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WORKMAN「 FieldCore/Find-Out/AEGIS」 今冬のPB売上目標は300億円。人気ブロガー活用し、女性専用商品も強化

2018年に新業態「WORKMAN Plus」を立ち上げ、働くプロの店から、プライベートブランド(PB)をメインにした一般向けアウトドア、スポーツ目的の高機能衣料品店としての業績を上げ続けているワークマン。今年9月にマスコミ向けの「2019年秋冬新製品発表会」を開催した。新商品から見える同社の動向を紹介する。

製造原価64%が強み
秋冬でPB売上300億目指す

ワークマン(群馬県伊勢崎市)が「WORKMAN Plus」の出店を加速させている。新規客開拓が成功し、新規・既存店ともに売上が伸びており、2020年3月までの新規出店計画を従来の77店から167店に上方修正したことも伝えられた。現在売上高は930億円(2019年3月期)で、店舗数843のうちワークマンプラスは31店舗(2019年7月31日現在)。2019年9月には北海道、四国などにも進出したが、店舗のドミナント化はせず、アンテナ効果の高いワークマンプラスを各地方に点々と出店しながら、既存店の売場を一部一般客向けに改装する「分離改装」を進める。

PB開発についても、今年度はさらにアクセルを踏み込む構えだ。現在、PBは「FieldCore」「Find-Out」「AEGIS」の3ブランドを展開する。9月5日に行われた「2019年秋冬新製品発表会」では、土屋哲雄専務から以下の発表もなされた。

「弊社は98%以上が定価販売。プロ向けと一般客向けの商品が同じで、製造原価は64%。これらを強みに、高機能で低価格のアウトドアウエア販売を拡充します。この秋冬では、はじめてスカートなどの女性専用商品を本格導入。PB商品は、前年同期比2.7倍の300億円を製造しました。それを含め全体で500億~600億円の売上を見込んでいます」

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▲新宿のルミネゼロ5Fホールで行われた新製品発表会。1部が商品説明、2部がファッションショーという構成。トレンド感のある会場の選定から、ファッション・アパレル業界進出に対する気概が感じられる

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▲アウトドアライン「FieldCore」。秋冬では、体の動きに合わせて130%伸縮するストレッチ生地を使用した「AERO STRETCH」シリーズからブルゾン、ベスト、パンツなどを3,000~4,000円の価格帯で発売

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▲ブルゾンには反射プリントが付いているほか、軽量で内ポケットに収納できるポケッタブル仕様となっている

女性向けの商品拡充
ブロガーと共同開発も

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