セントライト記念ローテ分析

セントライト記念ローテ分析

今週はセントライト記念ですね。
過去15年の主要ローテーションの分析をしていきます。

■日本ダービー組[7-6-4-22]

39頭中13頭連対17頭3着以内。
最も頭数が多い上に回収率も単回収130%、複回収107%と相性が良い。
当たり前だが、特に確実なのは人気に支持されて好走していた馬。

 ・日本ダービー5人5着以内組[3-2-0-1]
 6頭中5頭連対5頭3着以内。
 凡走したのはサトノラーゼンのみ。サトノラーゼンは母父がレッドランサム系のS主導のディープ産駒で、ダービー5人気2着に加え、使い詰めの連勝中という臨戦で連チャンっぽい推移だった。S系は良い時と悪い時の差が大きく、連続好走後に休みを挟むと不振期が待っている。同馬も休みを挟んだ後6戦連続凡走したように、不振期に入ってしまった。日本ダービー組で注目したいのはダービーでの位置取り。
 
 ・日本ダービー4角3番手以内組[3-2-2-2]
 9頭注5頭連対7頭3着以内。
 単複共に回収率は200%を超えている。凡走したのはコズミックフォースとプロフェット。共にダービーでは全く人気が無かった。ある程度人気に支持されて先行していた馬は安定。15番人気以内に限定すると[3-2-1-0]になる。人気薄の馬や連続凡走でそもそも能力の足りない馬には注意したい。今年はリオンリオンが該当。問題は人気でプレッシャーに耐えれるかどうか。

 ・日本ダービー6~9着組[0-2-1-6]
 9頭中2頭連対3頭3着以内。
 ごくごく平均的なステップ消化。好走した3頭はダービーで人気以上に凡走しつつ、2走前にOP以上を連対していた。休み明けとはいえ、交互の形になるので、そういうタイプを狙いたい。

 ・日本ダービー10着以下組[3-2-2-9]
 16頭中5頭連対7頭3着以内。
 単回収260%、複回収160%で相性は良い。こちらも人気以上に凡走しつつのタイプが巻き返している。
 
 ・日本ダービーで人気≦着順で3角5番手以内の10着以下組[2-2-0-0]
 4頭中4頭連対4頭3着以内。
 先行して人気以上に凡走していたタイプは巻き返しが利いている。

 ・日本ダービーで3角9番手以下の10着以下組[0-0-1-7]
 8頭中0頭連対1頭3着以内。
 日本ダービーを後方から競馬して10着以下に負けた馬は巻き返せない。唯一巻き返したのはグレイル。同馬は皐月賞が出遅れの6着でポテ証明は十分あった。

■ラジオNIKKEI賞組[2-1-3-21]

27頭中3頭連対6頭3着以内。
単回収34%、複回収43%。日本ダービー組に比べると全体的に率はかなり落ちるステップ。ラジオNIKKEI賞組は簡単で、連対馬に絞ってみると。

 ・ラジオNIKKEI賞連対組[2-1-2-4]
 9頭中3頭連対5頭3着以内。
 単回収103%、複回収112%まで上がる。10着以下のような大きな凡走をせずに地道に掲示板を確保してきたタイプに注意。

 ・ラジオNIKKEI賞3着以下組[0-0-1-17]
 18頭中0頭連対1頭3着以内。
 3着、4着に入線した馬は2頭だけいて、共にラジオNIKKEI賞で1番人気だった。2走前は共に1着なので、人気で凡走+交互の形を取れればギリギリといったところ。


■500万下組[2-0-4-62]


68頭中2頭連対6頭3着以内。
基本的には厳しいステップだが、単回収が108円で穴が期待できる。ここでは間隔別に分析していく。

●間隔が9週以内の休み明けでない臨戦馬
 ・500万下組[2-0-2-47]
 51頭中2頭連対4頭3着以内。率は悪い。ここから絞っていく。
 
 ・500万下組で3着以下[0-0-0-9]
 500万下で3着以下はそもそも実力が足りない可能性が高い。
 
 ・500万下組で2着以内[2-0-2-38]
 42頭中2頭連対2頭3着以内。
 少し率が上がった。この内人気に支持された馬だけを見ていく。
 
 ・500万下組で2人気以内で2着以内[2-0-2-18]
 22頭中2頭連対4頭3着以内。
 芝の1800~2200mで実績を残してきた馬が良い。特に1800m臨戦馬は要注意。今年はモズベッロ、ルヴォルグが該当。前者は父ディープブリランテは道悪特注。馬場が渋れば。後者は鮮度持ちディープだが、道悪と東スポ杯で1回弾かれてるのが気になる。

