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十角館の殺人/綾辻行人


ブロ友さんや、読書好きが集まるLINEオプチャで、多くの方がおすすめされていた #綾辻行人 さんの著書、 #十角館の殺人 を拝読しました。








図書館で予約して受け取った時に、文庫とはいえなかなかの分厚さだったので、読むのに時間かかるかなと思いきや。。。
ページめくる手が止まらず、1日で読み終えてしまいました。



私は、今回初めて綾辻行人さんを知ることとなったのですが。。。
”新本格派ミステリー”の重鎮と言われる方を、なぜこれまで知らずに生きていたのかが不思議です。
若い頃は特にミステリー好きで読んでいたはずなのに。



第一章の冒頭でのエラリイの言葉を抜粋します。

『僕にとっての推理小説(ミステリ)とは、あくまでも知的な遊びの一つなんだ。
小説という形式を使った読者対名探偵の、あるいは読者対作者の、刺激的な論理の遊び(ゲーム)。
それ以上でもそれ以外でもない。』

読み終えた後、この言葉は著者からのメッセージだったことに気付きます。


どうなることかと読み進め、終盤の一行で大どんでん返しを喰らい打ちのめされました。
すっかり著者に翻弄され、敗北感を感じつつも『そう来たかー!』とニヤニヤが止まりませんでした。


綾辻行人さんがみんなに絶賛されるのは納得です。
そして、綾辻行人さんのデビュー作となった本書は、2017年で30周年を迎えたそうです。
30年以上経った今読んでも、面白さが色褪せることない作品に出会えた私は幸福感で満たされました。








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