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パスタにはいろんな種類が存在する

こんにちは

パスタにはたくさんの種類があることはご存知ですか?

パスタを扱う専門店では
ソースによってパスタの種類を変えることが多いですね

最近では小売店でもさまざまな種類の
パスタを見かけるようになりました

普段ご自宅でパスタ料理を作って
食べる方が多いと思いますが
使い分けるとさらに美味しくなるかもしれませんよ


パスタのルーツ

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パスタとは、
小麦粉と水で作られた自然食品のことで
歴史は古く、
1000年以上前の古代ローマ時代までさかのぼります

しかし当時のパスタは、
現在身近にあるものとは異なり、
小麦粉と水で練って焼いたものを
切って食べていたそうです
 
その後、
人々の生活や社会と共にパスタも進化していき、
保存用の乾燥パスタもできました

乾燥パスタについてはさまざまな諸説があるようですが

12世紀には、すでに乾燥パスタの大規模な製造が
現在のイタリア国内のシチリアで行われていたそうです


パスタがイタリア料理として
世界中に愛されるきっかけとなったのは、
1492年のコロンブスによる
アメリカ大陸の発見だそうです

その発見により
とうもろこし、じゃがいも、トマトが
ヨーロッパにもたらされ
イタリアへ上陸したことをきっかけに、
16世紀にパスタはトマトソースと絡めて食べる
という現代と同じような食べ方を
されるようになったそうです

17世紀後半に、ようやく現在味わっているような
美味しいパスタが
世界中へ広がっていったそうです


パスタが日本に伝わったのは
幕末から明治にかけての鎖国を終えた時期だそうで
当時書かれた外国の料理をまとめた本に
マカロニのことが記載されていたそうです

明治16年(1883年)頃に、
フランス人宣教師により
国内でのマカロニ製造が始まったそうですが
ホテルや高級レストランでしか
口にすることはできず
高級品として扱われていたそうです

その後、第二次世界大戦後の混乱期を乗り越え、
パスタ工場が作られるようになり
パスタがようやく一般家庭に行き届くように
なったそうです

乾麺は保存するにも便利ですし
さまざまなソースや味付けに対応でき、
料理の手間が省けるなど

多くのメリットが魅了され
多くの家庭でパスタが
受け入れられるようになったそうで

パスタはまたたく間に日本の食文化に
うまく溶け込んでいき、
今では身近な食材のひとつとして
数えられるようになっていたそうです

 

パスタの種類は多種多様

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パスタの製造が機械で行われるようになってから
さまざまな形のパスタが簡単に作られるようになり
本場イタリアのパスタ料理は
1,000種類以上あるそうで
用途に合わせてパスタの種類も
300種類以上あるそうです

日本でも多くの種類が出回るようになりましたが
スパゲティにサラダに、スープに、
いろいろ使い分けられるのがパスタ料理の楽しさです

一般的によく知られている
スパゲティのような長さが25cmほどの
長い棒状のパスタをロングパスタ、
短くいろいろな形を楽しめるパスタを
ショートパスタといいます

ここではたくさんあるパスタの中でもごく一部を
ご紹介します


ロングパスタ

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ロングパスタとは、
長さが25cm前後の長さにカットした
棒状のパスタです

ショートパスタに比べて、形状が単純で
ストレートな口当たりとなるため、
ゆで方や品質の違いによる
食感の変化を感じやすいパスタです


・スパゲッティ、スパゲッティーニ

語源のspagoは、イタリア語で細いひもを
意味するそうです

直径1.4〜1.9mm前後、長さ25cm前後の円柱状、
棒状のロングパスタで
パスタの中でも一般的に良く知られていて
スーパーでは当たり前のように売り場にあります

