国士無双を和了する

 昨日、麻雀数理研究会は国士無双の和了率に関する研究結果を公開した。

 国士無双を目指すという状況は絶対数としてレアであり、国士無双を目指すとなると切羽詰まった状況であることが少なくないので、数値を知る価値がどれほど高いかはわからないが、データベースとしては価値があると思われる。
 興味のある方は是非購入してみてほしい。


 そんな縁があったからであろうか。
 今日、私はリアル四麻で国士無双を和了した。

 和了した場所は豊橋某所。
 その豊橋某所では毎週土曜日に「競技会」というものが行われ、四麻を4試合打つ。
 その競技会の4試合目(南3局)での和了である。

 今日はその和了のことを振り返りたい。


 その競技会(ルールはMリーグルールで行われる、ただし1試合50分の時間制限がある)、1試合目、2試合目、3試合目と私は冴えなかった。
 1試合目は箱下のラス、2試合目は20000点未満の2位、3試合目は3位。
 ノントップで最終試合に臨むことになる。
 さらに、その4試合目もラスを低迷しており、「今日はトップはなしかな」などと思いながら、麻雀を打っていた。
 まあ、「四麻」を打つのは10月に参加したアイマス麻雀部以来であり、少し離れていたという事情もあったので、「まあ、四麻には慣れてないからしょうがないか」などと思いつつ。


 転機となったのは南2局の親。
 配牌9種10牌に恵まれる。
 9種9牌流局はないので、国士無双を目指す。
 しかし、序巡に先制リーチを食らい、マンガンをツモられてしまい、私の夢はついえたに見えた。


 そして、次の南3局0本場。
 今度は配牌10種10牌に恵まれる。
 配牌はこんな感じ。

1p9p1m9m9s東南西北中2s3s6p ドラ白

 なんと配牌10種である。
「これなら夢が見れるな」とわくわくする。

 1巡目に1sを引く。
 11種11牌。 
 とりあえず、2sを切って国士を目指す。

 2巡後だったと思うが9pを引く。
 さらに、6巡目、ドラの白を引く。

1p9p9p1m9m1s9s東南西北白中6p ドラ白

 発は場に1枚切れているのみ。
 というわけで、自信をもって私はリーチをかけた。
 1枚切れ字牌のリーチをかけるなんて絶好のリーチである。
 ちなみに、自分の河には4巡目あたりに南が切られており、国士100%の河にはなっていなかった。

 そうしたら、2~3巡後に上家から発が出た。
 私は「ロン、32000点です」と言って、牌を倒す。
 国士無双を和了し、私は一気にトップに躍り出た。

 リア麻で国士無双を和了するのはいつ以来であろう。
 リア麻・秋刀魚の国士無双なら、同じ豊橋某所で和了したことがあるが、四麻で和了するとは。


 そして、オーラスでも私はマンガンを和了し、その試合のトップを取ることができた。
 4試合の平均順位が2.5(トップからラスまで各1回)にできてほっと一息である。


 では、今回はこの辺で。

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