【不安障害】自分の感情どこ行った?

「感情を我慢しているうちに、自分が何を感じているのか、何をしたいのかがわからなくなってしまう」

というのを、何かの本で読んだことがあります。

これを読んだとき、私は何を感じているのかわからなくなってしまう人予備軍だ と思って恐怖を覚えました。


涙が出てくるのに自分がなんで泣いているのかわからない、解決したはずのことなのになぜかモヤモヤが収まらない、こんなことはしたくないと思っているのにしてしまう・・・など。

自分の感情がわからなくなりつつあると気付きました。

自分が感じていること・したいことがわからない人生なんて絶対に楽しくないですよね。


たしか本には、この解決策として「どんな小さなことでもいいから自分の感情を外に出すこと」をあげていました。

今日食べたいごはん、今日使いたいの入浴剤の種類、お風呂に入ったときの心地よい気持ち など、なんでもいいのです。


私は自分の感情を取り戻すために、何を言おうかをあまり考えずに、気持ちを外に出すことを心がけました。




先日、一度話し合って解決したはずの同棲彼とのケンカを思い出し、デート中に泣き出すということがありました。

ここで、今までの私だったら、「前に話したことなのに泣き出してごめん…」と言ってその場を収めたと思いますが、

この日は「前に話して解決したのは覚えてるんだけど、思い出すとやっぱりつらくて、、こんなふうに過去のことを蒸し返すのは良くないってわかってるけど、もう一度話し合いたい」

と、自分の気持ちを言うことができました。

私が自分の感情を吐き出す上で意識していることは、自分の気持ちなら、たとえ矛盾していてもいいということです。


すると彼も、「どんなところに納得できてないのか教えて。本当はなにか思っていることがあるんでしょ?」と言って聞いてくれました。

この後、1時間ほど話し合い、前回話し合った時にはできなかった納得感があり、腑に落ちる自分なりの解答を見つけ出すことができました。



はじめは、自分の感情を外に出すことに罪悪感がありました。

これを言ったら嫌われるんじゃないか、相手が悲しむんじゃないか、こんなこと言う私は自分勝手だ、大人なら感情は抑えるものだ と考えていたからです。

でも、何度も自分の気持ちを外に出すうちに、その罪悪感は消えていきました。

大人とか子どもとか関係なく、感情を表現することは自分に嘘をつかないということですし、自分の気持ちを言ったところで相手には嫌われません。(むしろ嫌われるならその程度の人だっただけ。)

もし相手が私とより良い関係を築きたいと思っているのなら、私と相手の感情を伝えあった上で、互いに納得できる妥協点を探すことができると思います。


自分の感情を外に出すことは、自分の感情を取り戻す練習だと考えています。

自分の本当の気持ちに敏感になり、これはいや、これはいい、ということがはっきりわかってきたら、自分が心地よい環境を自分で選べるようになるのではないかと思っています。

そして、もし自分が聴く側になるのなら、「それでどう思ったの?」「何か考えていることがあるなら教えて」と気持ちを引き出せる人になりたいと思いました。






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