柄や伊藤さんがデイリーワークとする猫の撮影のコツや家で出来る撮影方法などについてお話を聞きました!後編では、写真のタイトルの付け方やスーパーカメラマン(仮)小池が本物のスーパーカメラマンになる為にはどうすれば良いかお話を聞きました!最後には、小池の写真にアドバイスを貰いました!ご覧いただいている皆さんにも役立つ情報が沢山ありますので、是非引き続きご覧ください!

「良い写真のタイトルをつけるには」

― 写真のタイトルをつけるのが苦手なのですが、どうやって考えていますか?

伊藤:タイトルは本当に直感で考えてしまうことが多いので、そこまで深くは考えていないですが、私が1番考えているのはなるべく見る方の想像を邪魔しないようなタイトルの付け方を心がけています。なので、どちらかと言うとシンプルに短く、簡単に付けることの方が多いかなと思います。ただタイトルの付け方は人それぞれで、写真で表現されていることをそのまま付けるのではなく、少しプラスアルファして、写真で表現されていること以上のことを付ける方のほうが多く、そのほうが正しいと言われていると思います。ただ、個人的には写真の中で表現できている事だけを文章にして、あとは見る人の想像に委ねることのほうが私は好きですし、多いですね。

― タイトルを考えるときなかなか言葉が出てこなくて難しいです(笑)

伊藤:風景の写真だとより難しいかなと思います。

― そうですよね...(笑)

伊藤:人によって考え方が違うと思います。「ちょっとかっこいいタイトルを付けるべき」や、「プラスαで付けるべき」と考える方もいらっしゃいますし、「オーバーにつけるのはどうなんだろう」と考える人もいます。結構分かれると思います。正解はないですね。

― 自分で決めることですもんね。

伊藤:でもそこから小池さんの性格が出ると思います。

「市川の良い撮影場所は?」

― 市川の良い写真スポットはどこですか?

伊藤:難しいですね(笑)ただ、1番思い入れのあるスポットとしては、里見公園かなと思います。カメラを持って写真を始めた時に1番練習をしたところが里見公園かなと思っていて、お花も咲いていますし、夜景も撮れますし、すごいそこで勉強したかな...。一つ挙げるとするならば里見公園ですかね。

― 自然豊かで、夜景も撮れる場所なのでとても良いですよね!

伊藤:行けば何かしら撮れる場所で練習に使わせてもらいました!

伊藤さん撮影

「写真の練習はどのようにしたのですか?」

― 写真を上達するにあたってどのように練習したのですか?

伊藤:独学で学びました。最初は図書館に行き片っ端から本を読み、カメラを持ってその後出掛けて実践するというのをずっとやっていた感じです。それと何よりすごい勉強になったなと思うのが、SNSの反応です。SNSって反応が見られるじゃないですか?そこを突き詰めて「これは何がダメだったんだろう?」と考えていくと結構勉強になるかなと思っていて、SNSの反応も勉強の一つとして使わせてもらいましたね。

「スーパーカメラマンになるには...?」

― スーパーカメラマンになるにはどうすれば良いと思いますか?(笑)

伊藤:難しいですね...(笑)一つ言うとすれば、自分が心動いた瞬間というのを深く考えることじゃないかなと思います。今、写真の発表の場はSNSとか色々あると思うんですけども、SNSをやっているとSNSで反応をもらえやすい写真を撮ろうとなっていっちゃうと思うんですよね。それももちろん悪いことではないですし、フォロワーを増やすのは大事なことだと思うんですけども、それだけをやっていってしまうとやっぱり自分の個性がなかなか出しづらくなってしまうのではないかと考えます。自分が良いと思った瞬間は全員にウケるとは思わなくて、SNSでウケる写真にもならないと思うんですけど、自分が良いと思った瞬間を共感してくれる人って世の中にもしかしたら一人だけかもしれないですけど、居ると思うんですよね。みんなにウケなかったとしても自分が良いと思った瞬間を撮る習慣をつけると、ものすごく良いかなと思います。

ー まさにその通りで、私自身自転車で移動して写真を撮ることが多いんですけど、「ここ良さそうだな」と思ってもカメラ出すのめんどくさいなと思ってそのまま通り過ぎてしまったり、夜だと早く帰りたいなと思って帰ってしまうので、意識してみようと思います!

