大卒芋　(日記その57

・さつまいもスイーツの季節が来た。コンビニへ行って大学芋をレジに持っていったところ、店員が「袋どうしますか」ではない文言を発した。「お客様、失礼ですが学生証か卒業証書はお持ちですか。大学芋は高卒以下のお客様には販売できない決まりになっていまして・・・」と。僕はすかさず京都大学文学部の卒業証書を取り出し、店員は失禁した。

・旧統一協会のドキュメンタリーを観た。統一教会の教えの中に「アダムとイヴの失楽園から始まった我々人類は神を裏切った罪深い存在なんです」というのがあるらしい。全く無関係の赤の他人であるアダムとイヴのやったことを全人類の罪とするならナチスがしでかした大量虐殺も我々の罪ということになるので非常に気が重い。統一の神は人間を個ではなく群として認識しているのかもしれない。

・「アリスとテレスのまぼろし工場」という映画を観てきた。5ミリくらい積もった雪の上に大雨が降ってきて、雪がみぞれになって下の黒いアスファルトの色に変わっていくシーンがすごくよかった。

・F-Zeroの99人対戦のヤツが配信されたのでやってみた。ただゴールに向かって走っているだけなのにリザルト画面を見ると数人キルしたことになっている。ボケたジジイが轢き逃げした事を忘れて家に帰ったというニュースを思い出して、ジジイもこんな感じだったのかなあと思った。しかし、よく見ると自分がキル数だと思っていた数字はゴール順位で勝った人数だった。やはり、人を殺しておいて覚えていないのはどうかと思う。

・美術館でバンクシーの贋作を見た。解説欄を見るとどうやらバンクシーの正体は未だに公にはなっていないらしい。グラフティアートをやっている奴の面が割れていないとなるとバンクシーが用心深いというだけでは説明がつかない気がする。何か仕掛けがある。例えば、バンクシーという個人は存在せず、グラフティを描いてる連中は全員模倣犯とか。