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筆の進みはジャンルで違う

こんばんは。今日は文章を書くスピードのお話です。

突然ですが、あなたは実際に起こったことや考えたことについて書くときと、
物語・フィクションを書くときでどちらの方が筆の進みがいいですか?

私の場合は圧倒的に後者です。

リアルのことを書こうとすると、大体2文で一回止まります。実際ここで一度止まりました。コンテンツに迷うことと、思考の流れが不自然でないか、それを表す日本語が大丈夫かを気にし過ぎてしまうことが理由です。どうやら思考スピードや思考の方向が特殊なようで、家族にも話が通じないと怒られます。

ちなみに、レポートや発表資料といったレジュメは、自分の中でコンテンツや構成が固まっていればある程度書けます。書き散らしているnoteの記事との違いはよくわかりません。

一方で、物語を書くときは文章を書きながらコンテンツを修正することはほとんどしません。細かな日本語の表現は書きながら直していきますが、大元はイメージだけを頼りに書いています。

私の書く記事はいわゆるエッセイが基本ですが、不定期で2000字弱の物語(掌編よりもさらに短いので小話くらいでしょうか)を書いていて、こちらもnoteで公開しています。直近の作品はこちら

事前にプロットを立てるタイプではなく、パッと頭に浮かんだモチーフで物語を進めていきます。これは、小学校のクラブ活動で文芸部に入り、毎回三題噺(の物語版、20分くらいで原稿用紙1枚の物語を書く)に取り組んでいた名残りです。

なのでモチーフが出てきてしまえば、ある程度するすると文章を繋げられます。上でリンクを貼った作品もおそらく1800字くらいで30分もかかっていません。1場面だけであまり長すぎる作品を書ける自信がないので、気分で切ります。人生振り返っても、最大は原稿用紙40枚です。

実は、この習性に気づいたのは大学1年の英語の授業がきっかけでした。

その授業は英語でアカデミックライティングを学ぶ授業で、毎回授業の最初に、指定された時間で書けるだけまとまった文章を書くというアクティビティがありました。大体5分くらいで、内容は自由。中身をチェックされることもありません。

最初の方は実際に起こったことを書いていたのですが、英語の問題ではなくコンテンツの進め方が思い浮かばなくて指定時間内でもペンが止まってしまうことが多々ありました。

あるとき、試しに完全フィクションを書いてみようと思い立ち、チャレンジしたところ、5分間一度も止まらずに書き続けることができたんです。比較的平易な英語を使っていたというのはあるかもしれませんが、コンテンツの進め方に全く迷わなかったことに感動しました。

noteを始めて、久しぶりに日本語で物語を書いたら、やはりそれまでに書いていた書き散らしよりもサラッと書けました。

元々は思考を外向けに言語化する訓練としてnoteを始めたのですが、今のところ自分の執筆特性を掴み始めたくらいのようです。いつか訓練の成果を自覚できるようになったら良いなと思います。

※この記事は1200字ちょっとで、40分くらいかかっています…

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