「スーパーカメラマン(仮)小池の写真を見てもらいました!」

「私が言うことはあくまで私見でしかないので、参考程度に聞いていただけたらと思います。絶対の正解はあるわけではないので、その点だけ心に留めて聞いていただければいいと思います。」とおっしゃっていました。なので、一つの意見としてアドバイスを頂きました!

1枚目

伊藤:パッと見たときに色の統一感があって青が綺麗な写真だなという風に思いました。電車のタイミングはものすごい丁寧に切り取られていて、多分構図も考えられて撮られているんだなという印象をものすごい受けましたね。しいてアドバイスするならば、建物の傾きでヨドバシの建物がちょっと右に傾いている印象を受けます。広角になるとどうしても歪みが出てくるので、編集ソフトで右側のちょっとした傾きを直してあげるか、もしくはヨドバシの建物に合わせて傾きの補正をしても良いのかなと思います。

ー なるほど...そこまで考えられていませんでした!
言われた通り補正してみました!

比べてみると確かに補正したほうが、より良い写真になったと思います!これからは傾きなど細かいところまで意識して撮影や編集をしていこうと思います!

2枚目

伊藤:構図的にもすごく綺麗で美しいなと思います。鳥が立つ瞬間を狙って撮られたのですかね?

― たまたま飛んでたので急いで撮りました(笑)

伊藤:極めて瞬間性も感じられるのでいいかなと思います。朝なのでなかなか難しいとは思いますが、ベンチにもし人が居たらさらに物語として面白いかなと。ちょうどそのあたりって奥の川が明るいじゃないですか、そこに人が立つといいシルエットになると思うんですよね。そこで5分10分朝だと難しいかもしれないですが、もし入れられたら素晴らしいなと思います。

ー そうですよね。人が走っていたり、座っていたりすると結構違かったですよね(笑)

そこが入ればどのコンテストに出してもいけるんじゃないかと思うぐらい良い瞬間だなと思いました!

ー ありがとうございます!!!

3枚目

伊藤:バランスも良く構図も作られていて、これに限らずですけど三枚とも丁寧に撮られているなと思います。人間ってパッと写真を見たときに明るい所に目が行くんですよね。そうするとパッと見たときに左上の空が明るいので、そこにどうしても目が行きがちかなと思うんですよね。電車と紫陽花を主役にするんだったら思い切って空が入らないように建物を1番上にするような感じで構図を作ると一つ面白いのではないかと個人的には思います。その方が電車と紫陽花がシンプルに伝わりやすいかなという気がしたんですけども、ただこれは絶対の正解じゃないしこの写真を見ると明るい空がいい雰囲気、どっちかというとハイキーな感じに見せるのに役立っているかなと思うので、これはもう人の感性次第なので正解はないです。ただ、見たときにパッと目が行くのが明るいところというのをぜひ覚えていただくと一ついいのかなと個人的には思いました。

ー 確かにパッと見ると上の方に目が行きますね。

伊藤:そうなんですよね。パッと見せられたときに人間の目は明るいところに行くので、そこに主役がポンとあれば、この写真こうなんだと直感で感じられるんですけども、パッと目がいったところに主役になるものがないと、あれ何なんだろうと頭で考えちゃうんですよね。なので、全てのケースで出来るわけではないですけど、やっぱり1番明るいところに主役がいるってことを気をつけていただくといいかなって気がします。

ー 撮影時に明るいところにも意識して撮ってみます!

まとめ
 初めての取材で緊張していましたが、優しく丁寧に受け答えをして頂きとても楽しくお話をすることが出来ました!印象的だったのが、SNSの反応も勉強の材料にしていて、様々な所から勉強し努力されているんだなと感じました。ただ、SNSでウケる写真だけではなくて、自分の良いと思った瞬間を撮ることも大事だと言っていたことが印象的でした。また私の写真にアドバイスを頂き、新たな視点で自分の写真に向き合えたような気がします。
最後に伊藤さんのアカウント一覧がありますので、ぜひ覗いてみてください!!
伊藤さんありがとうございました!

伊藤さんのアカウント一覧

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インスタグラム
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