太いスパゲティほど濃厚なソースにもよく絡み、
細いスパゲティは軽いソースに合わせるのが
オススメです


また、スパゲッティよりも細めで
1.2mm~1.6mmの太さのパスタの
スパゲッティーニというものもあります

スパゲッティと混合している場合も多いそうです
 
麺が細いスパゲッティーニは、
汁気の多いソースや
あっさりとしたオイルテイストのソースが
よく合うそうです

和風のソースや、オリーブオイルを使用した
シンプルなソースがオススメです


同じスパゲティでも太さによって
使い分けてみるのも面白いです



・カッペリーニ

直径0.8〜1.1mmほどの細いロングパスタです

カッペリーニとは
細い髪の毛を意味するcapelloが語源だそうです

汁気の多い軽いソースとよく合います

また、冷製パスタにもオススメです!
夏場の暑い時期に、冷たいトマトや生ハム、
フルーツなどを組み合わせた
パスタサラダ風にすると美味しいですよ◎

極細な麺で、スープの具としても楽しめます


・フェデリーニ

太さ約1.4mmほどの細めのパスタで
ソースがあまり絡まないので、
軽めのサラッとしたオイル系や冷製パスタを
作るときに選ぶといいでしょう

ジェノベーゼペーストがオススメです


・リングイネ

スパゲティを少し潰したような形で、
断面が楕円形にのロングパスタです

語源は舌という意味のlinguaだそうです

弾力があり、もちもちとした食感を
楽しむことができます
 
ジェノヴェーゼパスタなどの、
バジルを使ったパスタに使われることが多く

バジルソースやクリームソースに合わせると
よく絡みます

また、食感にアクセントが欲しいときにも
オススメです

私は魚介類とニンニクを効かせたトマトソース
を絡ませて食べるのが好きです◎


・ブカティーニ

直径が2mm〜3mmの
スパゲッティよりも太めのパスタで
真ん中に穴が空いています

こちらも長いマカロニのようなパスタで
カルボナーラやアマトリチャーナなどの
濃厚なソースに合います

また、というツィーティーという
英語ではロングマカロニと呼ばれる
直径5~8mm前後、長さ25cm前後の管状で
穴あきのロングパスタもあります

マカロニの長いタイプと言えばピンとくるでしょう

そのまま使うのではなく、
マカロニサイズに切り
グラタンに使用することが多いそうです

牛肉や野菜を煮込んだ重いトマト系ソースとの
相性も非常に良いそうです


・キタッラ

断面が正方形をしているのが特徴的なパスタで
chitarraはイタリア語でギターを意味しており、
19世紀の中頃から存在していると言われています

伝統的に、子羊の煮込みソースと一緒に食べるそうです



・フィットチーネ、タリアテッレ

麺の幅が5〜10mmほどの平麺ロングパスタです

イタリアでは、
ローマ時代から食べられていたそうで、
古くからあるパスタになのだそうです

麺が平たくソースがよく絡むので、
クリームソースのような濃厚なソースとの
相性が抜群です

卵を加えて作られており、
リボン状にまとめたものもよく見かけます

フィットチーネはイタリア中部から南部の呼び名で
北部ではタリアテッレと呼びます

フィットチーネよりさらに細く、
幅が2〜3mmほどのものは
タリオリーニといいます

フィットチーネよりも幅広で
幅が20mmほどあるパッパルデッレという
ロングパスタもあります

幅が広いのでクリームソースやチーズソースなど
濃厚なソースによく合います




ショートパスタ

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マカロニやペンネなどの短いパスタを
ショートパスタと呼びます


・マッケローニ

直径2〜5mm、円周部の肉厚1mmの
穴があいている円筒状のショートパスタです

日本ではよく見かけるショートパスタの1つで、
マカロニと呼ばれています
サラダやグラタンにもよく使われます

穴があいているのでソースも絡みやすいです


・ペンネ

ペンネとはペン先という意味で
円筒状の両端が斜めに切られて
ペン先のようになっているショートパスタです

筋が入っているものはリガーテと呼ばれるそうです

ローマではアラビアータ、
ミラノではゴルゴンゾーラの
ソースと合わせることが多いそうで
穴があいているのでソースが中に入り
味が馴染みやすくて美味しいです

バジルペースとの相性も抜群です


・ファルファッレ

ファルファッレとは蝶という意味で、
名前の通り蝶の形をしたショートパスタです

中心部に厚みがあるため、
中心部で周辺部で食感の違いを楽しむことができ

濃厚なクリームソースやサラダに使うのも
オススメです

また、ファルファッレに筋が入ったものは
ファルファッレ・リガーテといいます


・リガトーニ

直径8〜15mmくらいで
マカロニより太いショートパスタです

rigatoniのrigaは筋を意味するそうです

表面に筋が入っていて、ソースもよく絡みます

太いパスタなので濃厚なソースと相性が良く、
カルボナーラやアラビアータなどにも
よく合います



・フジッリ(スピラーレ、カール)

紡錘で螺旋状になっているショートパスタで、
地域によってはスピラーレともいわれるそうです

日本ではカールということもあり
マカロニと同様、よく知られている種類です

螺旋状になっているため表面積が大きく、
ミートソースやトマトソースなどの
濃厚なソースとよく合い、
ドレッシングも絡みやすく
サラダにもよく使われるそうです


・コンキリエ(シェル)

