地域医療ジャーナル

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地域医療ジャーナル

地域医療ジャーナル:https://cmj.publishers.fm/ ISSN 2434-2874

マガジン

  • 医療と情報/身近な健康問題

    syuichiao ▶薬剤師/メディカルライター。日経DI、日刊ゲンダイ、薬学生新聞など連載多数。NPO法人 AHEADMAP 共同代表。

  • ケアラーの視点/生命倫理

    spitzibara ▶医療にウルサイ「重い障害のある子どもを持つ母親」です。

  • ねこと学ぼう、おくすり情報

    ph_minimal ▶保険薬局に勤務している薬剤師です。『ねこでも読める医学論文』(通称 ねこ読め)連載中! これまでの記事のまとめはこちらのブログにまとめてあります。 http://ph-minimal.hatenablog.com/entry/2020/05/12/211806 閉じる

  • アートと医療

    村岡ケンイチ ▶似顔絵セラピー・プロジェクト代表。2006年より似顔絵セラピストとして医療施設・介護施設を中心に似顔絵を通して「笑い」を提供する活動を開始。日本テレビ「スッキリ」やNHK「天才てれびくんYOU」の特集で紹介されるなど、メディアにも出演し「似顔絵は人を癒したり楽しい空間を提供することができる」ことを発信。日米韓の三か国で行われた似顔絵国際大会・白黒部門4連続優勝。

  • 食事と健康

    シンノユウキ ▶管理栄養士 / 修士(人間生活科学) /『みんな栄養に頼りすぎてる (https://y-shinno.com) 』 / 完全栄養食・アルコール・カフェインに興味関心あり。

最近の記事

note定期配信終了のお知らせ

このたび、「地域医療ジャーナル note版」は2022年6月号の配信をもちまして、定期配信を終了いたします。 「地域医療ジャーナル」記事の単体販売を目的に、2020年10月 noteへ参入いたしました。 ご愛読いただきました読者のみなさまには、厚く御礼申し上げます。 これからも「地域医療ジャーナル」での定期配信は継続いたします。 さらに、2022年4月にスタートしたばかりの「小さな医療」と提携し、読者権限のある会員様は閲覧可能となっております。 地域医療ジャーナルは

    • 新型コロナウイルスワクチンの論文情報は、どう解釈され、どのように受け止められているのか?

      地域医療ジャーナル 2022年6月号 vol.8(6) 記者:syuichiao 薬剤師  日刊ゲンダイさんで、「役に立つオモシロ医学論文」という連載を、2015年から続けさせております。同連載の一部は、ライフサイエンス出版さんから書籍化もされましたので、ご興味のある方は手に取っていただけると嬉しいです。 デマ情報にもう負けない!おもしろ医学論文イッキ読み  「役に立つオモシロ医学論文」の記事は、Yahoo!ニュースにも掲載されることがあり、注目度が高い記事にはコメント

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      • コロナ禍での面会制限再考 ~日本重症心身障害学会誌最新号と個人的な体験から~

        地域医療ジャーナル 2022年6月号 vol.8(6) 記者:spitzibara 医療にウルサイ「重い障害のある子どもを持つ母親」  これまで重い障害のある人の親の立場からコロナ禍での様々な体験や思いについて書き、関連資料を探しては紹介してきました。そんな中でなかなか見えてこなかったのが肝心の重症児者施設の情報でしたが、やっと行き当たることができました。  今年4月に刊行されたばかりの日本重症心身障害学会誌第47巻1号です。昨年12月10-11日にWebで開催された第4

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        • 「あはき」ってご存知ですか? 鍼灸マッサージ師の理想の教育(沿革と展望)前編

          地域医療ジャーナル 2022年6月号 vol.8(6) 記者:masayoshi/病鍼連携連絡協議会 鍼灸師 みなさま、いつも読んでいただきありがとうございます! 鍼灸師の木津です。鍼灸マッサージの連載も8回目になりました。 今回から数回に渡り、鍼灸マッサージの教育に関して書いて参りたいと思います。 まずは病鍼連携連絡協議会の長谷川尚哉さんに前編・後編に分けてお願いいたしました。 本編は読者登録いただくと読むことができます。 それでは御覧ください! (はり師・き

