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ABC殺人事件/アガサ・クリスティ、深町眞理子(訳)





読書好きが集まるオプチャでの11月の課題図書2冊目。
アガサ・クリスティの「ABC殺人事件」を拝読📖しました。
(2021,12,6 読了)






相変わらずの激務で11月の課題図書を今頃読了。
途中諦めようかとも思いましたが、面白くてやめられませんでした。
アガサ・クリスティの作品は映画やドラマで観たことはありましたが、原作は初読です。


いきなりネタバレしますが。。。
前回拝読した課題図書、エラリー・クイーンの「10日間の不思議」と同じく今回の「ABC殺人事件」も、正常な判断が難しい人をいいように操るというトリックでした。
そして、やはり真犯人の動機は身勝手なもの。



ただ今回は最後まで犯人が誰か分からず、名探偵ポワロが犯人を突き止めた時には思わず声が出そうになりました。
してやられた感満載。
原作は想像以上に面白く、読了後にYouTubeで昔ドラマで放映されていた「ABC殺人事件」の回を視聴しましたが、こちらも原作に忠実で面白かったです。





読書をしていつも思うのですが、自分に必要なタイミングで読むべき本が手元に届き、大切なメッセージを受け取ることが多いのです。
今回も、諦めずに最後まで「ABC殺人事件」を拝読したことで、今の私にドンピシャなメッセージを受け取れました。

「むかし、ある賢い老フランス人がわたしに言ったことがあります-話すことは、考えることを妨げるための人間の発明だ、と。
それはまた同時に、ひとが隠そうとしていることをあばくための、ぜったい確実な手段でもあるわけです。」


このポワロさんの言葉を目にして、今私に必要なのはこの手段だと思いました。
自分や大切な人達を守るための手段。
これは、かなり大きなヒントとなりそうです。



そしてもう1つ。

「直感と呼ばれるところのものは、実際には、論理的な推論、もしくは、経験にもとづく印象なのです。」


このポワロさんの言葉で、少し自分に自信を持てたような気がします。
違和感がある時に放置しておかなかったのは正解だったと。
私は、ちゃんとこれまでの経験を活かして思考しているのだと。
ポワロさんは、私の中のモヤモヤまで解決してくれました😆



王道の海外ミステリーを2冊読み終えて、改めて長く残され続ける文学に間違いはないと確信し、大満足の読書時間でした。










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