見出し画像

牧師夫人の徒然なるままに(七七六) 「私の骨組みはあなたに隠れてはいませんでした」(詩篇139・15) 

 創造主の御手の中で丁寧に、唯一無二に造られた私たち人間は、なんと素晴らしい存在なのでしょうか。
そんな素晴らしいはずの人間なのに、今や、人類はとんでもない高ぶりに酔いしれているのではないかと危ぶまれるふしがあります。人類は、もしかするとコンピューターの開発によって「創造(ものづくり)」の名において創造主の地位を乗っ取ろうとしているのではないかと思われるほどです。
 我が家にもその手の製品が持ち込まれました。「お掃除ロボット『ルンバ』君です。夫が、毎日の私の掃除機掛けの助けになればと購入してくれました。そして、とても上手にくまなく掃除をしてくれています。
 ある日、風呂場のドアを閉め忘れて作動させました。途中で気付いてドアを閉めたのですが、ルンバ君の脳みそ?は対応できず、何度も?を反芻しながら風呂場のドアにぶつかります。さっきまで空いていたのにどうして閉まったのか?彼には適応が出来ませんでした。
 創造主の創造は完璧です。私たちが成長過程で出会う様々な困難にも対応して乗り越える力を母の胎で組み立てられた時から備えてくださっているからです。人類のいかなる英知も、創造主を越えることはありません。ルンバ君の学習能力はワンパターンのみです。

安食道子

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?