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立場の違いを理解する夢

昨日は4つ夢をみたが、どれも変わった夢だった。特に3つ目の試練みたいな夢が、SFやアニメっぽくて印象的だったのでメモっとく。

ある1つのチームがとある合宿所のようなところで合宿を行う。その中で何かの問題が発生してその解決策や意見でチームが2つに割れる。双方のグループは言い争いをしながら合宿生活を送っていた。

ある日、グループAの一人がもう片方のグループBへと鞍替えし昨日までと全くの意見を変える。それも昨日まで自分で言っていた論理や意見のことも全く覚えていないかのような、そのことを言っても「?」のような顔をしてまるで理解を得ない。

そういった急なグループの一員の鞍替えが頻繁に起こり、このチームはずっと意見がまとまらない。

そしてまたある日、同じグループA同士だったメンバーが合宿所内を歩いているとうっすら黄色い透けた壁のようなものが見える。これを一人が跨いで向こう側に行くと着ている服が変わり急にこちらのことを敵対視した目つきでこちらを見るようになる。

これこそがグループA/Bを隔てていた見えない壁で、この壁を跨ぐともう片方の意見への理解が0になるという性質がある。また壁を跨いだメンバーはこの壁を跨いだことや、自分が意見を真逆に変えたことを認識できない。これによって急にメンバーが意見を真逆に変える日々が連発していた。

壁を跨がなかった方のメンバーはこのことを自分のグループAに伝える。そしてもう片方のグループBのメンバーにも伝えようとするも、グループBのメンバーは皆怪訝な顔をして理解を得るどころか話も取り合ってくれない。

...

(この片方のグループが見えない壁に気づいてから、もう片方のグループにどうその秘密を伝えたかは記憶がない。というか夢にはなかったはず)

ここからは約束のネバーランド的な展開になって、この壁の秘密が書かれた本を、違うグループ同士だった(何かしらの方法で違うグループでも同じ理解を得ることができた)メンバーが持ってこの合宿所から逃げ出すシーンになった。

そして走って逃げている途中で、うっすら先にまた見えない壁があるのだが後ろのメンバーが気づいて警告しても時既に遅く、先頭を走っていたメンバーはその壁を跨いでしまう。

急にそのメンバーは立ち止まり、手に持っていた(合宿所から逃げ出すための秘密が書かれた)本を落とし、「何やってるの?合宿所に戻ろう」と言って冷たい顔で合宿所に戻っていく。

壁の足元には同じ本が古びた状態で何冊も転がっていた..。というお話。

あとがき

約ネバに加えジョジョや世にも奇妙な物語的な要素が混ざったような夢だった。ゲームマスター的な人が、ヒントは時間は同じ方向に流れていることと、見えない境界を跨ぐと服装が変わることと種明かしをしていた。時間の方向って言葉があるからTENETやジョジョ的な要素も相まって意見の変化を認識できないような世界だったのかも。

テーマである立場の違いについて、私はよく、人が言い争ったり批判したり相手にイラッとしてしまうことについて普段から悩んだり本を読んだりしているので夢に出てきたのだろう。

実際、この見えない壁のように、僕らは立場が違う相手のことを理解し、同じ立場になってその意見を眺めるというのが中々できない。進撃の巨人でマルコが「僕らはまだ話し合ってないじゃないか」と言っていたが、相手を尊重しながら、感じている感情を丁寧に明かしながら、話をして相手を理解するというプロセスはとても大変で、余裕が必要で、僕らはそれをせずに頭の中で「相手はこう考えているに違いない、こういう奴に違いない」と決めつけて、自分を守るために攻撃する。

ただ何かの意見の対立は両者の意見を尊重した第三案(=妥協ではない創造された新案)が最適解になることが多いような気がしていて、自分もまだこの辺はあんまり成功体験がないのでn数は少ないのだが、結局は「相手がなぜそのような意見や考えに至ったか?」の背景やその人の体験談を理解することが肝要な気がする。

この夢の物語では合宿所から逃げ出そうとした2人は結局壁を跨いでまた合宿所に戻されてしまうのだから、合宿所(人間社会)から逃げずに、相手を理解する術を見つけ出すしか、幸せになる道はないのかな?

おしまい

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