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言葉を使うから

こんばんは。今日はぼんやりとした何かです。

語彙を磨きたいなと思っています。漢検でも日本語能力検定でも、まあともかくなんでもいいので、とりあえずもう少し言葉の解像度を上げたいなという気分になっています。

そう思ったのは、おそらくバイトの指導がうまくいかずにへこんでいるからです。問題が抽象度高めの文章で、それの解説も具体例だけでは収まらず、ましてや受験対策としてのテクニックみたいなものも伝えなければならなくて、理解の道筋を発見することができなかったんです。聞いてはもらえるし、理解できた、とは言われたけれど、なんとなく伝わっていない気がして。噛み砕く方向と、コミュニケーションとして相手の語彙を測るのと、その辺を考えなくてはいけません。

で、語彙を測るだけの力を持つのに、自分の語彙をちゃんと確認し直したい気分なのです。紙の国語辞典を手元に置いておきたいです。おそらくは、語彙を磨くだけでは生徒さんとのコミュニケーションが上手になるわけではないと思いますが。

おそらく本質は、語彙力を磨きたい、ではなく、ディスコミュニケーション(もちろんコミュニケーションも)をどうするか、ということなのだと思っています。伝わるように話すことと、相手の話を理解しようとすることと、他者の話を聞いて自身の考えや言葉を相対化すること、これらをどう組み合わせ、どう強めていくかということを考えることが私の課題の一つなのでしょう。

週末に教員採用試験の二次試験を控えているのもあって、ディスコミュニケーションがとても怖い、というのもバイトでの落ち込みや語彙力への傾倒に拍車をかけているような気がします。うまく面接官の話を聞き取れなかったら、言葉に詰まってしまったら、書きたいことが論理立ててわかりやすく書けなかったら、不安は広がるばかりです。

不安になっていてもしょうがないと言えばしょうがないのです。恩師が現代文の記述解答について「100%読めるなんてことはないから、ある程度見切りをつけて書かないといけないんだ」とおっしゃっていたように、諦めも必要なのでしょう。それでも、言葉を使って何かをするという立場だからこそ、そういうことを考え続ける人でありたいなとは思っています。

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