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本屋的なものを考えてみる 2

さて、前回の続きです。前回は↓

2つ目

もう一つ書いていた中身は「VR、もしくはAR×本屋」の組み合わせ。現実ではなくバーチャルな世界で本屋を展開するというのも、一つアイディアとしてありかと。このワークショップの後に、以下のような記事が出ていました。

現状、できるとしたら新刊書店に限るのかなと。書影の使用許諾や立ち読み(一部ページを読ませて「続きはお買い上げ後」)ができるには、版元がOKを出さないと難しいのかもしれません...

書店員をどうするのか...?

では、応対する書店員は...?人間に任せるには流量が多いのであればAIに任せるというけれど、ではコンシェルジュ的な役割を果たせるほど、書店員の仕事を数値化(学習用のデータとして使うに耐えうる統計データとして)できているのでしょうか。本の売れ行きという統計情報だけだとAI書店員というのは難しいのではないでしょうか。まあこれも時間が解決してしまう話題なのかもしれません。この辺の話は一度自分でも手を動かしてやってみることがいいのかもしれないので、もう少し思考と実践を進めていくべきかもしれません。動物の表紙の本はそこそこ持っているので、手は動かせるかも...
アウトプットとして、レコメンド、というかその人が選びそうな本の傾向(統計というよりもこれはベクトルか)になりそうだな…

本の質感は?

電子データのみでのやり取りなら、すでにあるプラットフォームに乗せる形で実現可能なのかもしれません。ただ、「モノとしての本」を重視する人に対してはどのようなアプローチをすればいいのか...装幀や紙の感触を電気信号としてアウトプットできればここはクリアできるのかもしれません。

では古本屋というスタイルは可能か?

電子書籍という形で流通させるなら不可能かも...ただ、「VRで巡るけど本は現物で」という方法を使うことができれば可能かもしれません。「すべて電子情報で」という考え方でなければ、本自体の問題は解決できるかもしれませんが...では応対はという問題にまた戻ってしまう。古本屋の方々の仕事って、どう数値に落とし込めばいいのでしょう。この辺が解決できないとハードルが高いかもしれません。新古書店であればできないことはないのかも。

とりあえず、今回の〆

考えてみると結構課題は多いですが、いくらかはできないことはないのかもしれません。店舗内部をどうVRで表現するかというのもありますが、すでに店を持っている場合は360度カメラで映しておくという手も使えるかもしれません。

360度カメラで店舗内を映し通販するという方法はすでにCat's Meow Booksで実践している方法なので、これに動きなり他の要素を組み合わせて行くと実現に近づけることができるのかも。「かもしれない」話ですが、バーチャルな本屋、そのうちできるのではないでしょうか。そんなとき、自分のように本屋を巡っている人はどう動くのか、楽しみではあります。

参考にしたCat's Meow Booksのバーチャルショップは↓

※次回以降は、思いついたら書きます。

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