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アーユルヴェーダの世界に飛び込むまでの話1【努力が実った成功体験】

インドの伝承医学アーユルヴェーダと言うセラピーのセラピストをしたり、パーソナル演出と言うコンサルをやったりしてる、スミヨシマチコと申します!

これは、私がアーユルヴェーダに出会う前、もう何十年も前ですがテレビ番組を制作する仕事をしてた頃のお話です。でも、なぜ私が、アーユルヴェーダの世界に入ったか、このことなしでは語れないので、じっくり書いてみました。

※この記事は2018年に別ブログにて書いたものをリライトしています。


テレビの世界に入る

私は物心ついたころから、マスコミで働きたくてそのために親に頼んで大学に行き、テレビ番組の制作会社に就職しました。(その理由はまたいつか)

番組制作の基本は、いわゆるAD(アシスタントディレクター)と言う、使いっ走りの仕事で覚えます。

当時は、ADなんて人として扱われないとか思われて「大変でしょう」ってよく言われたけど、学生時代はアルバイトを3つぐらいかけ持ちして生きていたので、一つの仕事だけ一生懸命やればいいのはむしろ思ったより楽でした。持ち前の体力と精神力のおかげです。

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もってた一番古いと思われる写真。若い!痩せてる!!


その頃は、上のディレクターさんたちも本当にすごくて尊敬する人ばかりで、その人たちのアイデアを形にしたら絶対おもろいなあ!って思ったんで、頼まれたり聞かれたことの常に上を行き、返そうと頑張ってました。

当時、私がやっていたのは「世界まる見え!テレビ特捜部」って言う、今も続いてる番組。

自分の担当する放送回だけでなく、番組の冒頭でビートたけしさんが登場する時の衣装の係を担当してたので1日24時間、ずっと仕事のことを考えてました。帰ることより、翌日のことを考えてすぐ泊ってたし、3カ月ぐらい休みがなくても平気だった。

で、その努力が認められてチーフADになり、フロアという仕事もさせてもらえるようになります。


フロアのお仕事とは

フロアとは、スタジオでの本番を仕切る仕事です。

タレントさんやお客さん、カメラさん、スタッフは、スタジオのセットのある場所にいますよね。

でも、責任者となるディレクターは別の場所で、各カメラのモニターをチェックして演出を指示してるんです。こういうところね。

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「NiTRo 現場レポート」より
http://www.nitro.co.jp/housou/report/2015/12/28/gyoumu.html

だから、現場にいないディレクターの指示をインカムで受けて、下のスタジオ全体を仕切るのがフロアです。

「10秒前!」ってカウントダウンするのとか、カンペ出すのとか、タレント、スタッフ、お客さんに指示を出します。

でも、ディレクターの言いなりになるだけでなく、スタジオにいなければ分からないその場の流れを感じ取って、自分の判断で流れを変えたりもします。

台本通りにやればいいわけでなく、タレントさんやお客さんが楽しめるように時間や話題をつなげていくんです。スミヨシはこの仕事が大好きでした!

ディレクターは、モニター越しにしかスタジオが見えないので、私やスタッフからの報告をくみ取って最終的には「下の判断に任せる」ってなることも多い。

そう、ディレクターは収録が始まったら 自分では意外と何もできません。フロアが実権を握り、進めていくものなのです。

だから、フロアとして自分で全部を回して、いろんなことを考えながら最良の判断を瞬時にしていくスリルと高揚感と、終わった後の達成感は最高だったなあ。

セットで撮った写真ないかと思ったら、友人が観覧に来た時に一緒に撮ったのがあった!(正確には、この時はもうADじゃない)

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そんな感じで、そうとうできるADになりました。(自画自賛)

ディレクターの演出にも口出ししたり、新しく入ってきたディレクターにはこの番組でのやり方を教えてあげたり、「スミヨシに聞けば、まる見えのことはわかる」、そういう人になったんです。


ずっと認めて欲しくてもがいていた

実は、私の根源にはずっと

「人に認めてほしい」

「ほめて欲しい」

「必要とされたい」

と言う思いがずっとありました。

たぶん小さい頃に、親で満たされてなかったその思いが社会でなら叶えられると分かり、努力と根性でがんばってがんばって必要とされる人になろうとしたんですね。

いくら頑張っても親にはほめてもらえなかったけど、仕事だとがんばって成果が出せればめちゃほめてもらえる!信頼される!こんなうれしいことはないわけで、

私は仕事だけが喜び!

仕事でしか自分は生きられない!

と思っていました。

しかも、努力してようやく自分がいていい世界を手に入れたもんだから、努力すれば人に大切にされる!このあとも、そう信じて仕事していくことになります。

こうして、努力が認められた私は、ADになって5年ぐらい過ぎた頃に、ついにディレクターになれるのです。

続く


※今はこんなことやってます



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