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僕は Day Dream Believer そんで、彼女がクィーン ~漫画「断筆」黎明編 あとがき~

 あとがきを漫画より先に公開するのってどうなのよ…。まあ、そういうのもいいよね…。



 漫画「断筆」黎明編の最終話を書き終えた。

 この漫画は、一人の子供、つまりかつての僕が、成長してやがて漫画家を志し、そしてその道を諦めるまでを描く物語。
 僕の自伝的(脚色アリ)ギャグ漫画であり、漫画を書く、物語を書く、つまりは創作とは何か、というのを僕なりに自分に問い直して描いてゆく物語でもあり、黎明編では小学校卒業までを描いた。

 漫画にしてみて改めて自分の子供時代を振り返ってみると、忘れていたような出来事が掘り返され、あ、確かにこれが自分が漫画を書き出すようになった第一歩だ、という瞬間を描けたことには、この漫画を書いてよかったと思えた。

02_黎明編(下)

 僕の「川村マユ見」というペンネームは、初恋の女のコからとったものだ。
 もう今は、彼女は、僕の世界のどこにもいない。
(この記事のタイトルの伏線回収…)

 少年時代、あんなに好きだった女のコが、自分の人生のある時点から先に、全く登場しなくなるだなんて、子供の頃の僕が知ったらどんな気持ちになるんだろうか。タイムスリップして過去に行って、当時の自分に耳打ちして絶望する様を眺めたいような欲望、そんなものがこの漫画を書く意欲の一端を担っていなかったといえば嘘になる。



 僕の漫画執筆の主な動機、原動力は少年時代のルサンチマンなのだが、それを表明するのは今の時代、カッコ悪いんだろうかどうなんだろうか。

「結果を出すためには努力するしかない。やる人はすでにアクションを起こしている」みたいな言説が、ビジネス業界じゃなく、作家を志す人の口からも(ネットを介して)聞こえてくるような気がする現代、こんな未来が来るだなんてかつての僕には思いもよらなかった。作家ってもっと不真面目な奴が不真面目な振りして目指すもんだとずーっと思っていたんだ。
(実は今もそう思っている…)



 不真面目な奴らが仲間にも隠れて、牙を研いでいる。そういう様を今後の展開で描いていきたい。

 黎明編は終わりを迎えたが、漫画「断筆」はまだまだ続きます。
 次作のタイトルは「モラトリアム編」です。
 どうぞよろしくお願いいたします。
 読んで丁髷。(漢字で書くとまた何とも言えない趣があるね…)




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川村マユ見

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スキスキスーッ!!
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北海道民。カレーを愛する漫画書き。ホームページで漫画公開してます。読んでね! → http://mayutuba.g.dgdg.jp