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本屋でフェアをやってみた 1

はじめに

今回から数回にわたって、2022年1月にあった「本屋で本屋を旅する」フェア@紀伊國屋書店 ららぽーと横浜店 について書いていきます。
なお、この一連の記事について、note等の媒体へ書くことを紀伊國屋書店 ららぽーと横浜店の店長より承諾いただいています。また、各回の原稿についてもチェックいただき、OKをいただいております。
この場を借りて改めて御礼申し上げます。
また、このフェアに際し、本の仕入れや企画用の看板作成、実際の棚への陳列など様々なことを非常に多くの方々にやっていただきました。ありがとうございます。自分はあくまでも「フェア案と選書を出すだけ」という感じです。
Twtterでの告知についても、様々な方や版元各社、紀伊國屋書店のアカウントなど、幅広く拡散していただけたように思えます。
1回目の本稿では、フェアや企画についてのざっくりとした説明ややってみようと思った理由について書いていきます。

フェア・企画について

本題に入る前に、このフェアや大元の企画について簡単に説明します。
紀伊國屋書店 ららぽーと横浜店(以降「ららぽーと横浜店」と記載)による出版業界の方々向けのフェア募集企画の一環として行ったものです。
このフェア募集企画ですが、仕入れについてはららぽーと横浜店にやっていただく形となっており、報酬は発生していません。この募集企画として、自分は「本屋に関する本(以降「本屋本」と記載)」でフェアをやる企画案を送り、何度かの調整の結果、実現となった次第です。
企画については以下のツイート群を参照してください。


企画に応募した理由

この企画に応募した理由は以下の2点です。

  1. 本屋本に関してそろそろアウトプットを出してみたい

  2. 新刊書店で本屋本オンリーのコーナーがあまりないから

1に関しては自分が蒐集してきた本屋本や本屋本の情報がだいぶ貯まってきたため、一度どこかで形にしてみたいと思っていました。
2については、新刊書店の本屋本が置いてある棚は、だいたいが「出版」ジャンルに分類されています。出版ジャンルはだいたい本屋、取次、版元、印刷、その他出版メディアで構成されており、明確に「本屋」というジャンルで置いているところは少ないと思っていました(あくまでも自分が回った本屋の中で、です。本屋本をかなり置いている新刊書店ありましたら教えていただけると非常に嬉しいです。行く本屋のリストに載せます。)。

本屋本のフェアにした理由

本屋本を出版ジャンルの棚を構成する要素の一つではなく「本屋本」というジャンルの棚を作ってみたいとここ2・3年くらい考えていました。また、自分が最も得意とする分野がこの本屋本であるということも理由です。
期間限定ですが、1つのジャンルの本を本屋に集められるのです。これほどいいものはない、と思っています。


今回はここまで。次回以降、実際のやり取りを踏まえながら、この企画ができるまでとできてからを少しずつ書いていきます。

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