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        マガジン

        • 医療と情報/身近な健康問題
          13本
        • ケアラーの視点/生命倫理
          18本
        • ねこと学ぼう、おくすり情報
          6本
        • アートと医療
          16本
        • 食事と健康
          11本
        • 医学と文学/EBMと私
          11本

        記事

          ねこと学ぼう、おくすり情報 第6話「『他に飲んでいる薬はありません』 重複投与にご用心!」

          地域医療ジャーナル 2022年6月号 vol.8(6) 記者:ph_minimal 薬剤師 はじめに 今回ご紹介するのは「うっかり似たような薬が重複して処方されてしまったケース」です。ところが、びっくりすることにこの原稿を書いている最中にも勤務先で同様のパターンに遭遇しました。マジでビックリしました。タイムリーすぎる!と…。 意外とよくあるピットフォールなのかもしれませんね。では、詳細は本編でお楽しみください。 ねこと学ぼう、おくすり情報 第6話「『他に飲んでいる薬は

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          医者が心をひらくとき(3)特別な患者

          地域医療ジャーナル 2022年6月号 vol.8(6) 記者:shimohara-yasuko 元医学図書館司書 私のヒーロー 褒められたい、自慢したい、そういう承認欲求は何歳になっても消えません。高齢者の自慢ネタのベストスリーは、①孫 ②健康 ③ “私の医者” でしょうか。患者にとって医者は特別な存在なのです。身体の秘密を探り当てる魔術師であり、命を左右する運命の予言者です。患者が、素晴らしい医師(私のヒーロー)にめぐりあった幸運を自慢するのは、自らの健康と長寿が保証さ

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          新時代の酒文学かも?:『酒に溺れた人魚姫、海の仲間を食い散らかす』(酒村ゆっけ、 著)

          地域医療ジャーナル 2022年6月号 vol.8(6) 記者:shinnoyuki 管理栄養士 / 修士(人間生活科学)  最近はYouTubeで「Vlog」と呼ばれるような動画を見るようになりました。video blog,video logの略称であり,簡単にいうとブログの動画版らしいです。中でも,美味しそうな食べ物だったり飲み物だったりを,ただひたすら食べたり飲んだりしている動画好んで見ています。この場合,「飯テロ動画」とも「酒テロ動画」ともいいます。馴染みがない人は,

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          【動画】ケアのデザインストア~簾藤麻木さん(後編)

          地域医療ジャーナル 2022年5月号 vol.8(5) 記者:muraoka_kenichi 似顔絵セラピー・プロジェクト代表 今回ご紹介させていただくのは nenlin代表の簾藤麻木(すとうまき)さん。 十数年にわたる祖母の介護経験から、 空間とデザインから介護は変えられると感じ、建築を志す。 2018年に【nenlin】を設立。 医療福祉施設の内装デザインから、福祉用具の企画・デザインを手がけ、 2021年【ケアのデザインストア】をリリース。 全国の医療福祉現場に

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          コロナ禍での医療における高齢者と障害者の権利擁護について、2つの資料を読んでみた

          地域医療ジャーナル 2022年5月号 vol.8(5) 記者:spitzibara 医療にウルサイ「重い障害のある子どもを持つ母親」  CMJでは昨年2021年を通して、コロナ禍での面会制限について、人権という視点からずいぶん書かせてもらいました。私は施設入所者の家族として「お世話になっている」立場なので、こうした声は上げにくいのですが、ついスピッツのように後じさりしブルブル震えながらも言わずにいられない、しかもいったん口を開くや辛辣かつストレートなものの言い方になってしま

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          「あはき」ってご存知ですか? ソーシャルキャピタルとしての鍼灸あん摩マッサージ指圧師・施術所の活用について

          地域医療ジャーナル 2022年5月号 vol.8(5) 記者:masayoshi/病鍼連携連絡協議会 鍼灸師 読者の皆さま、こんにちは。はり師・きゅう師の木津でございます。 今回は病鍼連携連絡協議会の糸井信人さんによるソーシャルキャピタルとして施術所がどのように活用できるか、実際の事例を基に執筆していただきました。 ソーシャルキャピタル(social capital)とは、人と人との結び付きを支える仕組みの重要性を説いた考え方のことです。 人々の協調行動を活発にして、

