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イギリスで働くという事     ~YMSビザ編①~

今までの投稿、プロフィールをご覧になられた方は
既にご存じかと思いますが、僕は今現在
イギリスに在住し、イギリスで仕事をしています。

日本企業のイギリス支部で働くような
駐在職員という形ではなく、完全イギリスの会社
での仕事です。

駐在さんは良いんですよ。色々と。
あくまでも聞いた話ですが、住居費も会社負担で
ロンドン都市部の良さげなタワーマンション
(ロンドン都市部の不動産価格は恐ろしいぐらい高い…)
住むことが出来るし、様々な手当ても付いてと…。
まぁ羨ましい限りでございます。


話は逸れましたが、
僕の様に現地企業での就職となると、
いくつか特定の就労するためのビザを取得する事が
必要になります。
初めから就労を目的としていた僕が、
初めて渡英する際に利用したのが
今回取り上げる"YMS" ビザと呼ばれるものになります。
すこし長くなりそうなので、幾つかの記事に分けて
YMS ビザの解説をしていきたいと思っております。

YMSビザで何ができるのか?

単刀直入に、一番知りたいこのポイントから
お伝えしたいと思います。
シンプルにまとめると、以下の様な3点です。

・フルタイムでの就労
・語学学校などでの就学
・最長2年間の滞在

今までにビザの事について調べた事があるお方なら
お分かりでしょう…。

そう。このYMSビザ最強なんですよ。
イギリスに2年間も滞在できて、
フルタイムの仕事にも就けて、
学校にも通う事が出来るなんて…。
鬼に金棒というか、盆と正月が一緒に来たようだ
というか…。
まぁ、そんな感じのビザなんですよ。
基本的には就労ビザと就学ビザは
同時には取れませんからね。
(イギリスで大学等への就学の場合Tier 4と呼ばれるビザ、就労の為ならTier 2と呼ばれるビザが別に存在します。)

このビザも基本的には"就労を目的とする”という事が
前提としてあるのですが、
当の私もこのビザを使いまして、ロンドンの語学学校に通っておりました。
就労、就学とも義務ではないので、
とりあえず長期にイギリスで滞在をしたいという
目的で取得するのも一つの手ですね。
(それができる貯えがあればの話ですが…)


そもそもYMSって?

先にこのビザの魅力を説明してしまったので
話が前後してしまいますが、
YMSビザとは "Youth Mobility Scheme" ビザの頭文字を取ったものです。
ワーキングホリデービザと良く言われていますが、
実際のところは違う目的を持ったビザです。
先ほどの説明にもあるように、あくまでも就労を
目的としたビザとなるので、区別して捉えて頂けると良いかもしれません。
(まぁ日本であれば、YMSビザではなく、"イギリスのワーホリ"で問題なく話は通じますので、堅く考えずで問題なしです)

ちなみにこちらも先ほど軽く触れましたが、
イギリスで必要になるビザを大きく分けると
Tier 1, Tier 2, Tier 4, Tier 5 となるのですが、
YMSビザは Tier 5 にあたります。

僕自身、初めはYMSビザで働いていましたが、
現在 Tier 2ビザに切り替えて働いています。
この辺のビザの説明はだいぶややこしいので、
またの機会にシェアできればと思います。


募集するために必要なことは?

イギリスへ長期の滞在・就労を
考えている方にとっては、喉から手が出るほど欲しいこのビザ。
募集・申請をするにあたって、どのような条件を
満たしていなければいけないのでしょうか?
まとめてみると以下の様になります。

・日本国籍者である事
・18歳以上~30歳以下である事
 (渡英時は31歳でも可)
・£1890の資金を証明できる事

基本的には以上3点になります。
ちなみに、以前にYMSビザを取得した方は
募集できません。
(このビザを1人で2回もなんて、罰当たりも良いところです…笑)

大きなポイントとなるのは、30歳以下までという
年齢制限でしょうか。

この記事の前で淡い期待を抱いていた
31歳以上の読者の方…。
はい。。。このビザは諦めましょう…。
31歳の誕生日をまだ迎えていないあなた。
そうです!チャンスがあるのです!

£1890というのは、2020年5月現在約25万円程
(£1≒¥130で計算。にしても以前に比べてひどいレートだ…)
そんなに難しいハードルではないはずです。
しかしこれはあくまでも資格上の最低資金です。
渡英後すぐに収入を得られる見込みの
ある方はともかくとして、ほとんどの方は、
ある程度の期間(もしくは2年丸々)貯金を崩しての生活になるかと思いますので、ある程度まとまった資金を用意する必要はあるかと思います。


今回の記事ではここまでです。
次記事以降では、募集の流れや、申請に関して
まとめていこうと思います。
記事最下段に参考にしたサイトのリンクを貼っておきますのでご参考にしてください。

*この記事は2020年5月での情報を参考に書いていますので、実際に募集・申請を行う際には、最新の情報をチェックする様にしてくださいね!

またこのビザに関して簡単にまとめた動画も作っていますので
↓↓↓ からご覧になって頂けると嬉しいです!

~参考リンク~
・GOV.UK(イギリス政府公式サイト)

・日本ワーキング・ホリデー協会

・ロンドン留学センター
https://www.london-ryugaku.com/

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