見出し画像

おススメの酒はその人の人生の切り売り -みのはらさん「日本酒ちゃんと創作ちゃんの本。」を読んで-

 2月2日札幌「エリシアン38」にて、サークルスペースに日本酒の四合瓶をディスプレイしている剛の者がいるなとは遠巻きには思っていたのだが(お話を聞いたら差し入れとしての頂き物だそうです)、近くに寄って見ると誰あろう、以前こちらの記事で紹介した本の著者、みのはらさんその人で、自らの創作キャラが酒飲みである、その作者が酒飲みじゃないはずがなく、みのはらさん自身の飲み歩きの経験から綴られたであろうこちらの本。溢れる日本酒愛に満ちた、酒飲みの、酒飲みによる、酒飲みのための漫画。読んだら日本酒を飲みたくなること必至の悪魔的な一冊。すぐさま買い求めましたよ、北の大地、四十路のアナーキーワンカップ飲みのわたくしとしましては。



 拝読する内に思い至ったのが、人におススメ出来るお酒があるということは、勿論それだけ飲んでいるということで、文字に書いてみると簡単なことのようですがさにあらず、自らの中でおいしい、おいしくないという判断基準が出来上がり、それを元に人に勧められる客観性というのは、実は生半可な飲み方では獲得できない、酒飲みとしての高みであって、そこに至るまでにかけられた時間、お金、その他諸々を思うと、おススメの酒というのはその人の人生の一部であるといっても過言ではない!みのはら!底の知れぬ酒飲み漫画家!恐ろしい子ッ…!!と、わたくしは白目で戦慄したのでした(※褒め言葉)



 …などと茶化しましたが、まあホントに冗談じゃなく、みのはらさんが紹介されるお酒は、ちゃんと理由があって紹介されていて、モチロン個人の嗜好として合う合わないはあるとは思いますが、日本酒好きなら一度口にしてみたい!と思わせるようなおススメの仕方で、何つーかこの一冊をツマミに一杯飲めるよ!



 わたくし寡聞にして知りませんでした「日本酒ゴーアラウンド」という、毎年10月に日本全国の各都市で同時開催されるはしご酒飲み歩きイベントについてのレポ漫画がとっても興味深く、そこに描かれたはしご酒で訪れた各店のお通しが垂涎もの。
 特に中でも「柿とシャインマスカットの白和え」だなんて、作った人の酒飲みに対する理解がハンパねえッス!そしてそれをチョイスして漫画に書くみのはらさん!
 酒を供する側と飲み干す側の龍虎相打つ戦いが、誌面に展開される熱い一冊!
 友情!!努力!!飲酒!!



 ちなみにわたくし川村マユ見は大関、剣菱、田酒、酔鯨、天狗舞、といった濃い味のお酒、燗をつけたらおいしいお酒が大好きです。あと最近はウイスキーに目覚めました。皆さま、イベントでの差し入れお待ちしております。よろしくお願いします(←クズ人間)

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

サポート大歓迎! 頂いたサポートで同人誌を作ります! サポート大歓迎!(2回目)

サンキュウッ!!
11
北海道民。カレーを愛する漫画書き。ホームページで漫画公開してます。読んでね! → http://mayutuba.g.dgdg.jp
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。