●間隔が10週以上の休み明けの臨戦馬
 ・500万下組[0-0-2-17]
 19頭中0頭連対2頭3着以内。
 こちらも人気で好走してきた馬以外は厳しくなっている。

 ・500万下組で3人気以内で1着馬[0-0-2-10]
 12頭中0頭連対2頭3着以内。
 好走したのはジュンツバサとミストラルクルーズの2頭。共に東京で勝ち上がってきたタイプだが、血統はステゴとエルコンがミソ。東京の方が向いていると苦→楽にならない。


■1000万下組[2-6-2-53]


63頭中8頭連対10頭3着以内。
連対率、回収率は平均程度。ここでは距離と間隔別に分析していく。同じように距離と間隔別に分析していく。

●間隔が9週以内の休み明けでない臨戦馬を見ていく
 ・1000万下組[2-6-2-45]

 55頭中8頭連対10頭3着以内。
 若干率が上がった。距離と着差で絞っていく。

 ・1000万下組で短縮、500m以上の延長組[0-0-0-11]
 極端な距離からの臨戦が悪い。1600m以下だとスタミナが心配されるし、2400m以上だと重賞の流れに付いていけない。この組を狙うなら極端な馬場。高速馬場なら延長組の先行力、不良馬場なら2600m以上から体力を補完している馬が面白そう。

 ・1800m~2200m組[2-6-2-34]
 44頭中8頭連対10頭3着以内。
 1000万下組は基本ここから狙うのがベター。着差で絞っていく。

 ・1800m~2200m組で着差が0.9以内[2-6-2-28]
 38頭中8頭連対10頭3着以内。
 1.0差以上の負けは能力が足りていない可能性がある。さらに人気で絞る。

 ・1800m~2200m組で着差が0.9以内かつ4人気以内[2-6-1-21]
 30頭中8頭連対9頭3着以内。
 人気で軽く凡走した馬も狙えるステップ消化。人気急落でアップに耐えうる血統が面白い。今回はアトミックフォース、エングレーバーが該当。前者はワークフォース産駒で道悪の持続質戦なら面白い。後者は脚質の幅が無いのが気になる。

●間隔が10週以上の休み明けの臨戦馬
 ・1000万下組[0-0-0-8]

 8頭中0頭連対0頭3着以内。
 1頭も連対していないが、人気馬もいないため、今後好走馬が出る可能性もある。人気して好走してきた外厩のしっかりしているノーザンF等なら注目したい。


■OP組[0-0-0-16]


16頭中0頭連対0頭3着以内。
基本的にはOPの楽な流れからになるため、厳しいステップ。
アップG2になるので、アップに耐えれる血統と経験が重要になる。
勝てば楽だし、負ければポテンシャルが足りないというパラドックスが苦しめている。


■G2組[1-1-1-5]


8頭中2頭連対3頭3着以内。
札幌記念、青葉賞がメインになる。好走した3頭は全馬前走5人気以内。人気に支持されてる=実力があるという構図。休み明け組は量が豊富な配合馬が狙い目になる。今年の該当馬はランフォザローゼス。札幌記念は7人気で微妙。2.9差負けはさすがに負け過ぎで、ちょっと厳しいか。


<注目馬>


ちょっと後半は駆け足な感じでしたが、以上でローテ分析を終わります。
以下注目馬です。
☆タガノディアマンテ
先行で競馬した経験もあり、ただの追い込み馬ではない。父は道悪特注。
☆アトミックフォース
1000万下組は人気で凡走してからの人気急落に注意。ポテ証明弱いが。
☆モズベッロ
1人1着でデムーロ鞍上。父ディープブリランテは道悪特注


<サポート特典>


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記事名:『Mラジ番外編 現役産駒がいなくなるまでに知りたい種牡馬ステイゴールド6つの変化』
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