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町田本屋案内 書店Eureka

はじめに

2019年末に久しぶりに行った本屋について、2019年内に書こうと思いつつ忘れてしまっていたので、書きます。今回は町田の本屋、書店Eureka(ユリイカ)です。検索するとだいたい『ユリイカ 2019年6月臨時増刊号』が最初に出てくるんですよねぇ...

町田の本屋状況(町田の定義)

書店Eurekaの話に入る前に、町田の本屋状況について軽めに。ここでの「町田」の定義はJR・小田急の町田駅周辺、いわゆる「原町田」と「森野」エリアとしておきます。おそらくこの辺が、皆さんがよくイメージする「町田」だと思います。

町田の本屋状況

JRと小田急の町田駅から見ていきましょう。JRの駅の近くにはルミネがあり、その中にはブックファーストがあります。近くにはマルイもあり、その中にはソリッド・アンド・リキッド コミコミスタジオ町田がありますが、こちらは2020年3/23を以て閉店。コミコミスタジオになる前のソリッド・アンド・リキッドにはよく行っていました。改装前は丸の内等にあるリーディングスタイル系の店で、よく思想・哲学とかその辺を買っていました。その後、リーディングスタイルから運営が別の会社に引き継がれたらしいですが、改装後には一度も行っておらず...ここで行っても閉店のタイミングで駆け込みで行って名残惜しむ客Aさんっぽくなってしまい、これはこれで自分としては嫌なので、多分行かずに終わるでしょう。

一方、小田急側ではモディの中に有隣堂が、小田急百貨店内には久美堂があります。有隣堂は横浜に本店があるチェーン店です。ここのブックカバー、10枚売り等しているのでなかなか重宝しています。一方の久美堂は、小田急町田駅の踏切近くに本店がある、町田市内のチェーン店です。町田駅から離れたところには、ドライブスルーで本が買える本町田店もあります(最初は旭町店、今は本町田店のみ存在)。外商も持っていて、地域での教科書販売等も手掛けています(昔通っていた学校ではここの外商が来ていたので、自分も非常にお世話になっていた本屋です)。

2019年の5月頭までは、森野に高原書店という古本屋がありました。巨大な店舗、どこかには広大な倉庫を持っており、東京の古本屋を巡っている人で知らない人はいないと思う場所でしたが、残念ながら閉店。本屋や出版関連書、なかなか揃っていましたし日本古書通信の『こつう豆本』シリーズもそこそこあったのでよく使っていました。ちょうど閉店の時、自分は日本にいなかったので(スウェーデン・チェコ・ハンガリーで本屋巡ってました)、帰国後に閉店の報に触れた時はかなりショックでした。

書店Eureka

と、町田駅周辺は、新刊書店はあるものの、2019年の5月以降は古本屋は壊滅、という状況です。ただ、古本屋が全滅したというわけではなく、2018年に1軒オープンしています。おそらくここが町田唯一の古本屋だと思います(あえて古本屋と新古書店を分けています)

書店Eureka 看板

JR町田駅側にある町田仲見世商店街、その路地裏に書店Erukaはあります。基本、金土日のみ営業、仲見世商店街から1本裏に入るので初見で迷わずに行ける人はかなりすごいと思います(自分も過去2回ほど行ってますが、2度とも迷いました)。

サブカル系の棚、とは言いつつも、サブカルというより民俗学や文化人類学に寄ってる棚とアート系(ビジュアル系など)をメインとしている古本屋です。店自体は狭いですが、文化人類学系をほんの少し齧っていた自分にとってはなかなかいい本が揃っています。直近で訪れた時(2019年末)には、ちょうど沖縄帰りで民藝の話を軽くでもみたいと思い、柳宗悦の本を買ったりしました。

狭い古本屋=本が少ないと思う方もいるかもしれませんが、狭いからこそ見つけやすい、というよりも棚を1つ1つじっくり見ることができるのではないかなぁと思うところもあります。

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