日経記事より: AI

日経はnoteと業務提携しているが、Disruption シリーズは対応しないのだろうか。

「ドクターAIは失敗しない」との見出しだが、完全に内容と不一致。まずは内視鏡検査について、

「静止画の検査の精度は99%だが、動画ではもっと多くの良質なデータが必要になる」と説明する。今は慈恵医大だけでなく、腫瘍の発見率が高い国立がん研究センターなど複数の施設で患者の検査画像をAIに学習させている段階という。さらに学習データを増やし、世界最先端のAI解析システムの早期実用化を狙っている。

ここからわかるように、AIというのは学習段階ではたくさん間違う。間違った経験を積み重ねて精度をあげるのがAIである。

さらには、診断が難しい特殊な白血病患者の病名をIBMのAI「ワトソン」がわずか10分で見抜いた事例について

ワトソンはこのうち機械学習を基盤とした技術だが、良質なデータを学習し続けることで、めざましいスピードで成長を続けている。16年時点でワトソンと専門医の遺伝子解析能力を比較したところ、ワトソンは半数近くを見落としていた。しかし、18年時点では専門医の判断と一致する事例も増えており、ポリープやがんを見分ける能力は経験を積んだ専門医に近づいている。

とあり、開発途上ではたくさんの間違いがあったことがわかる。

結局、ドクターAIというのは、

・開発途上においては、たくさん失敗している。

・人間が確立したものでしか成功できない。

という弱点があることを認識しなければならない。


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