MBA受験対策総論

自身及び多くの受験同期の受験結果を振り返り、トップ校合格の為に必要な要素は、下記と思った。
① 足切り以上のテストスコア
 諸説あるが2年生MBAの場合GMATの足切りは約690~700点(合格者平均は約730)。700点以上ある場合は、学校によるものの780点近く無い限りはあまり差異が無いという印象。(2018年時点。)
② 職歴とバックグラウンド
 昨今MBAアドミッション受けが良い職歴・経験は、Private Equity事業、Tech関連事業(GAFA, Microsoft, Uber, Netflix, Alibaba, Tesla, Tech関連スタートアップ, Venture Capital等)、Social Impact関連事業(NPO等含む)、M&A経験、事業立上げ・経営経験、など。10年前までは外資系投資銀行がトップに君臨していたが、リーマンショック以降凋落。商社トレーディング業は受けが良くない為、見せ方等の対策が必要。次にバックグラウンド。これは、生い立ち、海外経験、社費私費、学生時代含めリーダーシップ経験etcの事で、職歴ほどでは無いが、アドミッション評価において重要な加点要素となる事が多い。
③ (①と②より重要度は下がるが)エッセイとインタビュー
 私の印象では、実はエッセイはそこまで重要ではないと感じた。皆そこそこ良いエッセイを書く為、本当に良いエッセイが書けても実は大きく差はつかないと感じた。また受験同期でエッセイの共有等したが、エッセイ内容の濃さやインパクトと、合否結果の相関が乏しいと感じた。ただし、受験同期の話を聞く限りでは、HBSとStanford以外は、その学校に本当に行きたい(合格しても断らない)事をエッセイ及びインタビューで強くアピールする事が①②と同等に重要との事。

 上記理解に沿い、自身の受験結果が総じて良かった理由は、その時の業務内容(AI/IoT新規事業開発部)、トレーディング業で得た国際経験、エッセイ内容とキャリアの一貫性、インタビュー(熱意)、が評価された為と思料。

 なお、私の受験準備が長期化した理由は①英語力基礎が備わっていないのに、過去問演習に時間を掛け過ぎた(英語基礎力が備わっていないと、過去問演習をしても勉強時間対効果の相関が緩やかor無くなる点が早い。相関が無くなった後も時間を投入し続けた)、②GMAT・SCに時間を掛け過ぎた(勉強時間対効果の相関が緩やかになるor無くなった後も時間を投入し続けた)、の2点と感じる。一方最も効果的だった勉強は英文読解基礎力訓練(添付資料ご参考まで)。急がば回れというように、強固な土台を作らなければ、その上に積みあがるものは限られる。この点、わたしと同じように大学受験経験や留学経験の無い人は特に要注意。

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