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その言葉に

その夢を失くして、
生きてゆけるかどうかで
考えなさい。

by ゲーテ

ふと目に留まったこの言葉が、
今の自分に痛いほどまっすぐに刺さった。

たまには夢を語ってみる。
今までのこと。今感じてること。
つらつらと長くなります。

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○子どものとき       “大きくなったら…”
・警察官
 どうしてなりたくなったのかは忘れたけど、
小学2年生のときだったのはよく覚えてる。
将来の夢を発表するときには
「婦人警官」と呼称を言わされた記憶が。
(時代だなあ… )
・パン屋さん
近所に「あしながおじさん」という
パン屋さんがあって
メロンパンやUFOパンが好きだった ◌
・音楽関係の仕事
 ピアノと吹奏楽をしていたから。♩

そのときに好きだったものを
大人になってもやりたいと
純粋に思っていた子ども時代の私。

○中学生
・看護師 
なんとなく 「人の役に立ちたい」という
思いで、安易かもしれないが
医療従事者を想像。
職場体験も近くの
内科クリニックへ行きました。

○高校生
・医師
とある出来事をきっかけに一瞬だけ、
なれるかどうかは別として
人の命を助けたいと
興味が湧いた瞬間がありました。
・理学療法士、作業療法士
進路学習でいろんな職業や進路を調べる
うちに、看護師が怪我や病気の治療をする
のとは少し違って、
その人の持つ機能や好きなことを活かして
健康に導くというところに惹かれて、
これがいちばん自分のやりたいことに
近いのかなと思ったこと。
*この気持ちや視点は、この後も
今も心の奥底にベースとしてあります。

○大学生
いろいろあり地元の国公立大の看護学科へ。
4年間ずーっと、やりたいことと違う!と
いう気持ちを引きずっていたので
私の中では少しきつかった時間でもある。
でも楽しい瞬間もいくつもあったし、
大人になった今ならそっと受け入れられる。
🍀
費やした時間や学費を考えて、今ある中
(卒業後のルートとしては
看護師、保健師、助産師、養護教諭辺り)
で進むなら保健師かな、と。
そんな後ろ向きなスタートでもありました。
ただ、カリキュラムや実習の中でも、
地域保健が一番自分にしっくりきました。
あとは小児科でターミナルの
お子さんとご家族とのご縁があったことも。
高校生の頃に抱いた根底もあって
退院をゴールに治療やケアをする
病棟看護師よりも、
退院した先の本来その人が暮らす
自宅や地域でその人らしく生きていくための
力になりたいという気持ちや関心が
なんとなくあったのかな。

○新卒で、町役場の保健師に。
人口が1万人程度、2つの町が合併して
出来た小さな田舎町で3年間を過ごす。

最初の1年は人事の方針で
窓口で保険事業が主だったけど、
組織全体の動きを知り町民対応ができたこと
大事な経験のひとつだったと思う。
2年目からは保健センター勤務で
母子保健をメインに
みんなで町全体のことをやっていった。
特に最後の1年はメンバーでいろんなことを
見直したり協力したり和気あいあいして。
退職するときもお伝えしたけれど
この仕事が本当に好きで、
一度も辞めたいと思ったことはなかった。
今の自治体からすると、本当に密に
対象者とも関係機関とも関わっていたのは
小さい町ならではの強み。

他にも予防接種や成人の健診関係、
先輩と精神の訪問同行したり、
町医師会の先生方との会議や
町の計画策定の打ち合わせ、会議。

本来は先輩上司が出るような
会議や研修にもたくさん参加させてもらい
圏域や保健所の方々にも
本当にお世話になりました。

職員として、青年団として
町の行事にもたくさん参加して。
県内各市町村や離島も含めた同期との
素敵な出会いにも恵まれて。

結婚を機に3年で離れてしまい、
職場の周りの人の人間関係とか
仕事の仕方とかいろんなものについて、
今の方が落ち着いてるなと思う部分も
もちろんあるんだけど、

最近になって思うことは、
やっぱり小さな町の良さ。
1人1人の顔や名前が浮かんで、
丁寧に事業を行えて、
フットワーク軽く外と繋がりあって。

それぞれのところで
必要な保健事業や役割を展開することが
大切なのは重々承知で、
やっぱり私は前の町のように
もっと密に丁寧に役割を果たしたい。

ここまでやってたら手が回らないとか
どこかで切らないととか
他にもやることあるとか

そうやってどこかで切られて取り残され
寄り添ってもらえないと感じる人が
いたとしたら。
あくまでもお役所対応よねと
住民も民間や関係機関も感じたら。

数や範囲の幅によって
手が届いてないとしたら。

2年前今の地で復職したときは
このくらいの規模がちょうどいいのかな
なんて思った自分がいたのも本当だけど

もしまた前の町に戻れますよと言われたら
戻ると思う。
ほんの少しだけ知識技術や考え方が
伸びたかな今の自分でできることを
していけたらと思う。
現実、物理環境的に前の町には
戻る(戻れる)ことはほぼないのだけど、
それでもいつか必ず恩返しをしたい。

事務仕事や時間、量に追われて
人や地域と関わる機会を逃すのではなく、
相談してくれた人、助けを必要とする人、
頑張っている人、1人1人と丁寧に
顔を会わせて言葉を交わして
そういう当たり前とも言えぬ当たり前を
大事にしたいんだなあと改めて感じる。

幅広く掴み所のない側面もある保健師故に、
もっと明確にここ!という範囲や役割を
持った仕事がしたいのかもしれない。

あまり数としてはないと思うけれど
学校現場とか子どもたちに焦点をあてた
関わりにも最近は興味があったり、

同じようにたくさん頑張っている
保健師へのケアとか
これから保健師になりたいと思った人への
手助けもしたい。

頭の中心の中を全部吐き出すと
そんなところ…。

夢 というと、
今まで自分の中で芽生えてきた
憧れや価値観もそうだし
経験からくる新たな目標や視点もそう。

「失くなったら人生が変わってしまうもの」

何だろう。それに気づけたらこの先の
歩き方がなんとなく見えてくるのかな。

整理できたらまたnoteに
残してみたいと思います。




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