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2020年2月 鹿児島本屋巡り 4

2日目

2日目はかなりゆっくり始動。午前中は市電の撮影に充て、昼~午後に本屋を2軒回ろうという算段でした。

4軒目

4軒目、今回写真付きで紹介する最後の本屋はあづさ書店西駅店。

あづさ書店西駅店 外観

多分外観は今回鹿児島で巡った古本屋の中で一番古本屋らしいかと思います。本の数は今回行った中で一番多いように感じました。まずは軽めに棚を見る。『熱源』の著者川越宗一さんのサインを発見。まだ『熱源』を読んでないので、早めに読んでおきたい(積読がどんどん増えていきますね)。郷土本、かなり充実していました。山形屋の社史、お財布に余裕があったら買ってましたね...その土地の本屋の話があるかどうか探すために、古本屋の郷土本棚はくまなく探す癖がついてしまいました...ただ、旅先の古本屋を見る楽しみの一つは、郷土本や旅先のエリアで主に流通する(地方・小出版流通センターを使えばこちらでも確保はできるかも)本を探すことですね。向こうでしかない本とか探すのはかなり楽しいものです。本屋関係の本は、持っている本だったのでパスし、2冊だけ手にとって会計、とその前に店主と話(これもそこそこ長話に...)。『熱源』関係の話を聞いてみたら、去年南日本新聞社に書評を書いたとのこと。永田町に籠もって探してみますかな(地方の新聞ってあるのかな、縮刷版だと相当後になると思うけど)。かなり話が盛り上がってましたが、「最後には紙が残る」という共通見解が得られました。あと色々と本屋を回って思うのは確実な情報って足で稼がないといけないということでした。鹿児島だと、糸書房という古本屋がありますが、ここは月数日のみの営業だとか、実際に同業の人に聞くと色々わかるものがあります。

3日目

3日目は完全に本屋巡りはなし。仙巌園(尚古集成館)と異人館に観光へ。

仙巌園 御殿

この後、丸善天文館に行き、古書市を軽く。地下に行くと飛行機の時間に遅れそうだったので、入り口だけ。古書リゼットとブックスパーチの店主に挨拶して、鹿児島空港へ。軽くスポッティングした後、羽田へ戻りました。

丸善 冬の古書市

おわりに

2日目はあづさ書店ともう1軒、ちえの木の実を回り、ほぼ鹿児島市内で営業している本屋は回りきった感じでした。今回回れなかったのは廣文館、つばめ文庫、糸書房の3軒。ここを回ると鹿児島市内(市内中心部)の本屋はコンプリートとなりそうですので、猫待屋の再訪も兼ねてまた行きたいものです。

あと、あづさ書店の店主から奄美大島の本屋もいいとおすすめされましたので、行けなかった本屋を含め、3・4日の行程で奄美・鹿児島遠征を組んでいきたいものです。奄美なら往復船で寝ていけばなんとかなるでしょうし...

今回買った本

今回買った本は『オリエント・エクスプレス物語』(中央公論新社)と『古書礼賛』(青弓社)の2冊。もしかすると『古書礼賛』はダブリを買ってしまったかも。 その2で紹介した本がこちらでした。

また、鹿児島へ行くに際し、『へぼ侍』(文藝春秋)を読んでおきました。史跡めぐりをするには読んでおいて損はないと思います。

ちょっとしたお知らせ

さて、バンコク経由英国本屋巡りをGWに予定しておりましたが、昨今の事情を鑑み、再来年に延期することにしました。再来年こそ、ヘイ・オン・ワイや英国の様々な地域の本屋を巡って行きたいものです。

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