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静岡県 難波副知事が語るオープンデータの重要性


2021年7月3日に発生した熱海市の土砂災害に対応されている静岡県 難波副知事が、実感のこもった言葉で語るオープンデータの重要性

難波副知事の経歴:2013年国土交通省大臣官房技術総括審議官※技官トップ、2014年に退官後、静岡県副知事 

7月15日に行われた難波副知事の会見動画、21分からの総括コメントでオープンデータの重要性についてコメントされています。

以下、難波副知事のコメントの要約です。

 総括として、オープンデータの重要性。時代が変わったことを痛感。
 データを県庁に閉じずオープンにすることで、外の人がサポートしてくださる。
 昔であれば権威ある先生を集めた委員会をこれから立ち上げるが、データをオープンにしているので、すでにいろいろな方がどんどん解析してくださっている。これが凄い参考になっている。
 昔のような自前主義だと外注して解析する必要があるが、オープンデータにすることで日本中、場合によっては世界中から解析して助けてくれる時代。
 オープンイノベーションだと口では言っていたが、オープンデータがここまで力を発揮するとは思っていなかった。
 取れたデータをどんどんオープンにすることで、解析してくれる人同士が話合う。論争するのではなく、お互いに改善していく。本当に時代が変わったことを実感している。


(その後の質疑応答も41分〜オープンイノベーション、54分〜盛り土の不法投棄は目視ではなくデータで自動解析する時代、59分〜オープンデータとコミュニティの話)

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