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          昆虫食に興味を持ちはじめた貴方へ:『昆虫食スタディーズ』(水野壮 著)

          地域医療ジャーナル 2022年5月号 vol.8(5) 記者:shinnoyuki 管理栄養士 / 修士(人間生活科学) 今回から「食」に関する「本」を紹介する連載を始めたいと思います。書評やブックリポート,読書感想文に該当するでしょうか。今回がその初回に該当します。最初ですので,連載の基本方針を下記に示したいと思います。 広義の「食」を含む本を紹介する:広い意味での「食」を含む本を紹介します。漫画や小説も紹介できればと思います。ただし,「栄養学」に直接関連する本は紹介

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          医者が心をひらくとき ー医師にも彼らの物語があるー (2)

          地域医療ジャーナル 2022年5月号 vol.8(5) 記者:shimohara-yasuko 元医学図書館司書 前号にひき続き、以下の本の下巻に収められた作品のなかから、3編をダイジェストでご紹介します。 医者が心をひらくとき -A Pieace of My Mind 上・下巻 ロクサーヌ・K・ヤング 編  李 啓充 訳  医学書院 2002年  告知 (医師) 彼女はサンルームに一人座り、輝く朝日を浴びて豊かな黒髪を梳いていた。彼女を受け持つ腫瘍専門医として

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          ねこと学ぼう、おくすり情報 第5話「朝起きたら、口の中が苦い!」

          地域医療ジャーナル 2022年5月号 vol.8(5) 記者:ph_minimal 薬剤師 はじめに 今回のテーマは「味」です。コロナ禍に突入し、焼き肉に行けないこと、はや2年…。牛タン食べたいよ、牛タン…。おっと、テーマは「味」だと述べましたが、「好きな食べ物の味」ではありませんでした。「薬の味」です。錠剤をゴクンと飲み込めば、味なんて気にすることないでしょ!と思うかもしれませんが、「味」のアピールがえぐい薬もあるのでご紹介します。 ねこと学ぼう、おくすり情報 

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          エンパグリフロジンはHFpEFに対する薬物療法にパラダイムシフトをもたらすのか!?

          地域医療ジャーナル 2022年5月号 vol.8(5) 記者:syuichiao 薬剤師  SGLT2阻害薬のエンパグリフロジン(ジャディアンス®)は、血糖降下薬でありながら慢性心不全にも保険適用を有する薬剤です。ただ、同薬の製剤添付文書では、効能又は効果に関する注意として『左室駆出率の保たれた慢性心不全における本剤の有効性及び安全性は確立していないため、左室駆出率の低下した慢性心不全患者に投与すること』と明記されていました。  慢性心不全は、左室駆出率が低下した心不全(

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          エンパグリフロジンはHFpEFに対する薬物療法にパラダイム…

          【動画】ケアのデザインストア~簾藤麻木さん(前編)

          地域医療ジャーナル 2022年4月号 vol.8(4) 記者:muraoka_kenichi 似顔絵セラピー・プロジェクト代表 今回ご紹介させていただくのは nenlin代表の簾藤麻木(すとうまき)さん。 十数年にわたる祖母の介護経験から、 空間とデザインから介護は変えられると感じ、建築を志す。 2018年に【nenlin】を設立。 医療福祉施設の内装デザインから、福祉用具の企画・デザインを手がけ、 2021年【ケアのデザインストア】をリリース。 全国の医療福祉現場に

          【動画】ケアのデザインストア~簾藤麻木さん(前編)

          ポリファーマシーと「Low-value care」

          地域医療ジャーナル 2022年4月号 vol.8(4) 記者:syuichiao 薬剤師  2010年代の後半に、日本でも関心を集め始めたポリファーマシーは、未だに解決困難な臨床課題の一つと言えます【1】。薬の処方数が多いことは、潜在的な薬物有害事象のリスクを増加させ、個人の健康にも悪影響を及ぼすという理屈が分からぬでもありません。実際、薬の副作用が明らかな事例が存在することも確かでしょう。しかし、ポリファーマシーの文脈でいう有害事象「リスク」に対する介入が、人の生活にどの

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