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バレエ『ロミオとジュリエット』のパンフレット完成しました!

編集部・お蝶さんです!

世界的なバレリーナ森下洋子さんの舞踊歴70年を記念した松山バレエ団の広島公演「ロミオとジュリエット」。その公演パンフレットが完成し、手元に届きました!!

私たちメディア中国が試行錯誤して制作しただけに、何だか感激です!うれしいなぁ~(^^♪

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ハイライトとなる舞台写真や森下洋子さんの華麗なる業績を紹介する年表、中国新聞の連載など、盛りだくさんの内容です。手にした方が、観劇のお供に楽しんでいただけたらなと思っています。

表紙のデザインを引き受けてくださったのは、みずみずしい色使いの水彩画が高く評価されているイラストレーター瀧川裕恵さん。広島在住の方で、私たちがよく知っている化粧品などのパッケージも手掛け、全国的に活躍されています。

瀧川さんは、「ロミオとジュリエット」のイメージをつかむためにバレエの動画はもちろん、フランコ・ゼフィレッリ監督オリビア・ハッセ―主演の古い映画(1968年)まで見て描いてくださいました。

さすが、素敵な仕上がりです!!

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「ロミオとジュリエット」は実は、14歳ぐらいのティーンエージャーなんですね。若さいっぱい、希望いっぱいの男の子と女の子がなぜか、二人で手に手を取り、「死」へと疾走してしまう物語です。

瀧川さんのイラストには、森下さんが好きだというバラの花もあしらわれていて、ロマンティックで美しいのですが、そういった「死」の影もきちんと描かれていて、私は思わずうなってしまいした!

パンフ冒頭の写真グラフでは、松山バレエ団の迫力ある群舞の写真なども豊富に使わせていただきました。また、たくさんの翻訳劇を手掛けている英文学者で早稲田大学教授の小田島恒志さんに、「疫病の流行とシェークスピアとロミオとジュリエット」と題して、寄稿文を書いていただいています。

このパンフレットの中で、私の大好きな写真があります。
少女時代の森下さんが深紅のコスチューム姿で、原爆ドームを背に立っています。そのそばに、幼い子ども2人がしゃがんでいて、森下さんを不思議そうに見上げています。原爆ドームの周囲にはまだ柵もないころで、自由に出入りできたのでしょう。

森下さんは10代のころ、アイドル的なバレリーナとして雑誌のグラビアに頻繁に登場していました。その撮影だったのではないでしょうか。

被爆地に生まれ、平和を願うバレリーナの原点がこの写真の中にあるような気がします。

パンフを手にした方は、ぜひこの写真を探してみてくださいね(*'▽')

この記念公演をきっかけに、森下さんのオリジナル限定グッズなどを販売するクラウドファンディングが実施されています。支援金の一部は、コロナ禍で活動が制限されている広島県内の文化芸術団体に贈られます。8月31日まで。興味のある方はぜひ。パンフレットはリターングッズでもあります。

「ロミオとジュリエット」のお話を詳しく知らないという方は、こちらも参考にご覧ください。5分で頭に入りますよ!

(編集部・お蝶さん)



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