「やりたいことがわからない」から脱け出すには?(2)
こんにちは、片づけ習慣化コーチの牛尾恵理です。
「やりたいことがわからない」から抜け出すにはどうすればいいのか?
昨日の記事の続きです。
20代をバンド一色で過ごし、自分たちのやりたいことを、やりたいようにやり続けてみた結果ー
「自由」「充実感」「成長感」は、たっぷり味わうことはできました。
でも、14年間続けたことで、私自身は、その先の「頭打ち感」と「欲求の枯渇感」も味わうことになりました(他のメンバーは今でも続けているので、きっと私だけ)。
「これ以上、私がこの世界で成長していくのは難しい。やる気も湧かなくなってしまった。もう32才。”母”になることにチャレンジするなら、今やめるしかない!」
そう決断し、引退。
それは、まるで1つの人生が終わったかのような感覚でした。
前とはレベルの違う「やりたいことがわからない」状態
程なくして夫と出会い、結婚・出産。
2度目の「やりたいことがわからない」は、バンドをやめてから4年目、二人目の子供をが生まれた後しばらくして、やってきました。
専業主婦として、24時間子供の世話に明け暮れる毎日。
「育児」こそ、自分の次なるやりたいことだと思って臨んだのに、想像していたような「喜び」や、「慈愛」のような感覚は驚くほどわずかしか湧き出て来ません。
それよりも、子供たちに振り回され続けて、「自分のやりたいようにできない、思うようにならない」ことばかり。
家事もうまくこなせず、ママ友もほとんどつくらず、部屋はどんどん荒れていき・・・猛烈な情けなさや閉塞感、不自由感に押しつぶされそうになっていました。
まさに、「思ってたんと違う」状態。
でも、さすがにこれ(育児)ばっかりは、やめてはいけない。
産んだ以上、なんとしても責任を取らなければならない。
幸せなはずなんだから、弱音や愚痴は、誰にも吐いてはいけない・・・
「やらなければならない」ことだらけの中の、「やりたいことがわからない」状態は、高校生の時とは全くレベルの違うものでした。
「やりたいことがわからない」からの脱出2
そんな時に、通販の段ボールがつぶされもせずに放り込まれている部屋を見て、普段とても穏やかで静かな夫が、こんな一言を発しました。
「この部屋、なんとかならない?」
今思えば、これは、「別の視点」を与えられた瞬間だったように思います。
当時の私は「母親とは、何を差し置いてでも、赤ん坊のニーズに応えなければならない」、と盲目的になっていたのかもしれません。
その目が開かれ、「自分のニーズ」に目が向いたんだと思います。
その時は、「なんとかするよ」と答えただけだったと思いますが、そのすぐ後に、4年ぶりに一人で立ち寄った本屋で、一冊の片づけ本にものすごく惹かれました。
1300円ほどの本を自分のために買うだけでもものすごいブレーキがあり、一度買わずに本屋を出たのに引き返して買ったほど。
でもその本を読んでは実践し続けいるうちに、「片づけ」がどんどん日々の生き甲斐に変わっていきました。
毎日、次々と発見される「汚れ」や「いらないもの」。
これらの敵と戦い、「退治」「成敗」していく日々。
付箋を使ってゲームのように楽しみ始めた頃には、片づけを始める前に感じていた「やりたいことがわからない」という感覚は、いつの間にか消え失せていました。
■片づくマインド・名言シェア215
喜びとは、勝利それ自体にではなく、途中の戦い、努力、苦闘の中にある。
マハトマ・ガンディー
1869年10月2日生
大きな声では言いにくいのですが、私の中には明らかに「ファイティング・スピリッツ」があります。
よく言えば「チャレンジ精神」とも言えますが、悪く言えば「好戦的」。
大義名分を持って倒すべき「敵」がいてこそ燃える・・・!
だから、子供たちに振り回され、「連戦連敗」だったことが耐えられなかった。
逆に、「部屋の汚れ・放置されている不要品」は、挑めば確実に勝てる相手。
そりゃ、やればやるだけ「スッキリ」して「気持ちよく、楽しい」ので、「続いてしまう」というパターンが起きていたんです。
こんなエピソードから・・・
もし今「やりたいことがわからない」状態なら、こんな3つの質問に答えてみるのはいいかもしれません。
1)あなたがその文字を見るだけでワクワクする言葉は、何ですか?
2)今、あなたが抱えている課題は何ですか?
3)その言葉と課題を掛け合わせてみると、どうなりますか?
当時の私の場合は、
1)挑戦(昔も今も変わらず)
2)片づけができない
3)片づけ苦手克服チャレンジ
こんな感じ。
貴方の課題が、やるべきことだらけの中でも、これらならできる、やりたい!と思える何かになりますように。
▼モノへの執着を手放すことへの挑戦は、今も続いています
▼捨て活部、部員募集中
▼自己紹介
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