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広島本屋案内7

マハ本店

横川で下車し、北方向へ歩いて数分。マハ本店はそこにあります。広島市内の本屋の棚を借りて本を売ったり、イベント出展を基本的にしていたようですが、2020年8月に実店舗を持つことになったとのこと。この情報はりんご堂の店主より聞いたもので、りんご堂へ行かなければここは見過ごしていたままだったかもしれません。一度広島に行った時、楢などに棚を出していて、非常に気になっていたところです。店主も様々な本屋とのイベントを行っていたりなど、広島県内では非常に精力的に本屋の活動をしている方ですので、棚だけでなく、一度お会いしてみたいと思っていた方でした。

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マハ本店 外観

店主自体も本屋を回ることが趣味の方で、自分と同様の匂いを感じました。話を伺ったところ、自分が鹿島茂の『神田村通信』を手にとったところ「おやっ...」となったとの。棚はアート・サブカルなど様々でしたが、ちくま文庫等しっかり揃っていたのが個人的に好きなポイント。あと本や本屋に関する本も結構取り揃えていたところも。ある意味では「断捨離」も兼ねているとの。やはり本が多くなると、色々言われるんですよね...「そんなに買って保管場所どうするの?」などなど。自分はもう床ですが...本屋本が結構あったせいであれよあれよと手元に本が積み上がる...積み上げた本全部買いましたが...

本屋を回っていた人が古本屋を始めるケース、長崎の五合庵のようなものかと思っていましたが、まだまだ別のお仕事をやっているらしく、そのため本屋は不定休との。本屋を回っていた人同士、やはり話は盛り上がってしまうのは必定。大英図書館の話やマインツの話、神保町の話など、非常に面白かったです。

広島における棚貸しの流れ、というより間借り本屋とはちょっと違う方向で棚貸しを始めた方など、色々調べてみたいものです。多分棚貸しのモデルについてはまとめておく必要があるのかも...


今回買った本

今回買った本は『神田村通信』(清流出版)、『青きドナウの乱痴気』(平凡社)、『書物の樂園』(桃源社)、『本 (あたらしい教科書 2)』(プチグラパブリッシング)、『メディア都市パリ』(藤原書店)、『ミステリーファンのための古書店ガイド』(光文社)、『神田神保町古書街ガイド』(毎日新聞社)、『書店員が本当に売りたかった本』(飛鳥新社)、『古本の雑誌(別冊 本の雑誌16)』(本の雑誌社)。買いすぎですね。いい本たくさんありましたし、ついつい買ってしまいました...


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