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大麻を巡る男たちの戦い~ジェントルメン

編集部のエイミーです。
「映画館で見る映画の良さを多くの人に伝えたい」。
そんな思いで映画と映画館愛を語ります。

スリリングな展開が楽しめるクライムサスペンス「ジェントルメン」(英国・米国合作/ガイ・リッチー監督/113分)を見ました。

ジ アウトレット広島の中にある「イオンシネマ広島西風新都」での鑑賞です。劇場へ入る前にある異空間へ誘うタイムトンネルのような道が、これから見る映画へのワクワク感を演出します。

映画館イオン

舞台は英国ロンドン。1代で大麻王国を築き上げたマリファナ・キングの米国人ミッキー(マシュー・マコノヒー)が、大麻の栽培から販売までビジネスの全てを売却して引退するといううわさが暗黒街に流れます。総額はなんと500億円とも。金の亡者たちが莫大な利権をめぐり、あの手この手で接触してきます。ユダヤ人大富豪やゴシップ紙の編集長、ゲスな私立探偵、チャイニーズマフィアら。どんな手を使ってでも手に入れたい宝の山を巡り、さまざまな駆け引きが展開されます。

早い展開に頭をフル回転させながら、かっこいいおじさまたちの駆け引きが楽しめます。ゲスな私立探偵は、大麻ビジネスを巡るミッキーやハイエナたちの数々の悪事を映画に見立て、これらをばらされたくなければ、金をよこせと脅します。ストレートに喧嘩を仕掛けるのではなく、悪事を映画仕立てにして脅すなんて! なんともおしゃれ。さすが紳士の国、英国ですね。血みどろシーンも多く、多くの死人が出るこの映画のタイトルが「ジェントルメン」。これが良くも悪くも英国なのでしょう。

この私立探偵を演じているのはヒュー・グラント。「モーリス」では禁断の愛に苦しむ美しい青年の姿を見せてくれ、「ノッティングヒルの恋人」では甘いマスクで多くの女性ファンをメロメロにしました。そんな彼が今作では、ひげ面の怪しい探偵です。あの頃の面影はすっかりなくなっていますが、時折見せる笑った時の目じりのしわが、やっぱりかっこよくて、ワイルドなヒュー・グラントもよいなあと、にんまりしてしまいます。

チケット

【映画館の醍醐味】
なんといっても、大好きな俳優を大画面で堪能できること。ヒュー・グラントの目じりのしわを、しっかり確認できるのは映画館だけです!

(編集部・エイミー)

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