イタリア語で貝殻を意味する語で、
見た目も名前の通り貝殻の形をしており
シェルともいわれます

大きさは10mm~20mm程度で、
貝殻のようにすじが入っているのも特徴で
大きいものは中に詰め物をして
調理することもできるそうです

大きいものをコンキリオーニ、
小さいものをコンキリエッテというそうです

サラダにもおすすめです



・カヴァタッピ

穴の空いたショートパスタをねじったもので
cavatappiという単語は栓抜きという意味の如く
見た目はワインオープナーのような
ネジネジな形をしています

クリームソースやトマトソースにも合います



・オレッキエッテ

耳たぶのような形をしている生パスタで
オイル系のソースやクリームソース、
トマトソースと合わせても美味しいです


・ルマコーニ

語源はカタツムリを意味するlumacaで、
その名の通りカタツムリの殻ようなパスタです

茹でたパスタの中に肉やチーズを詰めて、
トマトソースなどと絡めて食べると美味しいです



その他のいろいろなパスタ

・ラザーニェ

日本ではラザニアで知られる板状のパスタで、
料理名と誤解されがちですが、
パスタの生地のことをラザーニェと呼ぶそうです

ホワイトソースやミートソースと重ねて
オーブンで焼く料理はかなりメジャーになりました


・ニョッキ

もっちりとした団子状のパスタで
ショートパスタの元祖であると言われるそうです

こぶを意味する単語が語源で、
見た目もごろっとしています
 
かつてはパンと卵で作られていたそうですが
ジャガイモと小麦粉で作るのが一般的だそうです

トマトとモッツァレラのソースとの相性が抜群で
濃厚なクリームソースやミートソースとよく合い
煮込み料理やスープにも使われます

じゃがいもを使ったニョッキが多いですが、
かぼちゃやほうれん草を練りこんものもあるそうです


・ラヴィオリ

大きさは30mm位で、小さな袋状になっている
生パスタで
中には肉や野菜、チーズなどが入っていることも
あります

スープに入れたり
バターとハーブを一緒に絡めたり、
ソースと一緒にオーブンで焼いても美味しいです


・カペレッティ

スープの浮身や煮込み料理によく使われているパスタで
cappellettiはイタリア語で帽子を意味しており、
見た目もツバのある帽子のようです

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中身は色々なお肉とチーズ、ハーブにスパイスなど
いろいろ入れるそうです

主にエミリア・ロマーニャ州で
冬に食べる所謂郷土料理で

地方にとってはクリスマスに欠かせない
料理だそうです


・リゾーニ

お米の形をしたパスタで
スープやサラダに利用するほかにも
シンプルにチーズなどと合わせても美味しいです


・クスクス

デュラム小麦の粗挽粉に水を含ませ、
調理後の大きさが約1mm大の
小さな粒になるように丸めて
そぼろ状にしたもので
細かい粟粒状の世界最小のパスタです

北アフリカ、もしくはその北側のシチリアで
発祥したと言われているそうです

加熱後乾燥させてあり、同量の熱湯を加え
短時間加熱するだけで簡単に戻ります

バターを混ぜ合わせてバターライス風にしたり
粉チーズやトマトソースともよく合います

羊肉や鶏肉、野菜などを煮込んで
香辛料を効かせた辛い煮汁をかけると
北アフリカの伝統的なクスクス料理になります



乾燥パスタと生パスタ

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乾燥パスタは、
普段スーパーなどで購入でき
長期保存が出来る硬いパスタのことで

それに対して生パスタは、
乾燥していないパスタを指します
 
最近では通販やスーパーで購入できますが、
まだまだ乾燥パスタの方が多くのシェアを占めています

また、食感に関しては
生パスタの方がもちもちとしています


ちなみに、乾燥パスタでも
簡単に生パスタの食感を得られます!

やり方はとても簡単です

調理する1時間くらい前から水につけ置き、
2、3分ほど塩水で茹でれば
乾麺とは思えないくらいの
もちもちな生パスタ風に変身しますので
ぜひ試してみてくださいね◎


まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます

たくさんのパスタの種類を
ご紹介させていただきましたが
まだまだたくさんの種類があるとも
言われていますので
全てをご紹介できないのが残念です

その他にも、イカ墨や野菜を練り込み
いろんな色がついたパスタもあります

いつものパスタ料理を、
他の種類のパスタを使うだけで
見た目の印象も食感も変わり
もっと楽しく味わえると思います

専門店では、パスタの名前が
メニューに入っていることも多く
パスタの種類を知っておく
とメニュー名を見ただけで
お料理の想像がつきやすくなります

ぜひパスタの種類にご興味を持っていただき
もっともっとパスタ料理を楽しんでいただけたらと
思います◎

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